Twitterイラストコンテスト

花をテーマにしたイラストコンテストは、
終了いたしました。
沢山のご応募をありがとうございました。

今後もキャンペーン情報や
お役立ち情報を発信していきますので、
ぜひEIZOの公式Twitterアカウントを
チェックしてください！

カラーマネージメント液晶モニター「EIZO ColorEdge CS2410」＆キャリブレーションセンサー「EX4」＋13.3型液晶ペンタブレット「Wacom One 液晶ペンタブレット 13」＋ペイントツール「CLIP STUDIO PAINT PRO 2デバイス 3年版」進呈

ＪＤＧＥ(@JDGE180112)様

大賞作品

『クロッサンドラ・バルコニー』

午後のあたたかい日差しを象徴するような、オレンジの花々が素敵です！
構図、配色、ライティングすべてのクオリティが高く、サムネイル表示でたくさんの
応募作が並んだ中でもひときわ目を引く1枚でした。

背景はオレンジ色と水色でまとめてキャラクターの座る椅子だけ赤色にしているところや、
全体的に細かく描きこみつつ左上のパラソルで抜け感を作っているところ、などなど視線誘導が上手く、
深く考えて描かれている作品です。
もちろん技巧を超えた魅力もしっかりあって、
タイプの違う少女2人が仲良しなのはすごくほほえましいですし、
黒髪の子はスケッチブック、金髪の子はカメラと小道具でも差を出しているところにも
こだわりや物語を感じます！

EIZOイラストコンテストで、見事大賞を受賞されたイラストレーターJDGE（@JDGE180112）様に、大賞賞品であるイラスト3点セット（ColorEdge CS2410、Wacom One 液晶ペンタブレット 13、CLIP STUDIO PAINT PRO）を実際にご使用いただき、その使用感を伺いました。

JDGE様Twitter　https://twitter.com/JDGE180112

Q1.応募のきっかけ: 「花」というとても自由なテーマだったことが1番のきっかけです。花のイラストにはさまざまな種類や表現があり、色彩も構図もコンセプトも縛られることなく実力を試せる予感がありました。さらに、藤ちょこ先生に審査していただける機会は滅多にないと感じたため挑戦しました。
Q2.大賞の賞品を実際に使用してみてどうでしたか？: 作品を印刷する際、以前使っていたモニターが経年劣化によって思った通りに印刷ができず困っていたので、色の表示が正確なCS2410のおかげで大変助かっています。さらに、キャリブレーションセンサーで画面の表示をメンテナンスできるので、長期的に使っていける点も安心感があります。また、モニターの表面がマットで映り込みが少なく、目が疲れにくいので、長時間作業しやすくなったこともありがたく感じています。以前はiPad ProとCLIP STUDIO PAINTをメインで制作に活用していたのですが、CLIP STUDIO PAINTの作業中のウィンドウを同時に複数表示できる機能を活かして、賞品のWacom One 液晶ペンタブレット 13で細部の描き込みをしながら、こまめにCS2410で全体を確認するという丁寧な制作ができるようになりました。また、CLIP STUDIO PAINTはベクターレイヤーの利便性が特に気に入っています。ベクターレイヤーは変形しても線画が荒れないほか、パス変形もできるので、精密なデッサン調整が必要なゲームイラスト・アニメ制作との相性がとても良いです。Wacom One 液晶ペンタブレット 13は、iPad Proの12.9インチと画面のサイズ感が近く、タブレットからPCに制作環境を移行したい方にも、初めて液タブを使用する方にもオススメできます。画面の質感はサラサラしていて、摩擦の強さが紙に近いのでiPadと同じような感覚で作業できました。また、付属の専用ペンにはショートカットを自由に割り付けられるサイドスイッチがついているので、ブラシと消しゴムを同じキーでショートカットに登録すると、Apple Pencilをタップして切替えるように、簡単にブラシと消しゴムを切替えることもできます。
Q3.受賞の喜びをお聞かせください。: この度は光栄な賞をいただき誠にありがとうございました！
今回藤ちょこ先生にいただいたご講評も、自分の持っているすべての知識と経験を生かして描いたことをそのまま褒めていただいたのでとても嬉しかったです。自分の考えていることをすべて言語化してくださった藤ちょこ先生の観察力の高さに圧倒されました。

以前の制作環境

現在の制作環境

ＱＱ(@qq_orikou)様

優秀賞作品

『絵巻「花の一生」』

テーマの調理の仕方がとっても上手いです！
その発想力に加えて、描くのが難しいポーズをしっかり描き切っているところに技術力の高さを感じます。
油彩のような勢いのあるタッチも作品にぴったりで、今にも動き出しそうな躍動感があります。
ビビットイエローのリボンも良いアクセントになっていますね。
ステージで一演目見終えたような満足感のある1枚でした！

大谷港(@Otani3710)様

優秀賞作品

『歓迎の花』

ロボットから伸びる配線や、雲の流れ、ライティングでしっかり見せたい部分に目が行きますね。
魚眼っぽいパースも自然な奥行きで素敵です！
また、濡れた地面、ビンなどそれぞれの質感をよく観察して表現しているところにこだわりを感じました。

少年の表情や、モノクロームの世界で花だけが色鮮やかというところから、
この世界で唯一の希望がこの花なのかな～など、
いろんな物語が想像できますね。絵の外側にも広がりを感じる1枚でした！

『花を奏でる』

itiya(@catcat_pad)様

藤ちょこ氏による講評

青色がすごく綺麗で、爽やかな風を感じるようです！

花々で彩られたピアノがファンタジックで素敵ですし、
花もすごく瑞々しい質感で、イラストの雰囲気にマッチしていると思います。
ピアノ、水面、水滴、シースルーのフリル…とイラスト全体で透明感を高めている作品ですね。
そしてキャラの髪型が個性的でかわいい！

『花の香りに酔いしれて』

cha柱(@Cha48781230)様

藤ちょこ氏による講評

とにかく楽しく陽気な空間！というのが伝わってくる作品で、
見ていると音楽が聞こえてきそうです。

それぞれ花をあしらったカクテルがオシャレです！
アレンジされたチャイナ服も可愛い！

鮮やかな色を多用しつつも見やすいのは、
黒系の暗めな色をポイント的に使っているからだと思いますが、
そのバランス感覚も素晴らしいと思いました。

『花飾』

Tena(@Tena_2_19)様

藤ちょこ氏による講評

上品でオシャレな1枚ですね！
絵の雰囲気がすごく好みで、ポスターとして部屋に飾りたくなりました。

さまざまな花や植物、小物を丁寧に描き分けていますし、何より配置のセンスがすごいです！
キャラクターのちょっとダウナーな雰囲気に、彩度を抑えた花々がよくマッチしています。
手前にいる黒猫も良い味出しています。

藤ちょこ

イラストレーター藤ちょこ

藤ちょこ

千葉県出身、埼玉県在住のイラストレーター。
キャラクターデザイン、ライトノベルの挿絵や、TCGイラスト、専門学校でのライブペイントなど、さまざまな分野で活動中。1st画集「極彩少女世界」がビー・エヌ・エヌ新社より、2nd画集「彩幻境」が玄光社より発売中。
代表作：
マジカルミライ2020メインビジュアル /「リゼ・ヘルエスタ」キャラクターデザイン /「狐ヶ咲甘色(#コンパス)」キャラクターデザイン /「八男って、それはないでしょう！」挿絵 /「賢者の弟子を名乗る賢者」挿絵

pixiv / Twitter / Webサイト

この度は、「EIZOイラストコンテスト」にたくさんのご応募ありがとうございました！

600を超える応募数にまず驚き、次にそのレベルの高さに驚きました。
いいなぁと思うものをピックアップしていったら数十作品を超えてしまって、
ここから6作品に絞らなくちゃいけないの？！と頭を抱えつつ、審査させていただきました。

1枚の作品を完成させるのがどれだけ大変かは身に染みて分かっているので、
いざ自分が選ぶ側になると本当に悩ましかったです…。
雑誌に応募して全ボツになって悔しかった昔の経験を思い出したりしました。

ストレートに花を主役にしたもの、
花でキャラクターの気持ちを表現したもの、
服飾や髪飾り、装飾としてキャラクターや背景を彩ったもの、
別の何かで花を象ったもの…などなど、
多彩な作品が集まり、見ていてとても楽しかったです。
こういう魅せ方が、描き方があるのか～と、すごく勉強になりました。

絵は、言ってしまえば究極的には好みの問題で、描き方に正解も不正解もありません。
上手く描けなくて足掻いた痕跡が個性になったりもします。
私自身、もともとは背景を描くのが苦手で、描けないなりに無理やり背景をねじこんだことが
今の画風のきっかけになりました。

楽しく描くことももちろん大事ですが、悩み抜いて描いたものも味として必ず生きてくるので、
これからもたくさん作品を生み出し、積み重ねていってほしいと思います。

藤ちょこ