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「GX560 MammoDuo」は、5メガピクセルモニター「GX560」2面を
専用スタンドで一体化したモデルです。
スムーズな視線移動
画面の額縁を5メガピクセルモニターとしては世界最小レベルの7.5 mmまで狭額化。2面構成時も画面間の距離がわずか15 mmとなります。額縁と表示面の高低差も2.5 mmに抑え、表示画像を比較する際の視線移動が滑らかになります。
作業スペースを広げるスリム化
「GX560 MammoDuo」の外形寸法は、同解像度の従来機種2面構成と比べて、横67 mm、縦36 mm、奥行き20.5 mmのスリム化を実現しました。空間占有率が約22 %削減され、目から画面までの距離(視距離)が広がり、デスク上の作業スペースに開放感が生まれます。 |
2台が連動して動かせる専用スタンド
新開発の専用スタンドにより、モニター部の高さや上下左右の向きを変える際、2面が連動して動き、隙間なく設置可能です。
- 1面構成の「RadiForce GX560」もあります。
画像観察ワークフローを円滑にする
医用画像撮影装置(モダリティ)のデジタル化や性能向上により、医用画像観察者1人当たりの画像観察件数は増加傾向にあります。増加する医用画像観察者の負担を軽減するため、画像観察環境を快適にし、画像観察ワークフローを円滑にするEIZO独自のWork-and-Flow機能を開発。RadiForceモニターと同梱ソフトウェアRadiCS LEとの組合わせで、Work-and-Flow機能を利用できます。
途切れない操作
Switch-and-Go機能により、USB切替えがモニター内で行われ、2台のPCを1組のキーボードとマウスで操作できます。操作したいPCの画面にカーソルを移動するだけで、瞬時に操作先を切替えられます。
さらに、入力信号の切替えもUSB切替えに連動でき、2台のPCを1組のモニターとキーボード、マウスで操作可能。PCの行き来に生じるモニターとキーボード、マウスの使い分けが不要になり、画像観察効率の向上と、さらなる省スペース化が図れます。
動画でもう少し詳しく |
すばやく集中
Point-and-Focus機能により、マウスとホットキーの操作だけで、表示している医用画像内の気になる部分をすばやく選択し、輝度や階調を見やすいように変更できます。関心領域のみに焦点を絞ることで、画像観察に集中しやすくなります。
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撮影情報に合致
デジタルマンモグラフィの情報量は500万画素、あるいはそれ以上です。モニターは表示可能解像度以上のデータを表示する時、間引き表示を行い、細部においてモザイク化が観察されやすくなります。5メガピクセルモニターなら、間引き率もモザイク化も少なく、きめ細かく元画像を再現。微粒かつ微妙な陰影を持つ石灰化の抽出にも適しています。
・「ソフトコピー臨床画像評価受検(NPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構)」にはデジタルマンモグラフィ表示に5メガピクセルモニターを2面、またはモニター1面の場合はモニター2面と同等の解像度で使用と定められています。
乳がん検査画像の表示に対応
低温ポリシリコン(LTPS:Low Temperature Poly Silicon)液晶パネルを採用し、2500 cd/m2の高輝度化を実現。これにより、キャリブレーション推奨輝度 最大1000 cd/m2の維持を、ご購入日から5年間保証します。
さらにコントラスト比も1700:1を兼ね備え、白浮きを抑えた引き締まった黒色を表示。明瞭な視認性が求められるブレストトモシンセシスやマンモグラフィの表示に適しています。
高精細で滑らかな表示
12 msの高速応答速度により、ブレストトモシンセシスやMRI、CTなどの断層画像をスムーズに連続表示します。また、0.165 mmの画素ピッチと、10 bit(1,024階調)の多階調同時表示により、高密度かつ高精細で微妙な濃度差の識別を実現します。
- 10 bitに対応したグラフィックスボードとアプリケーションが必要です。
優れた鮮鋭度と長期安定性の両立
医用モニターの運用輝度を長期間安定して維持する方法として、画面の高輝度化があります。しかし、高輝度を達成するために液晶パネル上の画素の開口率を上げると、画像がぼやける弊害が生まれます。EIZOの独自技術を活かしたSharpness Recovery機能は、画像をぼやけさせることなく、先行機種と同等の鮮鋭度を保ちながら高輝度化を実現し、長期にわたり安定した性能を発揮します。
画像の鮮鋭度を数値であらわすMTF測定で、Sharpness Recovery機能のオン/オフ時を比較した結果、オンにした時のほうが、例えば2ピクセルごとのラインペア表示(空間周波数1.515 cycles/mm)においては、鮮鋭度を約45.5%回復します。
選べる製品バリエーション
アンチグレア(AG)モデルは、モニターの表面を凹凸に加工して外光を分散します。映り込みを大幅に少なくするため、照明や外光が画面に映り込んでしまう部屋での利用に適します。アンチリフレクション(AR)コーティングモデルは、入射光と反射光の干渉(差し引き)を利用して反射を低減します。凹凸による拡散反射がなく、バックライトの光もそのまま通します。そのため映り込みを抑えながらも黒が白っぽく見えることを防ぎ、診察室※でもAGモデルに比べ、コントラスト比28%向上の鮮明な画像を表示します。使用環境に応じて製品モデルを選択できます。
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日本工業規格(JIS)の「照明基準総則(JIS Z 9110:2010)」では、保健医療施設の推奨照度について、診察室は500ルクス(lx)と記載されています。
- 詳細は技術情報文書「AR(アンチリフレクション)処理の優位性 [PDF]」をご覧ください。
シンプルな配線
入力端子だけでなく、DisplayPort出力端子を搭載します。デイジーチェーン(数珠つなぎ)接続により複数モニター使用時の配線がシンプルになります。
- デイジーチェーンに対応したグラフィックスボードが必要です。
医用画像を忠実に再現
工場で1台ずつ表示の測定を行い、すべてのモニターの階調をDICOM Part 14に準拠するよう調整の上で出荷しています。さらに、システム起動後、素早く輝度を安定させる機能と、周囲の温度や経時による輝度変化を自動補正する機能を搭載。安定した輝度と階調で医用画像を忠実に再現できます。 |
表示品質の管理が容易
モニター品質管理ソフトウェア簡易版RadiCS LE(同梱)とベゼル部に内蔵のキャリブレーションセンサー(IFS: Integrated Front Sensor)を使用することで、センサーの取付け取外しの時間と手間をかけず、DICOM Part 14準拠のキャリブレーションを実現します。
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各種モダリティ画像を違和感なく見る
毎回キャリブレーションすることなく、マンモグラフィやMRI、超音波など表示画像の種類ごとに最適な表示モードに切替えができるCAL Switch機能を搭載。付属のソフトウェアRadiCS LEを使ってアプリケーションごとに表示モードの自動切替えを行うこともできます。
自動で電源オフ
人感センサー搭載機種は、ユーザーの離着席を検知して、自動的にモニター電源のオン/オフ操作を行います。モニター非使用時に無駄に消費されていた電力を徹底削減します。 |
マンモグラフィ規格に対応
モニター品質管理ソフトウェア&測定センサーRadiCS UX2(オプション)を使用することで、DICOM Part 14に準拠した高性能なキャリブレーションから、「デジタルマンモグラフィ品質管理マニュアル(NPO法人日本乳がん検診精度管理中央機構)」などのマンモグラフィ用の規格に対応した高度な品質管理を実現します。
安全・安心
医療の現場で安心してご使用いただけるよう、各種医療規格や安全/EMC規格を取得し、安全性と信頼性を実現しています。 |
5年間保証
ご購入から5年間センドバック方式による修理サービスを無償でご提供いたします。保守内容をさらに充実させ、モニター導入後の保守、修理費などのランニングコストの削減に貢献します。
詳しくはこちら
SDGsへの貢献
EIZOグループは、映像を通じて豊かな未来社会を実現するため、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に取組んでいます。 |
■健やかな生活を支える |
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■環境にやさしい |
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製品バリエーション |
GX560-MD: アンチグレアパネル, 2画面, MammoDuo仕様(デュアルスタンド)
GX560-AR-MD: ARコーティング, 2画面, MammoDuo仕様(デュアルスタンド) GX560: アンチグレアパネル, 1画面仕様 GX560-AR: ARコーティング, 1画面仕様 |
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パネル | |
種類 | モノクローム (IPS) |
バックライト | LED |
サイズ | 21.3型 (54.1 cm) |
推奨解像度 | 2048 x 2560 (アスペクト比4:5) |
表示領域 (横 x 縦) | 337.9 x 422.4 mm |
画素ピッチ (横 x 縦) | 0.165 x 0.165 mm |
表示階調 |
10-bit (DisplayPort): 1024階調 (16369階調中 / 14-bit)
8-bit: 256階調 (16369階調中 / 14-bit) |
視野角 (水平 / 垂直, 標準値) | 178° / 178° |
輝度 (標準値) | 2500 cd/m2 |
キャリブレーション推奨輝度 | 1000 cd/m2 , 600 cd/m2 |
コントラスト比 (標準値) | 1700:1 |
応答速度 (標準値) | 12 ms (黒→白→黒) |
映像信号 | |
入力端子 | DisplayPort x 2, デュアルリンクDVI-D |
出力端子 | DisplayPort (デイジーチェーン) |
デジタル走査周波数 (水平 / 垂直) | 31 - 135 kHz / 23 - 61 Hz |
USB | |
コンピュータ接続 (アップストリーム) | USB 2.0: Type-B x 2 |
USBハブ (ダウンストリーム) | USB 2.0: Type-A x 2 |
電源 | |
電源入力 | AC 100 - 240 V, 50 / 60 Hz |
標準消費電力 | 28 W |
最大消費電力 | 79 W |
節電時消費電力 | 1 W以下 |
内蔵センサー | バックライトセンサー, Integrated Front Sensor, 人感センサー, 照度センサー |
主な機能 | |
調光機能 (輝度ドリフト補正, 輝度自動制御) | 有 |
デジタルユニフォミティ補正 | 有 |
Work-and-Flow | Switch-and-Go, Point-and-Focus |
表示モード | CAL Switch機能 (DICOM, CAL1, CAL2, Text) |
機構 | |
質量 |
GX560-MD, GX560-AR-MD:
約17.1 kg GX560, GX560-AR: 約8 kg |
質量 (モニター部) | 約5.2 kg |
取付穴ピッチ (VESA規格) | 100 x 100 mm |
適合規格 (記載のない規格、最新の適合状況についてはお問合せください。) |
CE / UKCA (Medical Device), ANSI/AAMI ES60601-1, CAN/CSA-C22.2 No. 60601-1, IEC/EN60601-1, VCCI-B, FCC-B, CAN ICES-3 (B), RCM, RoHS, WEEE, J-Mossグリーンマーク, PCリサイクル (事業系)
・上記はGX560, GX560-ARの適合規格です。 |
FDA | 510(k) Clearance for Breast Tomosynthesis, Mammography, and General Radiography |
技術基準・品質管理ガイドライン | JESRA X-0093 (管理グレード1A) |
専用ソフトウェア | |
モニター品質管理ソフトウェア RadiCS | 対応 |
主な付属品 | |
映像信号ケーブル |
GX560-MD, GX560-AR-MD:
DisplayPort (3 m) x 4, DisplayPort (1 m) GX560, GX560-AR: DisplayPort (3 m) x 2 |
その他 |
GX560-MD, GX560-AR-MD:
2芯アダプタ付電源コード (3 m) x 2, USB Type-A - USB Type-Bケーブル (3 m) x 4, ユーティリティディスク (RadiCS LE, 設定マニュアル), ScreenCleaner, 出荷試験報告書 x 2, 保証書付き取扱説明書 GX560, GX560-AR: 2芯アダプタ付電源コード (3 m), USB Type-A - USB Type-Bケーブル (3 m) x 2, ユーティリティディスク (RadiCS LE, 設定マニュアル), ScreenCleaner, 出荷試験報告書, 保証書付き取扱説明書 |
保証期間 | 5年間 |
寸法図 |
製品カタログ
互換性情報
技術情報
2010/03/09 |
液晶モニターを長時間、連続使用する際の注意点について [PDF] 液晶モニターの性質上、長時間連続使用した場合に起こりうる問題点(輝度・色度の変化等)を挙げ、それらの軽減方法について説明します。 |