航空管制向けの統合映像システムは、管制官が確認するモニターに航空管制映像データを配信するために、複数のハードウェア・ソフトウェア機器で構成されています。そのため、複数のベンダーの製品を使用したソリューションが提供されることが多く、互換性などの問題が発生し、プログラムの遅延リスクとなることもあります。
EIZOの統合映像システム
EIZOの航空管制向け統合映像システムは、モニター、ビデオエンコード機器、専用グラフィックスボード、アップグレード可能なデータ管理ソリューションから構成されており、相互互換性を考慮した設計・検証が行われているため、安心して導入できます。
表示DISPLAY
航空管制専用モニター
Raptorは、航空管制官が各航空機に正しい指示を与えるための専用モニターです。管制室用のメインモニターと、管制塔用の高輝度モニターをラインナップしており、レーダー表示に適した2K×2Kモデルや、フライトストリップ・空港マップ・天候情報・滑走路監視映像など、管制業務に必要なさまざまな情報の一覧表示に適した2K×4Kモデルを用意しています。
Raptorは、確実な管制業務や効率化につながる専用機能を搭載しています。
配信CAPTURE
エンコード・ストリーミング
Re/Vueは、映像を管制官の確認用モニターに表示しながら、共有や記録のために圧縮・変換し、ネットワーク内の他のPCやストレージなどに配信できるエンコーダです。業界最高水準の4万:1の高比率かつ無劣化でデータを圧縮するため、映像を高い品質に保ちながら、ストレージの保存容量の削減に寄与します。
管理MANAGE
録画・再生
SafeGuardは、航空管制データをセキュアかつ効率的に保存、再生、一元管理できる統合管理システムです。事故後の調査、捜索救助活動、トレーニング、パフォーマンス分析、検証のためのデータの管理などの業務をサポートします。使用環境ごとに最適な機能・設定にカスタマイズし、提供できます。
複数のPCをシームレスに操作
4系統の同時表示×自由な画面レイアウト
Raptorは、EIZO独自のプラットフォームを搭載し、最大4系統の映像信号の同時表示を可能にします。各ウィンドウは画面上のどこにでも自由に配置することができます。
4系統の同時表示が可能
自由な画面レイアウトを設定可能
実寸表示
拡大表示
(アスペクト比固定)
画面に合わせて
拡大表示
SwitchLink機能
Raptorは、EIZO独自のKVMスイッチ機能「SwitchLink」を搭載したモデルを用意。外付けのKVMスイッチを必要とせず、複数のPC画面間を1台のマウス・キーボードでスムーズに操作、タッチパネルも即座に切替え可能です。Raptorには最大6台のPCを接続し、SwitchLink機能でシームレスに操作できます。
SwitchLink
マウス
どの画面にマウスを移動させても、瞬時に自動で入力が切替わります。
SwitchLink
キーボード
キーボードのホットキーを割り当てて、アクティブなPC画面を切替えることができます。
SwitchLink
タッチ操作
タッチパネル搭載のモニターでは、指やペンでのタッチ操作も複数PC画面間を瞬時に移動できます。