再現性を追求した高画質

DICOM^® Part 14準拠のキャリブレーションに対応し、高解像度6メガピクセルでX線写真やCT、内視鏡など複数種類の医用画像の同時表示を実現します。

6MPの高解像度でマルチモダリティ対応

対角30インチのワイド画面上に、横3280×縦2048ドットによる6メガピクセル（約600万画素）の情報量を表示可能。胸部単純X線写真やCT、MRI、超音波など、複数種類の検査画像の同時表示を実現するマルチモダリティモニターです。医用画像のレイアウトの自由度が高く、画像観察業務の効率化に繋がります。

モノクロとカラーをハイブリッド表示

Hybrid Gamma PXL機能が、同一画面内のモノクロとカラーをピクセルごとに自動判別し、それぞれ最適な階調で表示、すなわちハイブリッド表示します。これによりCTやMRI、X線写真などのモノクロ画像はDICOM Part 14に対応した階調で、3D画像解析や核医学、超音波、内視鏡などのカラー画像はガンマ2.2に対応した階調で忠実に再現でき、モノクロとカラー画像を一つの画面上に表示する際の画像観察業務の効率化が期待できます。

視覚評価 EIZOは、国家公務員共済組合連合会 熊本中央病院と共同で、「Hybrid Gamma PXL機能」を搭載したRadiForceモニターを使用して視覚評価を実施しました。機能のオン/オフ時を比較した結果、画像観察精度に影響を与えない、つまり差異はなく安全に使用できることが明らかになりました。また内視鏡や核医学などカラー画像の表示時には機能をオンにしたほうがオフ時よりも37％優位である、つまり画像観察しやすいという実証を得ました。 White Paper 「Hybrid Gamma PXL機能の視覚評価について」 [PDF]

優れた鮮鋭度と長期安定性の両立

医用モニターの運用輝度を長期間安定して維持する方法として、画面の高輝度化があります。しかし、高輝度を達成するために液晶パネル上の画素の開口率を上げると、画像がぼやける弊害が生まれます。EIZOの独自技術を活かしたSharpness Recovery機能は、画像をぼやけさせることなく、高輝度化を実現し、長期にわたり安定した性能を発揮します。

画像の鮮鋭度を数値であらわすMTF測定で、Sharpness Recovery機能のオン/オフ時を比較した結果、オンにした時のほうが、例えば2ピクセルごとのラインペア表示（空間周波数1.270 cycles/mm）においては、鮮鋭度を50％以上回復します。

• 臨床評価「Study to Demonstrate Efficiency of Sharpness Recovery [PDF]」

医用画像を忠実に再現 階調特性がDICOM Part 14に準拠するように、工場で1台1台調整し出荷しています。放射線画像などDICOM形式で保存されている医用画像データを、モニターによって見え方が異なることなく、忠実に再現できます。

シンプルな配線で、画像観察環境を快適に

モバイルワークステーションとUSB Type-C^®ケーブル1本の接続で、画面表示、USB信号の伝送のみならず、モバイルワークステーションへの給電、有線ネットワーク接続を実現します。さらにはマルチモニター環境も簡単に構築でき、シンプルな接続で作業をすぐに始められます。

モバイルワークステーションを同時に充電

USB Type-Cケーブル1本の接続で、映像表示と同時に、モバイルワークステーションへEIZOモニター最大となる94W給電を行います。モバイルワークステーションの電源アダプタの接続が不要です。

有線接続も快適、簡単

USB LANアダプタ機能をもつLAN端子を搭載。有線LANポートを持たないモバイルワークステーションでも、USB Type-Cケーブルでモニターと接続するだけで、モニターを介して有線ネットワーク環境を構築できます。セキュリティポリシーで有線接続が求められる場合などに有用です。

USBハブで、ドッキングステーション不要

モニターの側面や背面に、4ポート（USB Type-A×3、USB Type-C×1）のUSBハブを搭載。USB機器をモニターに接続しておけば、USBポートの少ないモバイルワークステーションでもUSB Type-Cケーブルでモニターと接続するだけで、使い慣れたキーボードやマウス、ヘッドセットなどのUSB機器をすぐに使えます。

• デイジーチェーン接続時はUSB Type-Cポートを使用するため、同ポートをUSB機器接続として使用できません。
   

シンプルな配線で、らくらくマルチモニター

USB Type-Cによるモニター同士のデイジーチェーン接続に対応。モバイルワークステーションの映像出力端子がUSB Type-Cの1つでも、モニター同士をUSB Type-Cケーブルで数珠つなぎし、2台のマルチモニター環境の構築がシンプルな配線で可能になります。

マルチモニターなら、レポートや検査リスト、電子カルテなど複数の画面を同時に表示可能。モバイルワークステーションの小さな画面で非効率な、煩わしいウィンドウの切替えやスクロールの回数が減り、効率的に作業できます。

RadiForceモニターのUSB Type-Cデイジーチェーン接続の互換性

画像観察ワークフローを円滑にする

医用画像撮影装置（モダリティ）のデジタル化や性能向上により、医用画像観察者1人当たりの画像観察件数は増加傾向にあります。増加する医用画像観察者の負担を軽減するため、画像観察環境を快適にし、画像観察ワークフローを円滑にするEIZO独自のWork-and-Flow機能を開発。RadiForceモニターと同梱ソフトウェアRadiCS LEとの組合わせで、Work-and-Flow機能を利用できます。

細部をより明瞭に

輝度を一時的に最大化するInstant Backlight Booster機能を搭載しています。高輝度バックライトの性能をフルに発揮することにより、医用画像の細部をより見やすく表示します。

• 当機能が有効の時はDICOM Part 14に対応していません。

動画でもう少し詳しく

途切れない操作

Switch-and-Go機能により、USB切替えがモニター内で行われ、2台のPCを1組のキーボードとマウスで操作できます。操作したいPCの画面にカーソルを移動するだけで、瞬時に操作先を切替えられます。PCの行き来に生じるキーボードとマウスの使い分けが不要になり、画像観察効率の向上と、さらなる省スペース化が図れます。

動画でもう少し詳しく

最適な表示モードを選べる

毎回キャリブレーションすることなく、胸部単純X線写真やCT、内視鏡など表示画像の種類ごとに最適な表示モードに切替えができるManual Mode Switch機能を搭載。アプリケーションごとに表示モードの自動切替えもできます。

動画でもう少し詳しく 

快適をカタチに

高い表示性能や各種機能を搭載しつつ、快適な作業環境をサポートするデザインも凝縮したモデルです。

曲線デザインで安心感・清潔感を創出

画像観察に集中しやすいように画面の外枠には黒色を、側面には清潔感と軽量感を演出する白色を環状に配しています。角を丸くし、背面に優雅な曲線を用いることで、患者の心理的不安や緊張を和らげ、安心感を与える効果を狙っています。

柔らかい間接照明で疲れ目に配慮

モニター背面に間接照明を搭載し、暗い部屋で明るい画面を見続けることによる目の負担を軽減。背面の壁を照らすことで読影室内の明るさを確保するため、画面への映り込みがなく、画像観察の妨げにもなりません。

手元も明るく見やすい キーボード操作や書類の読み書きの際に、手元を照らすスポットライトも付属。細やかな位置調整が可能なほか、間接照明の明るさも手元で調整でき、一人ひとりに最適な明るさが手軽に得られます。

長く、安心して使える

設置時の負荷軽減

（一社）日本画像医療システム工業会（JIRA）規格である「医用画像表示用モニタの品質管理に関するガイドライン JESRA X-0093」の受入試験を製造工程にて実施し、その出荷試験報告書を同梱。お客様のモニター品質管理作業の負担を軽減します。

「医用画像表示用モニタの品質管理に関するガイドラインJESRA X-0093」

緩やかな変化を検知し、適切に補正

モニターは長時間の使用で輝度や色味が徐々に変化します。この変化は少しずつ進むので、自分で気づくことは困難ですが、表示品質の低下につながる恐れがあります。モニター品質管理を実施することによって、このような変化を防ぎ、安定した表示品質を担保できます。

医用モニターとは？モニター品質管理とは？

RadiForceモニターは、ベゼル部に内蔵のIntegrated Front Sensor（IFS）と品質管理ソフトウェア簡易版RadiCS LE（同梱）を使用することで、センサーの取付け取外しの時間と手間をかけず、DICOM Part 14準拠のキャリブレーションを実現します。

• モニターのバックライトセンサーを利用した簡易キャリブレーションにも対応しています。

推奨輝度の維持保証

製品ごとに定めている製品使用時間内であれば、推奨輝度の維持を保証していますので、安心してご使用いただけます。製品の品質に自信をもつEIZOだからできる保証です。

5年間保証

ご購入から5年間センドバック方式による修理サービスを無償でご提供いたします。保守内容をさらに充実させ、モニター導入後の保守、修理費などのランニングコストの削減に貢献します。

詳しくはこちら

製品におけるサステナビリティ

EIZOは持続可能な社会の実現のため、高い性能と環境への配慮を両立した製品づくりに取組んでいます。

再生プラスチックで資源循環

RX670は、製品の外装に再生プラスチックを77％以上使用しています。使用済みプラスチックをリサイクルした再生プラスチックを活用することで、廃棄プラスチックの削減に貢献、限りある資源の有効活用、資源循環を推進します。

環境にもやさしく梱包

輸送時の衝撃から製品を保護する梱包材の脱プラスチックを推進しています。モニターは、発泡スチロール緩衝材の代わりに段ボールや新聞紙をリサイクルしたパルプ緩衝材で保護し、ケーブルはビニール袋の代わりに紙で保護しています。

その他にも以下の取組みを実施しています。

• ハロゲンフリーのプリント基板を使用

SDGsへの貢献

EIZOグループは、映像を通じて豊かな未来社会を実現するため、SDGs（持続可能な開発目標）の達成に取組んでいます。

■健やかな生活を支える 医療の現場では、一人ひとりに最適な医療を提供する取組みが始まっています。当社はMaking Each Life Visualをメッセージに掲げ、膨大な医療情報をまとめ、つなぎ、生かすことによって最適な画像・映像環境づくりを推進し、より効率的かつ正確な診断・治療を支援していきます。 詳しくはこちら
■環境にやさしい 医療現場で要求される高性能や高機能を備えつつ、環境に配慮したデザインを採用。消費電力を抑え、温室効果ガス（GHG）排出を抑制する低消費電力設計です。使用済み製品の回収リサイクルを行い、使用後の責任までしっかり果たしています。 詳しくはこちら

• 企業全体での取組みは、「統合報告書」をご覧ください。

製品カタログ

RadiForce RX670 2.15 MB

 

取扱説明書

言語選択

RX670 取扱説明書	1.61 MB
RX670 設定マニュアル	916 KB