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医用画像をDICOM®規格(GSDF)に基づいて再現
工場で1台ずつ表示の測定を行い、すべてのモニターの階調をDICOM規格(GSDF) に準拠するよう調整の上で出荷しています。さらに、システム起動後、素早く輝度を安定させる機能と、周囲の温度や経時による輝度変化を自動補正する機能を搭載。安定した輝度と階調で医用画像を再現できます。
内蔵センサーで簡単キャリブレーション
モニターは長時間の使用で輝度や色味が徐々に変化します。この変化は少しずつ進むので、自分で気づくことは困難ですが、表示品質の低下につながる恐れがあります。モニター品質管理を実施することによって、このような変化を防ぎ、安定した表示品質を担保できます。
モニター品質管理ソフトウェア簡易版RadiCS LE(同梱)とベゼル部に内蔵のキャリブレーションセンサー(IFS: Integrated Front Sensor)を使用することで、センサーの取付け取外しの時間と手間をかけず、DICOM Part 14準拠のキャリブレーションを実現します。
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モニターのバックライトセンサーを利用した簡易キャリブレーションにも対応しています。
さらに、EIZOが提供する品質管理ソリューションの1つRadiNET Pro Guardianは、EIZOが管理するサーバーに閉域網を介して接続し、モニター品質管理環境を構築します。サーバーの運用をEIZOに任せることで、サーバーのセキュリティ対策やメンテナンスにかかる業務負荷の軽減が図れます。北海道から九州まで全国各地にサポート拠点を設けており、業界最高レベルのサポート体制を整えています。 |
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3メガピクセルの表示が可能
モニターは表示可能解像度を超えるデータを表示する場合、間引き表示を行い、細部にモザイク化が観察されやすくなります。解像度3メガピクセル(300万画素)対応のRX370は、CTやMRIはもちろん、胸部単純X線写真もほぼ全体表示が可能です。日本人間ドック学会は「胸部エックス線検診判定マニュアル」で3メガピクセル以上のモニターを使用することが、厚生労働省は「じん肺標準エックス線写真集(電子媒体版)」で3メガピクセル以上のモニターを2面で使用することが望ましいと定めています。
使用環境に応じて選べる製品バリエーション
アンチグレア(AG)モデルは、モニターの表面を凹凸に加工して外光を分散。映り込みを大幅に少なくするため、照明や外光が画面に映り込む部屋での利用に適します。アンチリフレクション(AR)コーティングモデルは、入射光と反射光の干渉(差し引き)を利用して反射を低減。凹凸による拡散反射がなく、バックライトの光もそのまま通すため、映り込みを抑えながらも黒が白っぽく見えることを防ぎ、診察室※でもAGモデルに比べ鮮明な画像を表示します。
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日本工業規格(JIS)の「照明基準総則(JIS Z 9110:2010)」では、保健医療施設の推奨照度について、診察室は500ルクス(lx)と記載されています。
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詳細は技術情報文書「AR(アンチリフレクション)処理の優位性 [PDF]」をご覧ください。
画像観察の効率化を支援する機能
モノクロとカラーをハイブリッド表示
Hybrid Gamma PXL機能が、同一画面内のモノクロとカラーをピクセルごとに自動判別し、それぞれ最適な階調で表示、すなわちハイブリッド表示します。これによりCRやDRのモノクロ画像はDICOM Part 14に対応した階調で、内視鏡や核医学、3D画像解析、フュージョンのカラー画像はガンマ2.2に対応した階調で忠実に再現でき、モノクロとカラー画像を一つの画面上に表示する際の画像観察業務の効率化が期待できます。
視覚評価
EIZOは、国家公務員共済組合連合会 熊本中央病院と共同で、「Hybrid Gamma PXL機能」を搭載したRadiForceモニターを使用して視覚評価を実施しました。機能のオン/オフ時を比較した結果、画像観察精度に影響を与えない、つまり差異はなく安全に使用できることが明らかになりました。また内視鏡や核医学などカラー画像の表示時には機能をオンにしたほうがオフ時よりも37%優位である、つまり画像観察しやすいという実証を得ました。 |
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優れた鮮鋭度と長期安定性の両立
医用モニターの運用輝度を長期間安定して維持する方法として、画面の高輝度化があります。しかし、高輝度を達成するために液晶パネル上の画素の開口率を上げると、鮮鋭度が低下する弊害が生まれます。EIZOの独自技術を活かしたSharpness Recovery機能は、ノイズを発生させることなく、先行機種と同等の鮮鋭度を保ちながら高輝度化を実現し、長期にわたり安定した性能を発揮します。
画像の鮮鋭度を数値であらわすMTF測定で、Sharpness Recovery機能のオン/オフ時を比較した結果、オンにした時のほうが、例えば2ピクセルごとのラインペア表示(空間周波数1.182 cycles/mm)においては、鮮鋭度を50%以上回復します。
細部をより明瞭に
Instant Backlight Booster機能で輝度を一時的に最大化し、医用画像の細部を見やすく表示します。マルチモニター環境においては、複数のRX370をホットキーで一括操作可能です。
- 当機能が有効の時はDICOM Part 14に対応していません。
途切れない操作
Switch-and-Go機能で、2台のPCを1組のモニターとキーボード、マウスで操作可能です。カーソルを所定の位置に移動するだけで、操作するPCを瞬時に切替えられ、省スペース化と作業効率の向上が図れます。
便利につながる、快適に使える
清潔感と安心感を創出
画像観察に集中しやすいようにベゼル(画面の外枠)部分には黒色を、側面には清潔感と軽量感を演出する白色を環状に配しています。さらに角を丸くし、背面に優雅な曲線を用いることで、患者の心理的不安を和らげ、安心感を与える効果を狙っています。
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このページをスマートフォンまたはタブレットで開いてください。お客様の環境で設置イメージを確認できます。
- 対応機種:
- iPhone 6s以降、iPad(第5世代以降)
Android(ARCore対応端末) - 対応ブラウザ:
- Safari / Chrome
シンプルな配線
入力端子だけでなく、DisplayPort出力端子を搭載します。デイジーチェーン(数珠つなぎ)接続により複数モニター使用時の配線がシンプルになります。
- デイジーチェーンに対応したグラフィックスボードが必要です。
RadiForceモニターをDisplayPortデイジーチェーンで使用する際の互換性
USBハブ、充電専用USB Type-C端子搭載
USBダウンストリーム(Type-A)端子を2系統、充電用USB Type-C端子を1系統搭載。USBダウンストリーム端子はマウスやキーボード等のUSBデバイスを接続して使用できます。充電用USB Type-C端子はコンピュータ側に認識されないので、セキュリティリスクの心配なくスマートフォンやタブレットを充電できます。
間接照明で目の負担を軽減RadiLight(別売)は、液晶モニター背面に簡単に取付けできる照明キットです。背面の壁を照らすことで画像観察環境の明るさを確保するため、画面への映り込みがなく、画像観察作業の妨げになりません。暗い部屋で明るい画面を見続けることによる目の負担の軽減につながる環境を、低コストで構築できます。モニターの背面スタンド部に、スタンドを外さずに簡単に取付け可能で、卓上に設置場所を必要としません。 RadiLightについて詳しくはこちら |
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導入時、導入後のサポート
推奨輝度の維持保証
製品ごとに定めている製品使用時間内であれば、推奨輝度の維持を保証していますので、安心してご使用いただけます。製品の品質に自信をもつEIZOだからできる保証です。
受入試験の負荷軽減
(一社)日本画像医療システム工業会(JIRA)規格である「医用画像表示用モニタの品質管理に関するガイドライン JESRA X-0093」の受入試験を製造工程にて実施し、その出荷試験報告書を同梱。お客様のモニター品質管理作業の負担を軽減します。
- 「医用画像表示用ディスプレイの受入試験及び不変性試験に関するガイドラインJESRA TR-0049」で品質管理する場合は受入試験が必要です。
「医用画像表示用モニタの品質管理に関するガイドラインJESRA X-0093」について詳しくはこちら
5年間保証
ご購入から5年間センドバック方式による修理サービスを無償でご提供いたします。保守内容をさらに充実させ、モニター導入後の保守、修理費などのランニングコストの削減に貢献します。
環境課題への取組み
パルプモールド緩衝材を梱包に活用EIZO初となるパルプモールドをRX370の梱包材に採用。これまで梱包材には発泡スチロールを使用してきましたが、段ボールや新聞の再生紙を原料とするパルプモールドに切替えることで、廃棄時の環境負荷を低減します。使用するパルプモールドは、クッション性や強度など、発泡スチロールと同等の性能を実現しています。 |
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その他にも以下の取組みを実施しています。
- ハロゲンフリーのプリント基板を一部使用
SDGsへの貢献
EIZOグループは、映像を通じて豊かな未来社会を実現するため、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に取組んでいます。 |
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■健やかな生活を支える |
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■環境にやさしい |
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製品バリエーション |
RX370: アンチグレアパネル仕様
RX370-AR: ARコーティング仕様 |
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パネル | |
種類 | カラー (IPS) |
バックライト | LED |
サイズ | 21.3型 (54.1 cm) |
推奨解像度 | 1536 x 2048 (アスペクト比3:4) |
表示領域 (横 x 縦) | 324.9 x 433.2 mm |
画素ピッチ (横 x 縦) | 0.2115 x 0.2115 mm |
表示色 |
10-bit (DisplayPort): 約10.7億色 (約5430億色中 / 13-bit)
8-bit: 約1677万色 (約5430億色中 / 13-bit) |
視野角 (水平 / 垂直, 標準値) | 178° / 178° |
輝度 (標準値) | 1100 cd/m2 |
キャリブレーション推奨輝度 | 500 cd/m2 |
コントラスト比 (標準値) | 1800:1 |
応答速度 (標準値) | 25 ms (黒→白→黒) |
映像信号 | |
入力端子 | DisplayPort x 2, デュアルリンクDVI-D |
出力端子 | DisplayPort (デイジーチェーン) |
デジタル走査周波数 (水平 / 垂直) | 31 - 127 kHz / 29 - 61.5 Hz |
USB | |
コンピュータ接続 (アップストリーム) | USB 2.0: Type-B x 2 |
USBハブ (ダウンストリーム) | USB 2.0: Type-A x 2 |
給電専用端子 | USB Type-C (最大15 W給電) |
電源 | |
電源入力 | AC 100 - 240 V, 50 / 60 Hz |
標準消費電力 | 36 W |
最大消費電力 | 105 W |
節電時消費電力 | 1 W以下 |
内蔵センサー | バックライトセンサー, Integrated Front Sensor, 照度センサー |
主な機能 | |
調光機能 (輝度ドリフト補正, 輝度自動制御) | 有 |
デジタルユニフォミティ補正 | 有 |
Hybrid Gamma PXL | 有 |
Work-and-Flow | Hide-and-Seek, Switch-and-Go, Point-and-Focus, Instant Backlight Booster |
表示モード | DICOM, CAL1, CAL2, Custom, sRGB, Text |
機構 | |
質量 | 約8 kg |
質量 (モニター部) | 約5.2 kg |
取付穴ピッチ (VESA規格) | 100 x 100 mm |
適合規格 (記載のない規格、最新の適合状況についてはお問合せください。) | CE / UKCA (Medical Device), ANSI/AAMI ES60601-1, CAN/CSA-C22.2 No. 60601-1, IEC/EN60601-1, VCCI-B, FCC-B, CAN ICES (B), RCM, RoHS, WEEE, J-Mossグリーンマーク, PCリサイクル (事業系) |
FDA | 510(k) Clearance for General Radiography |
技術基準・品質管理ガイドライン | JESRA TR-0049 (カテゴリーI-B), JESRA X-0093 (管理グレード1A) |
専用ソフトウェア | |
モニター品質管理ソフトウェア RadiCS | 対応 |
主な付属品 | |
映像信号ケーブル | DisplayPort (3 m) x 2 |
その他 | 2芯アダプタ付電源コード (3 m), USB Type-A - USB Type-Bケーブル (3 m) x 2, ユーティリティディスク (RadiCS LE, 取扱説明書, 設定マニュアル), 出荷試験報告書, 保証書付き取扱説明書 |
保証期間 | 5年間 |
寸法図 |
製品カタログ
互換性情報
技術情報
2010/03/09 |
液晶モニターを長時間、連続使用する際の注意点について [PDF] 液晶モニターの性質上、長時間連続使用した場合に起こりうる問題点(輝度・色度の変化等)を挙げ、それらの軽減方法について説明します。 |




