「夏休み」をテーマにしたイラストコンテストは、無事終了いたしました。
沢山のご応募を誠にありがとうございました。
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EIZO株式会社
もなか（＠shirono_e）様
Nitdots（@nitdots）様
pomodorosa氏による講評
夏休みに軽井沢の祖父の家に遊びにきた…的なストーリーが頭の中に思い浮かんできますね。古民家っぽい屋内、置かれているモチーフなどレトロな風合いの中に差し込む夏特有の青白い光が調和してとても情景豊かな作品です。このセットに一眼と女子の組合せも非常にバカンス感ありますね。
ちなみにコントラバス、私の部屋にも置いてあるのでよく分かるんですがコイツの部屋の占領感たらないですよね…！
にゅんこ（@nyunko_ovo）様
pomodorosa氏による講評
これぞ王道のTHE夏休み！青い空、照りつける太陽、ひまわり、スイカ、水着＆浮き輪に虫取り網etc…はてはラジオ体操のスタンプカードまで！！もはや夏休みオールスターズといっても過言ではない品揃えに圧倒されました。
思い付けども意外にこういうストレートさってなかなか描けないじゃないですか。それをパカーンと描き切っちゃうパワーとピュアさが羨ましくもあり楽しくもあり。ひねらないという表現もあるんです！
キャラもとても可愛らしく、作画のシャープ＆クリアさ、鮮やかさと相まって夏感100%です！
ノビル（@nobile1031）様
pomodorosa氏による講評
やりますよねこれ（笑）私は～宇宙～人～～～女の子とぶた蚊取線香の口がリンクしてるところがまたクッソ可愛いくて憎たらしい（笑）
画面奥の外で遊んでる女子たち、こちらもすごく可愛いので私だったらもう少し近づけて画面を圧縮しちゃうかもしれませんが、あえてここまでの距離感をもたせることで屋内のひんやり感が出てくるのかもしれません。ワイワイ感を取るか、空気感を取るか、同じシチュエーション、モチーフを扱ったとしても作画意図で全然違う絵になるという良いお手本です。ちなみに空や葉などの点描、すごいですね！
渡会縫(@watara_i_nui)様
pomodorosa氏による講評
シロクマ。とにかくシロクマが気になって仕方ない作品（笑）これだけシロクマ推しなのに女の子はパンダ被っているというこの裏切り感。三男はそれでいいのか？四男は写真撮ってる場合か？いろいろツッコミどころ満載の楽しい夏休みでした（笑）
鮮やかなカラーリングやドット表現などを活用したポップな作画ですが、さじ加減を間違えるとバラバラになってしまう要素を巧みにコントロールしているのは素晴らしいと思いました！
KNIT豆(@knitbean) 様
pomodorosa氏による講評
アルアルダヨネ度100%の、これもまた王道のTHE夏休み！
必死に学生の責務を果たすべく苦闘する兄…その後ろで早々にギブアップ宣言する妹。どことなく燻んだ色調も彼らの苦しい心情を表しているということなのでしょうか…！なんて勝手に兄妹設定にしちゃいましたが、彼らの日常がすごく想像できるキャラ描写ですよね。
ところで夏休みの終わりって地区とか地域によって違うそうです！日本の学生にとって8/31は動かざる大門と思ってましたが時代は変わるんですね。
イラストレーターpomodorosa
イラストレーターpomodorosa
イラストのテーマは
夏休みにまつわるイラストを自由に描いて、
ハッシュタグ「＃ColorEdgeでお絵描き」をつけて、
投稿しよう！
イラストレーターpomodorosa
イラストレーターpomodorosa
写真、イラスト、デザイン、
印刷、CG・映像制作など、
「色」にこだわるすべてのクリエイターのための
カラーマネージメント液晶モニターです。
まずは、総数100点にも及ぶ作品をご投稿いただき本当に有難うございました！
おかげさまで大盛況のうちに当イラコンを終えることができました！
今回「夏休み」がテーマということで、多くの人たちが体験するイベントだけにその解釈も共通する認識も非常に幅広くバリエーションのあるイラコンになったように感じました。
描き手からすれば、夏にまつわる数多くのモチーフを自由に扱えること、多くの人がそのイメージを共有しているので取り掛かり易い題材だった反面、制約が少ないこと、あるていど共感性を意識した絵作りが求められることに難しさもあったのではないかなと思います。
今回の審査基準も上記のように夏休みというテーマがもっている「幅広さ」をうまく扱いながらも「共感性」があり、それを自分のフィルターを通して描けているか、というところに重きを置きました。そういった中で大賞含む今回の入選作品は、これらの課題をパスしているだけでなく非常に高いレベルで各々の「夏休み」を作品に落とし込んだものでした。
全体を通して感じたことは参加者みなさんのテーマの理解度と表現力の高さです。投稿された作品一覧を見ればわかりますが、まずこのイラコンのテーマが「夏休み」であることが一目でわかるということ。それにも関わらず色とりどりのバリエーション豊かな作品が並ぶ様は、見ていてとても楽しく心躍るものでした。
イラストを生業にしている私ですら日々思うことですが、テーマを逸脱せずに自分なりの絵を描いて、あまつさえ共感を得るというのは本当に難しいことです。うまくいかないことの方がずっと多いのですから。なのに今回のイラコンは本当にその難しいことをみなさんやってのけている。
先日某ゼミで講師を努めさせていただいたり、pixivやtwitterなどでも日々みなさんの作品を拝見していますが、近年のイラストは本当にレベルが高いです。
今回は「夏休み」でしたがこれが「冬休み」でもきっと同様にハイレベルなコンテストになったんだろうなと、みなさんの成熟ぶりを喜びつつ内心ガクブルになっている昨今です。
あと、やはり面白かったのは絵柄のバリエーションが一昔前より格段に多くなったなということ。それこそちょっと前までは厚塗り、薄塗り、アニメ塗り、リアル、少し個性的くらいの分類しかありませんでしたが、今や作品ごとに絵柄が違うくらいに多種多様になりました。
ファッションも一昔前はだいたいその時流行ってるものとかすぐに分かったんです。みんな同じもの着てたりするから。音楽もですよね。
でも今は本当にわからない！なんとなく全体的な潮流みたいなものはありますよ、でもそれが主流とは言い切れないんです。というか、もう主流だったり傍流だったりすることにあまり意味はなくて、それぞれの流れでそれぞれ楽しんでやれている。小さな流れが何本も並行して走っているような、なんというかマルチストリームとでもいうような価値観が今はあるのかなと強く感じました。
というわけで！残念ながら今回は入選しなかった人もくさる必要は全くありません。上述のように流れが違うのだから評価も価値観も違っていいのです。これからもそれぞれの楽しいと思うこと、気持ちを絵にしていって欲しいと思います。
有難うございました！
pomodorosa