主な特長 | カラーユニバーサルデザインについて |
対応機種
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主な特長
カラーユニバーサルデザインのためには、誰にとっても見やすいものになっているか、制作の段階で確認することが大切です。色覚シミュレーションソフトウェアUniColor Proは、EIZOの高い表示性能を持つ液晶モニターと色覚シミュレーションソフトウェアの組み合わせで、色弱者※の色の見え方をシミュレーション表示。印刷物や案内・警告表示などのデザイン、Web制作、動画編集などにおいて作業効率アップをサポートします。
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カラーユニバーサルデザインの実践をサポート
UniColor Proは、カラーユニバーサルデザインを実践 (デザイン、設計)する際に、色弱者の見え方をリアルタイムにシミュレーション表示し、確認するための色覚シミュレーションソフトウェアです。
色の見え方はすべての人にとって同じとは限りません。一部の色の組み合わせについて一般色覚者と見え方が異なる色弱者など、様々な色覚特性に配慮する必要があります。全ての人に情報を正確に伝えるための「カラーユニバーサルデザイン」は、新聞などの印刷物をはじめ、公共施設における案内表示や警告表示、コンピュータ情報などにおける多色化が進む現代において、重要性が高まっています。
具体的には、政府のIT新改革戦略にユニバーサルデザインに配慮した機器の導入や開発を促進していくことが明記されたほか、日本工業規格JIS X8341「高齢者・障害者等配慮設計指針」 (特にX8341-5:事務機器編)や日本医学放射線学会電子情報委員会の発行するデジタル画像の取り扱いに関するガイドラインVer.2.0にも、利用者の色覚に配慮するための各種指針が盛り込まれています。
色弱者の見分けにくい色の組み合わせをシミュレーション表示
色覚シミュレーションソフトウェア「UniColor Pro」と対応モニター内部のASIC(特定用途向けIC)が持つ色域変換機能を使って、モニターの表示に色変換を行います。
シミュレーション表示には「オリジナル (一般色覚)モード」、「P型 (第1色覚)モード」、「D型 (弟2色覚)モード」、「T型モード」の4つのモードをご用意。画面上のアイコンをクリックするだけで各モードを瞬時に切替えてシミュレーション表示します。シミュレーション表示 (色の見え方)については、石川県工業試験場とNPO法人カラーユニバーサルデザイン機構CUDOの協力のもと、色弱者の被験者テストを重ね、見分けにくい色の検出精度を上げています。
画面上のアイコンをクリックするだけで各モードを切替え
静止画だけでなく動画もリアルタイムにチェック可能
パソコンを使って制作を行う際は、各工程ごとにモニター上でシミュレーション表示を行い、カラーユニバーサルデザインのチェックを行うことになります。このシミュレーションの方法には、ソフトウェアを使ってデータの画像処理を行う方法と、ハードウェアを使ってモニターの表示を変えてしまう方法があります。これら二つの方法の大きな違いは、その作業時間にあります。あるWebページの内容のチェックに要した時間は、ソフトウェアを利用した方法で581秒、EIZOの色覚シミュレーションモニター「FlexScan SX2461W-U」と「Unicolor Pro」を利用した方法で44秒でした。ハードウェアを使うことで、作業時間は約1/13に短縮されました。
UniColor Proならモニターのハードウェアにより表示自体を変える方法なので、データの変換作業を伴うことなく、表示内容をリアルタイムにシミュレーションできます。
これにより静止画はもちろん、動画や点滅する文字などもチェックすることができます。
- 参考:「色覚バリアフリーのためのチェックモニターの開発」石川県工業試験場 前川満良他。第31回感覚代行シンポジウム講演論文集より
画像キャプチャにも対応で作業効率アップ
シミュレーション表示した状態で画像をキャプチャすることが可能。キャプチャした画像を比較したり、プリントアウトして確認作業を行ったりと作業効率をアップします。
カラーユニバーサルデザインについて
ソフトウェアダウンロードとバージョンアップについて
最新バージョンの色覚シミュレーションソフトウェアUniColor Proはソフトウェアダウンロードページからダウンロードしていただくことができます。