- 2022年3月17日、最新情報に更新しました。
Apple M1 Maxチップ搭載のMac製品での互換性検証を実施しました。
1.制約事項
Apple社のMac製品 (Apple M1シリーズチップ搭載) において、外部モニターとの接続で下記の制約事項がありますので、あらかじめご注意ください。
対象Mac | Apple M1シリーズチップ搭載のMac製品 |
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対象OS |
macOS Big Sur (11.6.1)、 macOS Monterey (12.2) |
対象モニター | すべてのPCモニター (他社モニターを含む) |
(1) モニター接続台数
Apple M1チップ搭載 | Thunderbolt 3端子には1台のモニターしか接続できません。2台のモニターを接続しても、2台のうち1台には映像が映りません。 |
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Apple M1 Proチップ搭載 | 端子の組み合わせを問わず最大2台のモニターを接続可能です。 |
Apple M1 Maxチップ搭載 | 端子の組み合わせを問わず最大4台のモニターを接続可能です。 |
Apple M1チップ搭載の場合
Apple M1 Proチップ搭載の場合
Apple M1 Maxチップ搭載の場合
(2) カラーフォーマット
HDMI接続時に、Macから出力される映像信号のカラーフォーマットがYUVリミテッドレンジとなり、階調飛びが生じる場合があります。
バージョン11.6.1より前のmacOS Big Surをお使いの場合は、USB Type-C接続やDisplayPort変換接続でも、同じ症状が発生する場合があります。
M1チップ搭載のMac | Intelチップ搭載のMac |
![]() |
![]() |
グラデーションの表示結果 |
なお、ColorEdge製品で以下の信号フォーマット設定を備えている場合は、次のように設定することで問題を回避できます。
HDMI接続 |
「YUV」表記の無い設定値を選ぶ 「Video」モードから「PC」モードに変更する |
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(3) カラープロファイル
バージョン11.6.1より前のmacOS Big Surをお使いの場合は、macOSが自動生成するカラープロファイルが、モニターのガンマ値と一致しない場合があります。
なお、対象のMac製品に対応したColorEdge専用カラーマネージメントソフトウェア「ColorNavigator 7」が作成するプロファイルは、問題ありません。
(4) 縦回転表示
バージョン11.6.1より前のmacOS Big Surをお使いの場合は、macOSでモニターの向きを縦 (90° / 270°) に設定すると、低解像度のぼやけた表示になります。また解像度の「変更」をクリックしても、モニターの推奨解像度がリストに現れません。
キーボードの「Option」キーを押しながら「変更」をクリックすると解像度の選択肢が増え、推奨解像度を選べるようになります。
2.各モニター製品の接続互換性
当社で接続互換性を確認できたモデルは以下になります。
※1 モニター仕様により給電は15Wまでとなります。
※2 (2) カラーフォーマットと (3) カラープロファイルの問題が生じます。
※3 Mac miniの仕様によりモニターからの給電には非対応です。
※4 Macの省エネルギー設定でディスプレイをオフにした場合、モニターのUSBハブに接続したキーボード操作では、1回のキー押下で画面が復帰しない場合があります。
※5 外部モニターとMacを直接「HDMIケーブル」で接続した場合、モニター本来の発色や階調表現を行えない場合があります。詳細はこちらをご覧ください。
3.各ソフトウェア製品の互換性
ColorEdge専用カラーマネージメントソフトウェア「ColorNavigator 7」が、Apple M1チップ搭載Macに対応しました。ダウンロードはこちら