地球

働きやすい職場環境

EIZOグループは、すべての社員が自由闊達で創造的に活躍できる企業文化のもと、各人が持つ力を十分に発揮できるように、働きやすい職場環境の整備を推進しています。

従業員エンゲージメント

EIZOグループでは、社員のストレスチェックを毎年実施しており、その中でエンゲージメントスコアについても算出しています。エンゲージメントスコアは社員の仕事への活力・誇りを示すものであり、当社マテリアリティの一つである「自由闊達で創造的に活躍できる企業文化」をはかるためのKPIとして、ウェブサイトや社内イントラネットにも公開しています。ストレスチェックの結果は集計後、部門ごとに分析を行い、その後の改善活動に役立てています。

エンゲージメントスコア(指標(KPI)と目標)

キャリア支援制度

国内グループにおいては、各階層に対して適した人事制度を整備し、社員のキャリア形成を支援しています。また各種教育制度を通じて、EIZOマインドを共有・浸透させることで、社員のエンゲージメント向上にも繋げています。例えば、新入社員は向こう3年間のOJTプランを立てた上で、上司と定期面談を繰り返しながら、スキル・モチベーションの向上と同時に定着支援を行っています。中堅社員以上には、役割等級制度を導入することで、会社が期待する役割を個々人に明示することで、目標達成に向けてビジョンの共有を徹底します。また、各職域固有のスキル・専門性を活かした専門役職の登用も積極的に行っています。
2023年からは、副業・兼業を可能とすることで、社員の自己実現を支援し、社員一人ひとりが個性を発揮しながら、活き活きと働くことのできる環境づくりに力を入れています。
これら取組みにより、EIZOグループでは高い定着率を維持しており、中長期的な人材育成と事業活動への貢献が可能となっています。

社員の表彰制度

EIZOグループでは、海外含めた全社員・チームを対象とした、功労社員表彰制度を導入しており、功績の大きい社員の激励とモチベーションUP及びEIZOグループ全体の一体感醸成につなげています。

ライフイベントと仕事の両立の支援

EIZOグループでは、すべての社員が子育てや介護などのライフイベントと仕事との両立ができるよう、各国の法令も遵守しながら、出産や育児、介護のための休暇制度や短時間勤務など、多様な働き方を支援する制度を設けています。
国内グループ会社においては、法令に基づく制度はもちろん、たとえば最大2時間の育児短時間勤務制度を、子が小学校3年生の間までフレキシブルに取得できるようにするなど、法令を超える環境整備を行っています。配偶者出産休暇制度など、育児・介護を行う社員を支援する制度の充実も図っています。これら制度の社内認知を進め、制度を利用しやすい雰囲気づくりにも力を入れることで、国内グループ全体では女性の育休取得率100%を継続して維持しています。男性の育休取得も推進しています。

育児・介護にかかる制度の利用実績(国内グループ)

2021年度 2022年度 2023年度
育児・介護休業(名) 67 70 85
男性の育児・介護休業取得率(%) 21.7 63.9 78.9
育児・介護短時間勤務(名) 54 93 107

ワークライフバランスの向上

社員が充実感・達成感・幸福感を感じながら仕事に取組むためには、心身ともにリフレッシュすることも大切なことだと考えます。当社では余暇時間を活かし、心身のリフレッシュや自己啓発などに活かせるよう、多様なニーズに応える福利厚生サービスの提供や、クラブ活動やレクリエーションイベントの支援などを通じ、メリハリのある働き方を推進しています。

労働時間に関する推移(国内グループ会社)

2021年度 2022年度 2023年度
平均年間労働時間(時間) 1,912 1,908 1,851
有給休暇取得率(%) 81% 85% 87%

風通しの良い労使関係

国内グループ会社においては、労使協議の場として「V-work協議会」を設けており、協議員からの意見をもとに社員がより働きやすい職場となるよう、労働環境を整備しています。各国グループ会社においても、それぞれの国の法令や社会環境に応じて、社内に労使協議会や労働委員会を設置し、これを活用することで、良好な労使関係を構築しています。
また、定期的に開催される「EIZO Top Meeting」において、社員が新規事業や各部門での施策等を役員に共有し、活発に意見を交わせる環境づくりにも取組んでおり、社員一人ひとりが責任感を持って経営にコミットすることで、全社一丸となって事業を推進しています。

ファイナンシャルウェルネス

国内グループでは社員の中長期的な資産形成を支援し、生活の安定に資するために様々な福利厚生制度を提供しています。また、外部講師を招いた資産形成セミナーを年1~2回開催しており、資産形成の基礎知識の教育や社内制度の周知も進めています。

EIZOグループ社員持株会

EIZOグループ社員持株会は国内グループ全正社員が加入でき、任意で加入した社員が毎月の給与や賞与からの天引きにより、一定金額を持株会へ拠出し、会社からの奨励金と合わせてEIZO株を買い付ける制度です。本制度により社員は長期的な資産形成を目指すことができ、中長期インセンティブの一つにもなっています。

退職金制度

社員の豊かな老後生活を支えるため、国内グループにおいては確定拠出年金(DC)制度を活用した退職金制度を整備しています。退職金制度では在職時の役割や業績評価に応じて年度ごとにポイントが付与され、その合計ポイントが退職時に受け取れる退職金となります。そのため、本制度は社員の在職中の貢献度合いに応じて退職金支給額が確定するという、中長期インセンティブの一つとなっています。

職場つみたてNISA

国内グループ会社では社員は給与天引きにより、手間なく職場つみたてNISA制度を活用することができ、上記制度に加えた、中長期的な資産形成の手段が整備されています。