地球

社員インタビュー商品設計・開発[ソフトウェア]/K.O.

K.O.

欧州で再確認した信頼と期待が
挑戦への新たなエネルギーに

PROFILE

2017年 大学院電気情報工学専攻を修了し、EIZOに入社。映像技術開発部 ファームウェア開発課に配属
2023年3月 海外拠点インターンシップに参加
2023年10月 映像システム開発部 カメラシステム開発課に異動

ドイツの開発拠点と販売の最前線へ

2023年3月、ドイツで過ごした2週間の海外拠点インターンシップは、間違いなく大きな財産となりました。足を運んだのは、ヘルスケア市場向け映像機器の開発・販売拠点である「EIZO GmbH」(ドイツ・リュルツハイム)と、ヨーロッパでの映像機器販売を担う「EIZO Europe GmbH」(ドイツ・メンヒェングラートバッハ)です。ヘルスケアやセキュリティ市場にリリースされたEIZOのカメラ製品について海外の実情を探るのが目的でした。
カメラは、私が入社以来ずっと開発に携わってきた分野です。EIZOがこの領域に乗り出してからはまだ日が浅く、担当するレンズの制御技術に関してもゼロから切り拓いてきました。開発担当者として責任を持って搭載を決めた技術も少なくなく、EIZOの挑戦が遠く離れたヨーロッパでどのように受け止められているかを知りたかったのです。
グループ会社の開発スタッフと意見を交わし、営業とともにセキュリティ部門で当社のカメラを導入する顧客のもとを訪ねるなど、インターンシップ中は時間を惜しんで積極的に行動しました。海外の現場を見て回り、強く感じたのは、ブランドに対する信頼と期待の大きさでした。
EIZOは世界に進出している――。働く中でその認識は持っていました。それでも、「品質がいい」「色がきれいだ」と行く先々で海外のお客様から言っていただけたことはうれしい驚きであり、遠く離れたヨーロッパにまでしっかりとEIZOブランドが届いている事実を肌で感じられました。

海を越えた連携を深め、さらに市場開拓を

そんな信頼と期待を新たなエネルギー源に、一層の挑戦に向かう情熱はますます沸き立っています。そのために必要なヒントも海外で見つかりました。陸地で国境を接するヨーロッパでは監視カメラの性能や耐久性に求める基準が高いなど、ドイツのエンジニアや営業スタッフと議論を重ねる中でつかんだトレンドを、本社にフィードバックし、開発に生かしていきたいと考えています。
並行して、海を越えた連携を一層深めていく重要性も感じています。国内だけでなく、世界に広がるEIZOグループの仲間と力を合わせることで、参入間もないカメラ市場で飛躍的な開拓につなげられるはず。海外拠点インターンシップに参加し、グローバルにつながる当社の魅力を再確認できました。
このように、海外拠点インターンシップを通して、たくさんの気づきがありました。振り返ると、新入社員の頃から希望していた研修であり、参加するためにあまり得意とは言えなかった語学の勉強にも力を注ぎました。とはいえ、一度、経験できたからといって満足はしていません。EIZOには数カ月にわたって研修できるトレーニー制度もありますし、海外に出向するチャンスも広がっています。視野を狭めることなく、世界に目を向けた挑戦へとより深くアクセルを踏み込んでいきます。