地球

人材育成

人材育成方針

「モノづくりの高度化・複雑化が進む中で、次のビジネスモデルを『創る』『支える』ことができる多様な人材の獲得と育成」を最優先課題として捉えており、EIZOマインドとともに、VUCAの時代に対応する柔軟な思考力・実践力を持った人材を確保・育成することを目指します。
EIZOマインドとは、「自由闊達で創造的に活躍できる企業文化」のもと、高い倫理観とグローバルマインドを持ちつつ、映像関連機器のトップランナーとして「世界で一番いいものをつくり、世界中のお客様にお届けする」という自信・プライドを表しています。脈々と受け継がれるこの「EIZOマインド」のさらなる醸成と共有を推し進め、今後、当社ビジネスをさらに大きく発展させることのできる人材の育成を進めます。

充実した教育制度

EIZOグループの次世代を担う人材を育成するため、国内グループにおいては、すべての社員に対して、社内の教育・訓練ニーズも把握しながら、階層別・職能別研修やグローバル人材の育成、自己啓発の援助など、多様な研修・教育を計画しています。海外グループ会社各社においても、開発会社・販売会社それぞれの業務に求められるスキルに合わせた全体及び個人別の研修プランを設け、OJTや外部研修なども利用しながら、スキルアップを図っています。
2024年度は、社内研修を含む1人当たりの教育投資額目標を60,000円(前年度比126%)、教育時間目標を50時間(前年度比132%)と昨年度より引き上げ、ビジネスモデルをより強固にするための教育を活性化していきます。

教育体系図

担当職層の研修イメージ

ユーザー訪問研修

フィールドサポートを行うEIZOサポートネットワーク株式会社と連携し、ユーザーのもとに訪問して製品導入・設置作業やアフターサポートの実施といった顧客対応を行う研修です。顧客要望や現場の使用環境に触れることでハードウェアだけでなくサービスやソリューションを提供する視点を獲得することを目的として行っています。

研修時の設置作業の様子

自己啓発支援

EIZOグループでは積極的な自己啓発を推奨しており、業務上必要な資格はもちろんのこと、業務のスキルアップにつながる資格試験については受験費用を全額援助しています。また、特に業務への関連性の高い資格を取得した際には奨励金を別途支給することで、全社員が自律的にスキルアップする環境を整備しています。

外部教育機関と連携した教育・研修プログラムの開発・実施

EIZOグループでは、北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)が主催する技術経営(MOT)の教育プログラムに参画し、次世代の中核人材の育成に取り組んでいます。自社内では得難いアカデミックな知識・知見をインプットするとともに、他の参加企業とともに事業をブレイクスルーするための議論や提案を行っています。

人事評価制度

EIZOグループでは、社員個人の能力育成とキャリアアップおよび組織全体での成果の向上を図るため、目標管理制度を導入しています。社員は半年ごとの評価サイクルで期初に自身の目標を設定し、日々の業務を通じてその目標の達成を目指します。期末には自身の成果を振り返り、その目標達成度に応じて業績評価を受けます。この評価プロセスでは上司は部下に対して仕事に対するフィードバックやアドバイスを行い、社員のより一層の成長と高い成果の発揮を促しています。

グローバルマインドの醸成

グループ会社を世界各国に構える強みを活かし、以下の取組みによりEIZOマインドの根幹をなす「グローバルマインド」を醸成しています。

海外グループ会社出向 ー 海外拠点インターンシップ ー

国内外グループ内で相互に、数年間の技術者派遣や若手人材の短期派遣研修などの人的交流を図っています。これらの活動を通し、海外市場のニーズ把握や、設計・開発ノウハウの共有等を積極的に行っています。また、異文化に接し、相互理解を深めることでさらなる一体感を醸成することや、グローバルな視点でビジネスをマネジメントできる人材を増やすことを目的としています。

海外拠点でのインターンシップ

EIZO Unitedの開催

当社グループは毎年1回、海外グループ会社及び販売代理店から約100 名が参加する「EIZO United」をEIZO 株式会社本社にて開催しています。ここでは、社内技術展示会や大小の会議を通じて事業の方向性や自社技術・製品への理解を深め、想いを共有し、一体感を高めています。さらに、様々な部門の社員に自社技術・製品、生産活動に加えて所属部門の取組み等を説明する機会を設けることで、グローバルなEIZOグループの一員としての人材育成にも力を入れています。

2023年開催の様子