macOSのディスプレイ設定でHDRを有効にし、 ColorNavigator7 と macOS の組み合わせでHDR表示をおこなう場合は、ディスプレイプロファイルを手動で設定する必要があります。
macOSはモニタープロファイルのガンマの値に特別な特性の記述を要求するため、例えばColorNavigator 7で作成したプロファイルを適用するとHDR表示(※)になりません。
※SDRレンジでクリップされてしまい、100cd/m2より高い輝度部分が白飛びします。
macOS環境でのHDR表示の設定は、下記のとおりColorNavigator 7で作成したものではないプロファイルを手動で適用する必要があります。
1. プロファイルの用意
ICCのサイトから Display P3のプロファイルをダウンロードする。
2. ColorNavigator 7でPQ_DCI-P3のカラーモードを調整
3. PQ_DCI-P3のカラーモードを編集し「1」のプロファイルを指定する(図1)、
もしくはOSのディスプレイ設定で使用するプロファイルとして「1」のプロファイルを指定する(図2)
4. macOSのディスプレイ設定でHDRを有効にする
図1
図2

コンテンツにPQのメタデータが埋め込まれている場合は、PQで表示されます。
コンテンツにHLGのメタデータが埋め込まれている場合は、HLGで表示されます。
なお、色域はDCI-P3(DisplayP3)のみに対応となりますので、ご了承ください。
BT.2100色域はパネルの色域を超えるため、DCI-P3色域での運用を推奨します。