商品設計・開発
世界の映像技術をリードし、常に時代の先をいく製品を創造するEIZOのエンジニアたち。なかでも、商品設計・開発部門は、最先端のEIZO製品を創り続けてきたプロフェッショナル集団です。回路・ハードウェア開発、映像プロセッサ開発、表示デバイス開発、機構設計、ソフトウェア開発の5部門が相互に連携を取り合いながら、映像の撮影、記録、配信、表示を提供する最先端の映像機器開発に取り組んでいます。さらにはもう一歩踏み込み、映像の撮影~記録・配信~表示までを包括したトータルソリューションを実現する開発戦略を企画・立案しています。
回路・ハードウェア設計
自らのアイデアを
製品に組み込む喜び
モニターやカメラ、レコーダー、IP変換ボックスなど映像製品の電子回路・ハードウェア開発を行います。開発にあたっては国内外展示会や技術コミュニティーへの参画等、新技術の動向調査も通じて開発につながる情報・アイデアを入手します。また特定市場での学会参加や客先でのヒアリングを通し各市場に特化したニーズを捉え、付加価値の高い製品検討を行います。製品のコンセプトや仕様が決定すると、それらを実現する回路設計を行います。製品には回路だけでなくソフトウェアも組み込まれるため、システム全体を理解し見渡す能力が要求されます。こだわりは細部にまで及び、例えば省電力設計など環境に配慮した製品作りのため、電源回路も自社で設計しています。最先端のトレンドとEIZOの品質を満たしたハードウェアを開発すると同時に開発プロジェクト全体を主管する責任のある仕事です。
主な仕事
- 各主要デバイス、部品メーカーと連携した最新デバイスの共同開発・評価・検討
- 電子回路設計[デジタル/アナログ]、電源回路設計
- 国内/海外グループ会社と連携したシステム設計・開発
1日のスケジュール
社員インタビュー
映像プロセッサ開発
独自技術で
付加価値を生み出す
映像プロセッサ開発では、当社コア技術とも呼ばれる独自の映像技術を開発し、FPGA、SoC、ASIC、GPUといったデバイスに実装しています。具体的には、表示デバイスの特性を最大限に引き出す表示補正技術の開発や、超高感度カメラのための画質改善技術の開発、さらには、監視市場に向けた視認性向上技術の開発等を行っています。当社にはモニター、カメラ、レコーダーなど様々な映像製品がありますが、それらに組み込む映像処理技術を独自開発し、他社にない付加価値を生み出すのが映像プロセッサ開発のミッションとなります。また、継続的な付加価値創造のための情報収集とアイデア創出も重要です。各映像業界やデバイスメーカーに関する情報収集、国内外の学会参加、大学との共同研究など、様々な活動を通して、次期映像技術の検討も進めています。「自ら考えたアイデアを実現し、製品に組み込みたい」、そうした思いを持った方が必要とされています。
主な仕事
- 映像プロセッサ(FPGA、SoC、ASIC、GPU)の開発
- LSI(FPGA、SoC、ASIC)回路、論理設計
1日のスケジュール
社員インタビュー
表示デバイス開発
高画質への
飽くなき追求
モニターのキーデバイスであるLCDやOLEDなどの表示デバイスをパネルメーカーと協業しながら開発します。表示デバイスそのものが画質に直結することに加え、当社製品は多種多様な現場で使われているため、それぞれ求められるデバイスの要件は異なります。ユーザーが真に求める画質はどのようなものなのかを適切に捉え、最先端の表示デバイスを開発し、その上で、光学機能や温度補償などの側面から当社独自の加工技術や補正機能で最適化します。特により高度な補正機能が必要とされる製品にはAIを活用したものもあり、プロの写真家や医師の方に認められる画質の最先端を担う非常にやりがいのある仕事です。
主な仕事
- 表示デバイスの開発・評価
- 表示補正機能の開発
- 表示デバイスのカスタマイズ設計
- 光学センサー開発
1日のスケジュール
社員インタビュー
機構設計
電気以外は
すべてプロデュースする
モニターの外装、内部の構造部分を設計・開発する部門です。それ以外にも製品を無事に顧客まで届ける梱包仕様といった部分も担当し、製品の中に入っている電気の通らない箇所全てを担当しているといってよい部門です。お客様の要望に加え、環境に配慮した素材を使うことや高い品質で生産しやすい部品構成にするなど、多岐にわたる機能要素のバランスを取りながら最適となる設計を行っています。具体的には、CAEを駆使した設計に始まり、強度や熱に関するシミュレーション、詳細設計、試作品製作・評価、金型製作を通して細部までしっかり仕上げていきます。製品のコンセプトづくりからお客様に使っていただくところまでの製品のライフサイクル全体を俯瞰し、社内外のさまざまな人々と関わりながらデザインを突き詰めていく部門です。
主な仕事
- 製品の外装及び内部構造設計
- 放熱設計
- カメラやIFS(モニター内蔵のカラーセンサーユニット)等のメカ設計
1日のスケジュール
社員インタビュー
ソフトウェア開発
ハードウェアを活かし、
可能性を広げる
当社が持つ映像技術をあらゆる市場へ付加価値として提供するためにソフトウェアは欠かせません。たとえば、カラーマネージメントや医療機器としての品質管理といった市場ごとに異なるニーズに特化した専用アプリケーション、映像プロセッサや先端デバイスの制御のため映像機器に搭載されるファームウェアが挙げられます。さらにはエンベデッドシステムや映像・音声ネットワーク伝送技術によるソリューション提案といった新たなEIZOのビジネスの原動力を作ります。
ソフトウェアエンジニアとして、各種OSでの設計やプログラミングだけでなく、顧客と直接接しシステム全体を俯瞰しつつ技術的な要件をまとめ上げる能力も必要とされています。
主な仕事
- アプリケーション開発
- ファームウェア開発(エンベデッドソフトウェア開発)