地球

社員インタビュー商品設計・開発[回路・ハードウェア]/H.S.

H.S.

海外で働くということ

PROFILE

2011年 大学院電気情報工学専攻を修了し、EIZOに入社。映像商品開発部配属
2018年 EIZO Rugged Solutions Inc.(アメリカ)に出向
2021年 特機システム開発部 特機システム開発課に異動

多様性を武器に、一層のグローバル展開を

2018年から3年間、アメリカ・フロリダ州にあるグループ会社EIZO Rugged Solutions Inc.で航空管制用グラフィックスボードの開発に携わりました。海外勤務に臨んだものの、正直、語学力に自信があったわけではありません。そんなこともあり、赴任当初は議論しようにも会話についていくことができませんでした。どんなスキルがあるかも周りは分からず、中々大きなプロジェクトは任せてもらえません。「戦力となるためにアメリカに来たのに」。思ったように進まない現状に、初めの数カ月は悔しさが募っていきました。
それでも下を向いているだけでは何も改善しません。周りのエンジニアに積極的に声をかけ、得意な技術スキルを生かしてトラブルシュートを手伝い、徐々に信用を積み重ねていきました。手掛ける業務も少しずつ増え、最終的には現地のエンジニアと対等に議論を重ね、新規のプロジェクトを進められるようになりました。
EIZO Rugged Solutions Inc.には50人ほどのスタッフが働いていましたが、人種や出身は実に多彩でした。中南米やアジア、ヨーロッパなどにルーツを持つ人が集まり、考え方や価値観、宗教などはみんなバラバラ。だからこそ、問題が発生すれば、すぐに集まって議論を重ねます。そして、お互いの考えを受け入れながら話し合い、決まったことは即座に実行に移します。実に効率的で、多様性があるからこそ生まれる強さがここにあると肌で感じました。
EIZOは海外での売上がおよそ半分を占め、グループ会社も世界に広がっています。その多様性が強力な武器になることを、私は海外勤務で学びました。その経験を生かし、新しい価値観を持つ若い皆さんとともにEIZOの一層のグローバル展開を推し進めていきたいと思います。