掲載記事

6画面"5760×2160"ディスプレイで圧倒的戦力を手に入れる(2/5)

※ 下記の記事は2013年7月9日に「ITmedia PC USER」(ITmedia)に掲載されたものです。

フルHD×6画面の快適さチェック(3)――3Dゲーム+α

これまでは、大画面・超高解像度のマルチディスプレイ環境を複数ウィンドウの同時表示による作業効率アップに活用してきたが、6画面全部に1つのコンテンツを表示することで大迫力が得られるのも見逃せない。特にグラフィックスが精細で美しいゲームタイトルは、その魅力を存分に引き出せる。今回は実際にいくつかのゲームを試してみた(使用したグラフィックスカードは後述の「VTX3D VX7870 2GBD5-6D」)。

「シムシティ」(エレクトロニック・アーツ)

シムシティ」(2013年版)は、都市開発シミュレーションゲームの先駆けとなったシムシティシリーズの最新作だ。箱庭の中でリアルに再現される「社会」で、プレイヤーは「市長」として自分の都市を作り、都市の発展を目指していく。本作から完全な3Dでの描画に対応し、建物や木々の細部まで描かれた自分だけの都市を上空から自由に眺めて楽しめる。

 フルHD×6画面でプレイするシムシティは実に感動的だ。徐々に発展していく都市のグラフィックスが視界いっぱいに映し出される感覚は、まさに神の視点で下界を創造しているかのようで、一度体験すると、1台や2台のディスプレイ環境には引き返せないだろう。広々と大きく表示しながら都市計画を練ることができたり、個々のシム(都市の住人)の生活を逃さずチェックしやすかったりと、とにかくプレイが軽快に進む。こうしたシミュレーションゲームとの相性は抜群だ。
 

フルHD×6画面でプレイするシムシティ

フルHD×6画面でプレイするシムシティ

久々の復活を遂げた「シムシティ」(2013年版)をフルHD×6画面でプレイ。超高解像度と大画面の相乗効果で、細部まで描かれた都市と自然のグラフィックスが堪能でき、ゲーム世界にどっぷり浸れる。FlexScan EV2336Wによる均一性の高い表示も、6画面への没入感を高めてくれる


©2012 Electronic Arts Inc. Trademarks belong to their respective owners. All rights reserved.


「クライシス 3」(エレクトロニック・アーツ)

クライシス 3」は、人気FPSシリーズの最新作。超人的な能力が備わった「ナノスーツ」を装備したプレイヤーが、侵略を謀るエイリアンや軍事組織CELLコーポレーションと戦うSF色の強いストーリーだ。CryEngine 3による高品位なグラフィックス表現も見どころとなる。

 フルHD×6画面でプレイしてみたところ、視界を覆う美麗なグラフィックスと重厚なストーリーが臨場感をグンと加速させ、1画面とはまったく異なる迫力があった。かなり高いグラフィックス性能を要求するタイトルだが、VTX3D VX7870 2GBD5-6Dでも6画面で十分プレイできる感触だ。

 ただし、今回の3台ずつ2段に並べた配置では、上下の画面のちょうど真ん中に照準や敵キャラクターが来てしまい、画面間のフレームをじゃまに感じることも多かった。クライシス 3自体に問題はないのだが、やはり瞬時の判断が求められるFPSは、左右に1台ずつディスプレイを並べた3画面構成か、画面内の表示を把握しやすい1画面でのプレイが無難だろう。

 同様の理由からマルチディスプレイの全画面表示による映画観賞などは、俳優の顔が分断されてしまうため、おすすめできない。動画コンテンツは1画面で表示すべきだ。

フルHD×6画面でクライシス 3

フルHD×6画面でクライシス 3

「クライシス 3」をフルHD×6台の構成でプレイした。プレイヤーの視界いっぱいにクライシス 3の世界が広がり、臨場感は非常に高いが、照準を敵に合わせづらいため、ディスプレイを上下に積み上げた画面配置とは相性がよくない。今回試したFlexScan EV2336Wは狭額縁設計だが、それでも枠が気になってしまう


©2012 Electronic Arts Inc. Trademarks belong to their respective owners. All rights reserved.
 

「Colin McRae: DiRT 2」(イーフロンティア)

 「Colin McRae: DiRT 2」は、ラリー界の伝説的なドライバーであるコリン・マクレー氏の名前を冠したオフロードレーシングゲーム。2010年に発売された少々古めのタイトルだが、一般にレースゲームはマルチディスプレイに適しているため、試してみた。当時としてはいち早くDirectX 11に対応し、高解像度環境でプレイできるのもポイントだ。

 フルHD×6画面でのプレイは、ゲームセンター以上の迫力といえる。視界全体にコースが広がり、その中を駆け抜ける疾走感は、写真で見るのと、体感するのとではまったく違う。アミューズメントパークのアトラクションを自分の部屋に持ってきたかのような感動がある、といっても大げさではない。ラリーなので、ジャンプした際には、車体の上部がフレームで切れるが、全体的なプレイ感覚は満足できる。ドライバー視点ならば、よりリアルに近い感覚でのプレイも可能だ。

 こうしたレースゲームは、マルチディスプレイ環境でより魅力を引き出せるジャンルだ。レースやカーシミュレーションのPCゲームにはまっている方は、こうした多画面環境をぜひ検討していただきたい。

フルHD×6画面でColin McRae: DiRT 2

フルHD×6画面でColin McRae: DiRT 2

「ク ライシス 3」をフルHD×6台の構成でプレイした。プレイヤーの視界いっぱいにクライシス 3の世界が広がり、臨場感は非常に高いが、照準を敵に合わせづらいため、ディスプレイを上下に積み上げた画面配置とは相性がよくない。今回試した FlexScan EV2336Wは狭額縁設計だが、それでも枠が気になってしまう


©2009 The Codemasters Software Company Limited ("Codemasters"). All rights reserved. "Codemasters"®, the Codemasters logo and “DiRT”® are registered trademarks owned by Codemasters. “DiRT 2”™ is a trademark of Codemasters. "Colin McRae”™ and the Colin McRae signature device are registered trademarks of Colin McRae. All other copyrights or trademarks are the property of their respective owners and are being used under license. This game is NOT licensed by or associated with the FIA or any related company.


「Google Earth」(グーグル)

  最後に、3Dゲームタイトルとは違うが、フルHD×6画面が実に効果的だったアプリケーションとして「Google Earth」も挙げておきたい。

  起動すると、視界を覆う表示領域に巨大な地球が表示され、この時点で興奮が高まってくる。そのまま地球をグングンと拡大していき、見慣れた街に降りていくと、まるで高高度からスカイダイビングをしているかのようで、6画面のGoogle Earthでしか味わえないスケール感がある。衛星写真の細部に至るまでフルHD×6画面がしっかりと描き出す様は、大画面のテレビとはまったく違う衝撃で、思わず息をのむ美しさだ。

 おまけに、ストリートビューと組み合わせれば、視界いっぱいに世界中の観光名所が広がり、自宅にいながら、ちょっとした旅行気分まで楽しめる。フルHD×6画面のGoogle Earthは、地図や旅行が好きな方には、たまらない体験となるだろう。

フルHD×6画面でGoogle Earth

フルHD×6画面でGoogle Earth

「Google Earth」をフルHD×6台の構成で操作。大画面と超高解像度を存分に生かせるアプリとして、高精細な衛星写真による地図データが充実したGoogle Earthは最適だ。フライトシミュレーター機能を使えば、Google Earthの世界を自由に飛び回ることもできる


 それでは次のページから、実際に6画面のマルチディスプレイ環境を構築する方法を解説しよう。2画面や3画面とは違ったコツもあるので、4画面以上のマルチディスプレイ環境を求める方は、特に注目していただきたい。
 

 

 

ピックアップ

  • パソコンで、なぜ疲れ目は起こるのか?
  • ディスプレイの疲れ目対策 10選
  • 4辺フレームレス・フルフラット
  •  
  • モバイルノートPCを使うならEIZO!外付けモニターのススメ。
  • 夜には夜の画質がある。
  • パソコン疲れ目対策講座 無料セミナー実施中!
prev next