地球

社員インタビュー資材調達/S.H.

S.H.

「この半導体を使ってください」。
自信ある提案を目指し、心を砕く。

PROFILE

2022年 国際人間科学部を卒業し、EIZOに入社。資材部資材2課配属となり、半導体の調達を担当。

機能や価格、供給性、さまざまな視点で選定

私たち資材部が調達する部品点数は、1万種類を超えています。ミリ単位の小さな部品もたくさんありますが、その一つひとつを厳しい目でチェックし、最適なものを調達することに心を砕いています。所属する資材2課では、社員ごとに受け持つ部品は異なり、私が担当しているのは半導体です。製品の根幹に関わる部品を扱う責任の重さをやりがいに代え、アメリカ資本の企業や台湾のメーカーなど国内外約15社の中から選定しています。
その際、大切にしているのは「視点」です。EIZOの品質水準に合致する機能を満たしているか、採算性を見据えた価格面はどうかといったことはもちろん、近年は供給性も重視しています。コロナ禍を原因とした半導体不足のニュースを耳にした方もいると思います。安定して製品を市場に届けるためには、このようなリスクをできるだけ抑えこまなければなりません。世界情勢も十分に加味しながら、どこの国・地域で生産されているかまで調査したうえで取引先を決めています。
「この半導体を使ってください」。さまざまな観点から徹底的に調べ上げ、自信を持って提案するため、資材調達には常に高くアンテナを張り、多種多様な角度から探っていく“目”が必要です。

経験を重ね、知識も深め、頼られるバイヤーに

入社から2年、目を光らせながら、いろいろな部品を仕入れてきました。あるメーカーから多くの機種に使われていた電気部品の生産終了の連絡があり、代替品を探して奔走するなど、印象に残っている仕事はいくつもあります。一方で、忙しさに追われ、熟考できないまま提案してしまったことも・・・。そんな時には必ずと言っていいほど上司から厳しいチェックが入ります。私は担当する部品にばかり目が向きがちですが、上司は俯瞰して物事を広く捉え、電気部品やパネルなど他のアイテムとの兼ね合いも考えた指摘をしてくれます。
そんな先輩方と比べると、私はまだまだバイヤーとして成長途中。まずは担当する半導体のスペシャリストになることからスタートです。これからは、部署の垣根を超えて連携を深め、製品開発に関して幅広い知識を身につけたり、半導体のメーカーや工場に足を運び、部品や業界への理解を深めたりと、より踏み込んだ行動力で経験と知識を高めていきたいです。そして、社内の開発スタッフからも、取引先からも信頼されるバイヤーへと着実に歩んでいきたいと思っています。

一問一答

学生時代はどんなことに打ち込んでいましたか。
バイトに汗を流し、貯めたお金で海外旅行によく出かけていました。東南アジアやヨーロッパなどに足を運び、異文化に触れた経験は大きな財産になっています。もちろん、今も旅行は大好き。コロナ禍でしばらく海外には行けていなかったのですが、先日は久しぶりの海外で、タイに出かけてきました。
EIZOへの入社動機を聞かせてください。
誇れる仕事に就きたいと考えていました。EIZOは品質を徹底的に追い求め、特定市場からの高い要求に応え続けています。この会社ならば、胸を張って働くことができると思ったのです。
あなたのモットーは何ですか。
「自分に正直に生きる」。この言葉をモットーにしています。あまり取り繕うのが得意ではなく、どちらかといえば思ったことを口に出しちゃうタイプなんです。学生時代、スペインから来ていた留学生の友達に、「君は日本人ぽくないね」と言われたことも(笑)。これからも、まっすぐに進んでいきます!