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ビジネス・エンタープライズ

宮城県利府町役場 様

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USB Type-C対応モニターが行政業務のDX推進に大きく貢献!
EIZOのサステナブルな製品づくりや梱包仕様、付属品のカスタマイズも評価

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 宮城県利府町では、ICTを活用して住民サービスの向上や行政事務の効率化を図るため、2021年に「利府町DX推進計画」を策定しました。本計画では利府町のDX推進に向けた方針、関連する個別施策、ICTの戦略的な活用等を取りまとめています。当役場においては、業務効率化と職場環境改善を図る目的で、テレワークの推進や、資料と決済のペーパーレス化、行政業務の電子化等DX推進に取組んでいます。


 このたび、行政業務のDX推進の一環として23.8型フルHD解像度で、USB Type-Cに対応したニュースタンダードモニター「FlexScan EV2480-Z」を289台導入いただきました。導入までの経緯や導入後の使用感をご担当者に伺いました。

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  左:総務部 デジタル推進室 室長補佐兼デジタル推進係長 後藤 俊寿 氏
中央:総務部 デジタル推進室 室長 吉田 雄一 氏
右:総務部 デジタル推進室 主査 吉田 尊貴 氏
 

 

高い品質と多機能性が決め手となりEIZOモニターを289台導入

 当役場のDX推進施策の中でも、文書決裁や会計処理の電子化は業務効率化に大きく貢献し、職員からも好評でした。一方で15.6型のノートPCのみで業務を行っていたため、資料確認時に紙と比べて一度に表示できる情報量が少なくなってしまい、情報の見落としが発生するという課題がありました。また、今後はさらに携帯性に優れた13型前後のノートPCの導入を検討していましたので、画面のサイズダウンによるさらなる視認性と作業効率の低下を危惧していました。そこで解決策として外付けモニターの導入検討を開始しました。

 モニター選定時は複数のメーカーを比較検討しました。当初はメーカーによって品質にそこまで差異はないと考えていましたが、仕様比較や製品試用を重ねるうちに、画質やスタンドの可動域等、使用感が大きく異なることを実感しました。その中でもEIZOモニターは多機能で使い勝手が良く、当役場の業務効率化や課題解決に最適であると考えました。また、本町では浄水場のシステムを遠隔操作する端末のモニターとしてEIZO製品の導入実績があり、高い品質が好評だった点も導入の決め手となりました。

EIZOモニターの導入で行政業務の効率が大きくアップ

 EV2480-ZとノートPCのマルチ画面環境を構築したことで、資料やソフトウェアを同時に複数表示することができます。画面スクロールや切替えの手間が大幅に減ったことで、業務効率は大きく向上し、画面表示領域が増えたことで、ペーパーレス化における課題だった資料の見落としの発生件数は大きく減りました。また、紙のような質感で表示できるペーパーモードやブルーライトカット機能、自動調光機能など目にやさしい機能が豊富で、長時間の作業でも目が疲れにくいと職員から好評です。国内一貫生産体制による高い品質と信頼性も期待通りでした。製品の初期不良は一台も発生していません。

 また、USB Type-Cケーブルを1本接続するだけで、映像表示と同時にノートPCに給電することができ、煩雑になりがちだったケーブル類が整理されてデスク上の作業スペースも広がりました。EV2480-Zは側面と背面にUSBハブを計4ポート備えており、ドッキングステーションを用意しなくても、モニターに手軽にマウスやキーボード等の周辺機器を接続できます。ノートPCとモニターをUSB Type-Cケーブルで接続するだけで周辺機器を使用できるため、ノートPCに直接周辺機器を取付け・取外しするストレスから解放されました。会議に向かう際も簡単かつ気軽にノートPCを持ち運べるようになりました。

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 スタンドの可動範囲が広い点も好評で、職員一人一人にとって最適な画面位置で使用することができます。職員同士で画面を見ながらディスカッションする際も、画面位置の高さや上下左右の角度を簡単に調整できるので、情報共有も容易になりました。従来紙を印刷して確認していた作業が画面内で完結できるようになったことで、当役場のペーパーレス化と業務効率の向上に大きく貢献している実感があります。

EIZOのサステナブルな製品づくりも採用のポイントに

 本町では、自然豊かで持続可能な安心して暮らせる町を、将来世代に引き継いでいくため、具体的な目標や方向性を示す利府町地球温暖化対策実行計画を2022年に策定しており、2050年までに町内のGHG排出量の実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ宣言」を発表しました。例えば、公共施設や道路照明灯・防犯灯などのLED化や、地中熱利用設備の整備等を進めています。2024年には古くなったエアコンや冷蔵庫を、省エネ性能の高いモデルに買替える町民に対して、費用補助金を交付する施策も実施しました。町全体で高い環境意識をもってさまざまな施策に取組んでいます。


 EIZOモニターは再生プラスチックの使用率が高く、かつ省電力性に優れています。また、事業活動の面においても最先端の環境負荷低減に取組んでおり、本町が目指すゼロカーボン実現に向けた環境対応方針にも合致していると考えます。EIZOのサステナブルな製品づくりは重要な採用理由の1つとなりました。

 今回、モニターの梱包箱に「集合梱包」を選択しました。4台分のモニター部とスタンド部がそれぞれ1箱に収められているので、開梱の手間が省け、かつ容易に持ち運ぶことができ、設置作業時間の短縮にも繋がりました。また、他社製のモニターにはモニター部とスタンド部の取付けにネジ締めが必要な製品もあり、組立てに時間がかかることがありましたが、EIZOモニターは取付けにネジ締めが不要なので容易に組立てることができました。

 集合梱包は通常の単体梱包と比べて積載効率の向上や廃棄物の削減にも繋がるので、本町のサステナビリティ推進にも貢献する仕様と考えます。さらに、今回取扱説明書等ケーブル以外の不要な付属品も除いて納品いただきました。要望に応じて柔軟にカスタマイズして納品いただけたことは導入時における大きなメリットと感じています。

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EIZOでは法人のお客様のご要望に合わせて、モニター大量導入時の環境負荷を軽減する特別仕様をご提案可能です。複数のモニターを1つの箱にまとめる集合梱包や、不要なスタンドやケーブル等を除いた仕様など、国内自社一貫生産を生かした柔軟な対応が可能です。
集合梱包仕様の詳細はこちら(ニュースリリースへ)

 

当社への要望について

 利府町において地域社会のデジタル化を構築していく観点から、DX推進は町全体で取組む必要がある重要な計画だと考えています。一方で、業種を問わず全国的に人材の確保が難しくなっている現在、DX推進を担当する優秀な人材を確保するために職員にとって魅力的な職場環境を実現することも同じく重要だと考えています。職場で毎日向き合うモニターはより良い職場環境を実現する上で非常に重要な機器の1つですので、EIZOには今後も信頼性のある製品づくりを期待しています。

 

■ご協力
宮城県利府町役場
ホームページ:https://www.town.rifu.miyagi.jp/
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導入製品

 

本事例の内容は取材当時のものであり、閲覧時点で変更されている可能性があります。ご了承ください。


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