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クリエイティブ

イラストレーター 藤ちょこ 氏

fuzichoco_img001.jpg「宇宙マンション」
 

今回、当社のイラストコンテストのメインビジュアルを作画いただきました。テーマは「花」でしたが、どんなお気持ちで作画されましたか?

 「花」というテーマから、観葉植物を愛でる女の子が描きたいと直感的に思いました。

 そこにひとひねりを加えて、宇宙に住む女の子が観葉植物の世話をしていたら、非日常の中に日常を感じるイラストになって面白いのではないかと思い今回のイラストになりました。
 花や花瓶に近未来的な要素を加えるのが楽しかったです!

 約200年後(イラスト左下の時計には2247年と表示されている)の世界でも、変わらず花を愛でる日常がそこにあったらいいなぁと思います。自分の目では絶対に見ることができないからこそ、遠い未来を空想して描くのが好きです。
 

花をテーマにした当社主催Twitterイラストコンテストはこちら
藤ちょこ氏の素敵なイラストをご覧いただけます。
・2022年7月~9月開催、応募受付は終了しています。

 

藤ちょこさんのイラストは色彩豊かな表現が魅力的です。着彩の工程で意識していることはありますか?

 ものに備わった固有の色にとらわれず、さまざまな色を使うようにしています。ただ、無計画にたくさんの色を使うとバラバラな印象になってしまうので、色彩遠近法をベースに色を選んだり、目立たせたい部分以外の彩度は少し抑えるなどの工夫をしています。
※色彩遠近法:寒色と暖色の持つ心理的作用や視覚効果を利用し、色を変化させたり対比させたりすることで、絵に奥行きを与える表現方法。

 最近は、イラストの一部にオーロラ素材のような虹色を入れ込むことがマイブームです。

fuzichoco_img002.jpg
「大渓谷」
 

普段イラスト制作に使用いただいているツールを教えてください。

  • ColorEdge CS2730
  • Wacom Cintiq 24HD(メインの作画工程で使用)
  • Wacom Intuos5(仕上げの工程で使用)
  • iPad Pro 12.9インチ(外出時の制作に使用)
  • raytrek XV
     

fuzichoco_img003.jpg
藤ちょこ氏の仕事場
 

愛用のColorEdge CS2730の使い心地を教えてください。

 かれこれ4年愛用しております!
 色の表示がとても正確なので、仕上げの工程は必ずColorEdge CS2730で色味や細部を調整しています。
 27型の大画面にWQHD(2560×1440)の高解像度なので、イラストの細かい部分まで確認しやすいのもいいですね。このモニターを導入してから、印刷して初めて「うわ、この箇所、粗さが目立つ…!」となることが減りました。
 またモニターの表面がマットで、長時間使っても目が疲れにくいのも嬉しいポイントです。

藤ちょこさん愛用のカラーマネージメントモニターの後継機種「ColorEdge CS2731」をチェック!
 

今回、藤ちょこさんにモニターのキャリブレーションに初めて挑戦いただきました。
その感想を教えてください。

 恥ずかしながらモニターのキャリブレーションをこれまでしたことがなかったのですが、設定と操作が簡単で、初めてでも直感的にキャリブレーションができました。
 カラーモードを選択して調整できるのもいいですね。私は、デジタル媒体のイラストも印刷媒体のイラストも両方描いているので、それぞれの目的に合った最適な表示にできるのは便利だと感じました。
 せっかく良いモニターを使っているので、今後も定期的にキャリブレーションを実施していきたいです!

キャリブレーションとは
モニターをキャリブレーションセンサーで測定し、目標値に沿って画面表示されるよう表示調整を行うこと。液晶モニターは使い続けると明るさや色味が経時変化するため、定期的な表示調整が必要になります。

ColorEdge専用のソフトウェアColorNavigator 7 でのキャリブレーションは、パソコンの出力信号を触らずに、直接モニターの表示を調整する「ハードウェア・キャリブレーション」です。データそのものの階調を犠牲にすることなく、より短時間で精度の高い調整ができます。

キャリブレーションが必要な理由はこちら
「ハードウェア・キャリブレーション」と「ソフトウェア・キャリブレーション」の違いはこちら

 

イラストを描いている中で一番楽しい瞬間はいつですか?

 無心に色を塗っている時がいちばん楽しいです!逆にいちばん苦手な作業は線画です。ラフや仕上げは、楽しいですが精神力が必要なので結構疲れます。
 

イラストレーターを目指す人に向けてのメッセージ

 描いたら発表することが大事だと思っています。
 発表することで、フィードバックがもらえてそれを次の作品に活かせますし、思いがけないところで仕事に繋がることもあります。

 絵の発表の場というと、今はSNSが第一候補かもしれませんが、それ以外でも、雑誌に投稿してみたり、本にしてイベントに出てみたり、コンテストに応募してみたり、展示をしてみたり等々、いろんな発表の場があるので、自分にあったものを見つけて楽しんでほしいです!


fuzichoco_img004.jpg
「白昼夢」
 

藤ちょこ 氏 略歴

fuzichoco_img005.jpg

千葉県出身、埼玉県在住のイラストレーター。
キャラクターデザイン、ライトノベルの挿絵や、TCGイラスト、専門学校でのライブペイントなど、さまざまな分野で活動中。
1st画集「極彩少女世界」がビー・エヌ・エヌ新社より、2nd画集「彩幻境」が玄光社より発売中。

代表作:マジカルミライ2020メインビジュアル /「リゼ・ヘルエスタ」キャラクターデザイン /「狐ヶ咲甘色(#コンパス)」キャラクターデザイン /「八男って、それはないでしょう!」挿絵 /「賢者の弟子を名乗る賢者」挿絵

pixiv / Twitter / Webサイト

 

導入製品

  • ColorEdge CS2730

同じ27型の後継機種「ColorEdge CS2731」の製品ページはこちら

本事例の内容は取材当時のものであり、閲覧時点で変更されている可能性があります。ご了承ください。


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