クリエイティブワークに携わるデザイナーやシステム担当者のためのセミナーを初開催しました。

業界の第一人者からカラーマネージメント（通称：カラマネ）の運用方法やポイントを解説、
また、既にColorEdgeを導入している企業様の実際に即した事例紹介などを通し、
モニターと印刷物や制作コンテンツの色合わせ、色管理にお悩みを抱えている方へ、
制作ワークフローの見直しやカラマネ導入で実現するメリットをご実感いただきました。
 

カラーマネージメントの概要の解説や、DTPやWebに携わる方に必要な印刷の基礎知識、カラマネを運用するためのポイントを実例を挙げて詳しくご説明いただきました。カラマネ運用に役立つ機材の紹介や色校正や近年一般化したPDF入稿の要点についても語られ、メモを取りながら興味深く聴講する様子が見られました。

3DCGソフトを扱う方に向けて、カラマネ運用の目的と効果をそれぞれ業種ごとに解説。リニアワークフローとカラマネの違いや、3DCGソフトとAdobe Photoshopの色管理の違い、実際に３DCGソフトと実物や各ソフト間で色合わせするための設定方法が解説されました。またカラマネ導入の仕組みづくりや運用についても、丁寧に語られました。
受講後は、会場の製品展示で設定を確認・復習する姿が多く見られました。

EIZOのクリエイティブワーク向けカラーマネージメント液晶モニター「ColorEdge」の高画質・高安定性の所以、一般的なモニターとの違いを技術の側面から解説しました。
また、実際に導入された企業様の事例、作業の効率化につながる使い方提案などを行いました。

同社自動車のデザイン部におけるColorEdge導入の詳細、またその利用の様子を湯本氏からご説明。
正しい階調表現、等しい色再現が実際のものづくりの各工程に影響するところを、実際にCG制作を行っている笠波氏から、3Dの動画や画像で実例を挙げてご紹介いただきました。
また、同社での厳しいモニターの選定基準、当社に今後求めることなどをお話されました。

同社にはCG276の前機種CG275Wが55台導入されています。その導入経緯、カラーマネージメント構築がいかに映像制作に重要であるかをご説明いただきました。
同社が制作用モニターに求める要件をクリアしたCG275W。導入の際、ネックとなった価格をクリアするため、キャリブレーションにかかる時間、色に関するコミュニケーションエラーが制作コスト増につながるリスクなどを算出。キャリブレーションを自動化できるCG275W導入のメリットを見出したことを詳しくご紹介いただきました。
同社が制作に携わった、9月に公開する新作映画「キャプテンハーロック」のご紹介もありました。