環境コンプライアンス

法令施行当初は「鉛、カドミウム、水銀、六価クロム、および特定臭素系難燃剤 (ポリ臭化ビフェニール (PBB)、ポリ臭化ジフェニール・エーテル (PBDE) ) 」の6物質が対象であり、当社は2006年5月に全対象製品への対応を完了しました。
また、2019年7月からは特定有害物質として、従来からの6物質に加えて、フタル酸エステル（フタル酸ジ-2-エチルヘキシル(DEHP)、フタル酸ブチルベンジル(BBP)、フタル酸ジ-n-ブチル(DBP)、フタル酸ジイソブチル(DIBP)）が追加され、計10物質が対象となりました。当社は、2019年7月以降は全対象製品への10物質の対応も完了しています。
なお、当社ではRoHS指令に留まらず、他の地域の同様の法規制にも対応しています。

• 「RoHS」…「特定有害物質使用制限指令」 (Directive on Restriction of the use of certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment) の略

経済産業省は資源有効利用促進法の見直しを行ない、2006年7月よりJ-Moss (JIS C 0950) に基づく表示を行なうことを法制化しました。
J-Mossとは、電機・電子機器の特定の化学物質の含有表示に関する方法を規定した日本工業規格 (JIS) で、特定の化学物質とは、鉛 (Pb) 、水銀 (Hg) 、カドミウム (Cd) 、六価クロム (Cr (VI)) 、PBB、PBDEの6物質です。
J-Mossでは、パソコン (モニターを含む) やテレビなど指定7商品について、特定化学物質が非含有 (基準値以下) 製品はグリーンマーク、含有 (基準値を超える) 製品は含有マーク表示を行なうよう規定されています。
J-Mossの概要はJEITAのWebサイトをご覧ください。

• JEITAのWebサイトはこちら

J-Mossグリーンマーク

J-Mossグリーンマークは、特定化学物質の含有率が基準値以下であることを示すマークです。2006年7月以降に発表された当社モニター製品（FlexScan、ColorEdge、FORIS、RadiForce、DuraVision（一部の組込み/特定用途モデルを除く））はすべてJ-Mossグリーンマークに適合しています。

特定化学物質含有情報

大枠分類	化学物質記号
	Pb	Hg	Cd	Cr(VI)	PBB	PBDE
実装基板	除外項目	○	○	○	○	○
キャビネット	○	○	○	○	○	○
ディスプレイパネル	除外項目	除外項目※1	○	○	○	○
その他	除外項目	○	○	○	○	○

• 「○」は、算出対象物質の含有率が含有基準値以下であることを示している。
• 「除外項目」は、算出対象物質が含有マークの除外項目に該当していることを示している。

JIS C 0950:2021

1. ※1  LEDバックライト搭載製品については、液晶パネルにおけるHgの含有はなく、「○」になります。

J-Moss含有マーク

J-Moss含有マークは、特定化学物質の含有率が基準値を超えることを示すマークです。含有マークの下または横に記載されている化学物質記号は、基準値を超えている特定化学物質の元素記号を示しています。当社のJ-Moss含有製品（すべて生産終了済み）は下記の通りです。

シリーズ	型名
FlexScan	L760T-C
RadiForce	G33、G22、 G21-S、 G20-S、G11-S
FORIS	SC26XD1、SC23XA1、 SC19XA1、 VT32XD1、VT23XD1
FlexView	150AR、150ART、TX1150ART、150AH、150AHT、TX1150AHT、121A、121AT、 TX1121AT、121AS、121AST、TX1121AST、121AH-D、81A、81AL、81AS、81ASL
その他	FA-1570

特定化学物質含有情報

大枠分類	化学物質記号
	Pb	Hg	Cd	Cr(VI)	PBB	PBDE
実装基板	0.1wt%超	○	○	○	○	○
キャビネット	○	○	○	○	○	○
ディスプレイパネル	0.1wt%超	除外項目	○	○	○	○
その他	0.1wt%超	○	○	0.1wt%超	○	○

• 「0.1wt%超、0.01wt%超」は、算出対象物質の含有率が含有率基準値を超えていることを示している。
• 「○」は、算出対象物質の含有率が含有基準値以下であることを示している。
• 「除外項目」は、算出対象物質が含有マークの除外項目に該当していることを示している。

JIS C 0950:2021