地球

高品質を生み出す開発力

EIZOグループは、「常に世界で一番良いものを創る」ことを目指しています。製品の企画から開発、製造、品質管理、アフターサービスを自社で完結させる体制を敷き、映像に関するあらゆる技術・ノウハウをグループ内に蓄積しています。

映像に関する圧倒的技術力を蓄積

B&P(Business & Plus)市場向けモニターの開発をベースとして、ヘルスケア、クリエイティブワーク、V&S(Vertical & Specific)などの特定市場における高度な要求事項に応えることで、多彩な映像処理技術を蓄積してきました。中でも特定市場向けに不可欠となる圧倒的な品質力と信頼性は、ハードウェアとソフトウェア双方の技術で実現しています。ハードウェアの高度な技術力でつくり出した圧倒的な高画質や性能に加え、多彩なソフトウェア技術によって利便性の向上や徹底的な管理を実現可能としています。このようにして生み出されたソリューションは、長期にわたり高精度の維持が求められるプロフェッショナルな分野において高く評価いただいています。

新しいテクノロジーで映像をもっと便利に、価値あるものに

映像をもっと便利に、価値あるものに、「見る」から「活用する」へ、この実現に必要となる技術開発に注力しています。具体的には、当社独自のアルゴリズムとAIテクノロジーの融合による飛躍的な性能の向上や、このアルゴリズムを最先端のGPUなどに実装し用途に応じて適切な処理を実現するコンピューティング技術の開発、映像情報の高い信頼性を要求される各種産業市場向けなどのミッションクリティカルな市場においても確実に伝達するための各種ビデオコーデックの開発、サステナビリティへの貢献につながる環境負荷低減技術の開発などが挙げられます。これらの技術によりモニター、カメラ、ビデオエンコーダなど各製品を進化させ、さらにはこれらをつなぎシステムとして効率的な活用を実現するネットワーク配信技術・アプリケーションソフトウェア・システムエンジニアリングを強化しています。このようにして「撮影、記録、配信、表示」という映像情報の入口から出口までのImaging Chainを形成し当社のシステム事業EVS(EIZO Visual Systems)を展開しています。
DXの加速により「映像」が担う役割はますます高まっています。その入口から出口までをシステムにて提供し、利便性を向上させ、価値を高めることで、自動化・業務効率化・精度向上などユーザーの運用を支えていきます。

EVS(EIZO Visual Systems)展開図

ユーザーの期待を超える製品を生むためのデバイスへのこだわり

革新的な製品の実現には、最先端のデバイス・映像処理技術が不可欠です。キーとなる表示デバイスについては、各デバイスメーカーとの強固なパートナーシップのもと、ともに表示性能にとことんこだわった開発を行っています。また、特殊用途や超信頼性の要求など必要に応じて、独自の技術開発・工法による専用品の内製化や表示デバイスに特殊な加工を施すなどの開発・生産にも対応します。
さらに、その表示デバイスの性能を120%引き出すための制御システム(ファームウェア)や画像処理用のプロセッサー(ASICやFPGA)を自社開発しています。

開発スピリットをグローバルに共有

EIZOグループは開発・製造拠点をグローバルに有しており、「世界で一番良いものを創る」ために、開発を担うグループ会社が技術を相互に紹介する社内展示会「EIZO Technology Showcase」を毎年本社にて開催しています。この場は、技術者同士の情報交換はもとより、営業・企画・製造スタッフなどとも将来の戦略・ビジョンを共有する大切な機会になっています。また、きめ細かくニーズや技術の共有を行うために、ターゲット市場別のグローバルミーティングも行っています。

社内風景