4624台のFlexScanがディーリング、バックオフィス業務の効率化に貢献
高い品質、柔軟なサポート体制を評価し、長きにわたってEIZOを採用
みずほ証券株式会社は、銀行・信託・証券の一体運営を推進する〈みずほ〉の総合証券会社です。長年複数部門においてEIZOモニターを活用されている同社では、2020年から2022年にかけて、ディーリング業務を行うグローバルマーケッツ部門と、人事や財務、システム部などバックオフィスのモニター機種入替えが実施され、新たにEIZOの23.8型モニター「FlexScan EV2480-Z」を2234台、27型モニター「FlexScan EV2760」を2280台、37.5型モニター「FlexScan EV3895」を110台導入いただきました。導入の経緯や、導入後の使用感をご担当者にお聞きしました。
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ディーリング業務用にEV2760を1席あたり4台縦向きに配置して導入
フリーアドレスエリアにEV2760を1席あたり2台導入
省スペースなEV2480-Zを、バックオフィスの標準モニターとして選定
多くの情報を一覧表示できるEV3895を、投資銀行部門のモニターとして選定
モニターの搬入・開梱から廃棄物回収、アームへの取付けまですべてEIZOに依頼
EIZOの環境に配慮した製品づくりが、サプライヤーに期待される調達活動方針に合致
EIZOには高品質な製品づくりと手厚いサポートの継続を期待
2020年から2022年にかけてFlexScanを4624台導入
製品の信頼性と柔軟な納期対応、導入サポート体制を総合的に評価しEIZOを継続採用
今回の2020年から2022年にかけて実施したモニター機種入替えでは、FlexScanを4624台導入しました。そのほとんどが、グローバルマーケッツ部門に導入した2280台のEV2760と、バックオフィスに導入した2234台のEV2480-Zです。
27型のEV2760を導入したグローバルマーケッツ部門の機器構成は、KVMスイッチやモニターのPbyP(Picture-by-Picture)機能等を駆使した複雑な構成です。また、ディーリング業務は、為替や株価の値動きの動向を注視し続ける必要があります。その業務の性格上、モニターやPCが不具合を起こし、数値を正しく追えなくなってしまうことは致命的です。そこで、機材の選定や事前の接続検証は入念に行った上で導入しています。EIZOモニターは故障が少なく、耐久性や信頼性を高く評価しています。加えて、ディーリング業務は多くの数値や表データをモニター上で扱いますが、その見え方がクリアに、はっきりとわかる高画質であることも評価ポイントです。
23.8型のEV2480-Zはバックオフィスの標準モニターとして導入しました。従来19型のEIZOモニターを標準モニターとして採用していましたが、今回の導入を機に、より大きいサイズのEV2480-Zを選定しました。今後も全社的に継続して導入していく標準モニターとして採用するにあたり、高品質な画質、耐久性を評価しています。
当社では2000年から長きにわたってEIZOを標準モニターとして採用しており、今回の機種入替えについても、これまでの実績を信頼して継続採用することに決めました。導入時は他社製品との比較検討も行いますが、その上でEIZOを採用する理由は、製品の高い品質に加え、柔軟な納期対応や導入までの手厚いサポートなど、メーカーとしての対応力にあります。
ディーリング業務用にEV2760を1席あたり4台縦向きに配置して導入、膨大な為替や証券情報を一度に表示
ディーリング業務は、為替や証券の取引においてさまざまな情報を同時に取り扱います。そのため多くのPCやモニターとそれらの情報の画面上での効率的な配置やデータの整理が必要です。例えば、株等の発注用の端末はほかのアプリケーションが入ったPCでは使用できないことや、その発注画面を常時表示させておくことから多くのモニターが必要となります。そこで、2016年に複数PCの画面を並べて表示できるPbyP機能を備えた27型モニターのEV2750を1席あたり4台縦向きに配置し、膨大な情報を一度に表示できる環境を構築しました。
今回の機種入替えでは、これまでの実績を踏まえEV2750の後継機種であるEV2760を選定し、従来同様4面縦向きに配置する構成で運用しています。さらに、今回導入したEV2760はすべて、スタンドを除いたフリーマウントの仕様で納品してもらい、昇降デスクに設置されたモニターアームに取付けて使用しています。モニターの足元をすっきりさせることで、机上を有効に活用できます。それまで使用していたEV2750と同じくPbyP機能で複数のPCからの出力を並べて表示していますが、良い意味で使用感が大きく変わった印象はありません。ベゼルが薄いためスムーズにモニター間の視線移動ができ、まるで大きな1つの画面のような感覚で広い表示領域を活用しています。 |
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フリーアドレスエリアにはEV2760を1席あたり2台導入、持ち運んだノートPCと接続してすぐに利用可能
当社では、本社に勤務する社員の25%がリモートワークで業務を行う体制を恒常化しています。リアルとリモート双方の手段を駆使して一人ひとりが自ら働き方をデザインできるように職場環境を整えており、こうした新しい働き方への取組みの一環として、ディーリングエリアの一部にフリーアドレスエリアを設けました。このエリアにはEV2760を1席あたり2台設置しており、持ち運んだノートPCと接続してすぐに利用が可能です。フリーアドレスエリアは企画業務担当者の利用が中心で、画質がよく契約書や表計算など細かい資料を見るのに便利なほか、作業画面と参照画面といった具合に画面を用途で分けて広々と使える点も好評です。 |
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省スペースかつ作業領域を十分に拡張できるEV2480-Zを、バックオフィスの標準モニターとして選定
以前はバックオフィスの標準モニターに19型のEIZOモニターを採用しており、サイズアップの要望が社員からあった一方で、デスクのスペースも限られていたことから、省スペースかつ作業領域を十分に拡張できる23.8型のEV2480-Zを採用しました。 |
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大画面に多くの情報を一覧表示できるEV3895を、投資銀行部門のモニターとして選定
EV3895は経営戦略に関わるM&Aアドバイザリー等のサービスを行う投資銀行部門に110台導入しました。投資銀行部門ではメールや表データを一覧表示して、一度に膨大な情報を処理することが常に求められます。以前は34型の他社製モニターを使用していましたが、さらに広い画面表示領域が欲しいという要望があり、より大画面のモニターを検討していました。EV3895は37.5型の大画面で作業領域を大きく拡張できる点、USB Type-Cケーブル1本の接続で表示・PCへの給電を行うことができる点、ケーブルを管理する必要がないので設置・撤去作業も工数削減が可能である点を評価しました。そして、継続的に導入してきたEIZOモニターに対する信頼感も採用の決め手です。 |
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モニターの搬入・開梱から廃棄物の回収、アームへの取付けまで、
すべてEIZOに依頼することでシステム部の事務工数を大きく削減
モニターの搬入・設置、空箱やゴミの廃棄作業まで一気通貫でEIZOに依頼しています。モニターを熟知したEIZO作業者による設置のため、技術レベルに不安はなく、安心して導入をお任せすることができました。以前、モニターの購入、設置作業、廃棄物処理をそれぞれ別々の業者に依頼したことがありましたが、連携が取れない場面が多々ありました。 |
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EIZOの環境に配慮した製品づくりが、サプライヤーに期待される調達活動方針に合致
今回、モニター複数台をアームに取付ける運用にしましたので、モニター部のみ4台を1つの箱にまとめる集合梱包仕様で納品をお願いしました。従来は不要な梱包材や付属品などを別途廃棄していましたが、不要なスタンド・ケーブル・同梱品を省くシンプルでフレキシブルな当仕様は、設置作業を大幅に効率化するだけでなく、設置後の廃棄物の削減にもつながり、環境負荷の低減にも貢献できます。 |
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集合梱包仕様の詳細はこちら(ニュースリリースへ)
EIZOには高品質な製品づくりと手厚いサポートの継続を期待
EIZOには今後も高品質な製品づくりと、柔軟な導入サポート対応を続けていただきたいです。また、よりシンプルな機器構成にできるよう、モニター自体の機能が充実していくことを期待しています。映像表示だけでなく、電源供給、マウス・キーボード接続、ハブ機能など、モニターだけですべて完結できるようになればベストですね。そのほかには、昨今の車のサンルーフがセンサー前で手を動かすことで開閉できるように、モニターの画面表示や入力信号切替えを、より直感的で簡単にできる機能があれば嬉しいです。
■ご協力 |
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導入製品
- FlexScan EV2480-Z ×2234台
- FlexScan EV2760 ×2280台
- FlexScan EV3895 ×110台