新しいワークスタイルを導入したオフィスに、
働く場所に応じて4機種、計365台のEIZOモニターを導入
兼松株式会社は、電子・デバイス、食料、鉄鋼・素材・プラント、車両・航空をはじめとした多種多様な製品・サービスを扱う総合商社です。
同社は2022年11月に東京本社オフィスを移転しました。オフィス移転に際し、社員の自主性・主体性を促すABW※型のワークスタイルが新たに採用されています。同社の新オフィスは固定席を設けず、業務の内容に応じて最適な場所を自由に選択できます。
※ABW…Activity Based Workingの略で「業務内容に合わせて働く場所を自分で選ぶ」新しいワークスタイルのこと
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この度、同社の移転と新しいワークスタイルの採用に際し、EIZOのビジネスモニターFlexScanを4機種、計365台導入いただきました。今回導入いただいたモニターはすべて、スタンドを除いたフリーマウントの仕様で納品され、デスクに設置されたモニターアームに取付けて活用されています。EIZOモニターの選定理由や、導入後の使用感をご担当者に伺いました。
導入製品
- FlexScan EV3895(37.5型 3840×1600)5台
- FlexScan EV2495(24.1型 1920×1200)3台
- FlexScan EV2485(24.1型 1920×1200)331台
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FlexScan EV2480-Z(23.8型 1920×1080)26台
総務部総務課 梶内 尚史 氏 |
総務部総務課 田中 健介 氏 |
使用感・デザイン性・ラインナップの豊富さ・環境対応・設置サポートなどを
総合的に評価し、EIZOがベストという結論に
オフィス移転の約1年前に社用PCが映像出力端子をUSB Type-Cのみ搭載したノートPCに変更となったため、モニターの選定はUSB Type-Cに対応したものを軸に行いました。
従来使用していたモニターとの接続にはドッキングステーションを活用していましたが、机上の物が増え、かつ移動時の持ち運びやケーブルの抜差しを手間に感じる社員が多数いました。当社では自由な働き方を推進するため、在宅勤務とオフィス勤務をハイブリッドに活用している他、フリーアドレス制度も導入しています。ノートPCを持ち運ぶ頻度が高いので、モニターがUSB Type-Cに対応していることは必須条件でした。
また、ACアダプタを持ち運ぶ必要がないように、ノートPCへ給電ができる仕様のUSB Type-Cを搭載していることも選定条件の一つでした。
新オフィスへのモニター導入にあたって、複数社のモニターを実機で評価、比較検討した結果、使用感やデザイン性だけでなく、ラインナップの豊富さ、環境対応等を総合的に評価し、EIZOがベストという結論に至りました。
目的に応じた最適なモニター選定に、EIZOの豊富なラインナップが応える
仕事をする環境を自分で選ぶABW型のオフィスは、社員が主体性を持って目的に沿った場所を選ぶことを目指して職場環境を構築しています。例えば普段はオフィスチェア・オフィスデスクがある場所で働く一方、ノートPCを持ち運ぶ会議が多い日は会議室近くのフリースペースで働き、また集中したい日は個室ブースで働くなど、目的ごとに社員が働く環境を主体的に選んでいる状態が理想です。環境が画一的ですと、選択の余地がなく主体性が生まれないので、新オフィスでは、モニターに限らずデスクや椅子等あらゆる什器に、目的に合わせたバリエーションを持たせることを意識しました。
モニターを導入するエリアは計4か所あり、目的に合わせてモニターを適切に選定する必要がありました。数あるモニターメーカーの中で、EIZOはUSB Type-C対応モニターのラインナップを豊富に揃えていることも選定の大きな決め手となりました。
また、新オフィスはデザイン設計事務所と連携し、デザイン性にもこだわっています。デザインは全体を明るく、広く見渡せることをコンセプトとしているのですが、EIZOのホワイトモニターはこのコンセプトにとても調和していました。一方で役員室等、重厚感を演出したいエリアではブラックモニターを導入しました。EIZOモニターは、筐体色にホワイトとブラックが用意されており、場所の雰囲気に合わせて選択できた点も高評価でした。
<EIZOモニターを導入した4エリア>
① 一般執務エリアその1
一般的な執務を行うエリアには、主に24.1型でWUXGA(1920×1200ピクセル)解像度を持つEV2485を導入しています。従来使っていたモニターが小さくサイズアップの要望が社員からあったこととペーパーレス化の推進で、A4 2ページ見開きの資料を実寸で表示できるサイズ・解像度を持つEV2485を選定しました。モニターを縦回転できることも便利で、特に法務部からは、契約書を縦表示で見ると一覧性が上がると好評です。
WUXGA解像度で縦に広い24.1型モニター「FlexScan EV2485」を採用
② 一般執務エリアその2
一般執務エリアの一部座席には37.5型のウルトラワイド曲面モニターEV3895を選定しました。車両・航空部門/鉄鋼・素材・プラント部門等の部門は図面や設計図等の資料を複数表示しながら、膨大な情報を処理しているので、資料を複数表示可能な大画面・高解像度モニターの要望があったことから一部の座席にEV3895を導入しました。導入後はモニターが業務効率の大幅な向上に貢献しています。
資料を複数表示できる大画面モニター「FlexScan EV3895」を採用
③ 個室エリア
社員が作業に集中したい時に利用する個室エリアには、23.8型のEV2480-Zを導入しています。このエリアは集中力向上のために空間を最小限に抑えているので、省スペースかつ作業領域も十分に拡張できるEV2480-Zを選定しました。
省スペースな23.8型モニター「FlexScan EV2480-Z」を採用
④ 財務部エリア
財務部のエリアには24.1型多機能モニターのEV2495を導入しました。財務部では為替相場を複数の画面で確認する必要があるため、マルチモニター環境の構築は必須です。そこで、モニター同士をUSB Type-Cケーブルで数珠つなぎできるデイジーチェーン機能を搭載したEV2495を導入しました。以前のマルチモニター環境では、ケーブルが非常に多く机上が煩雑になっていましたが、デイジーチェーン接続によって少ないケーブルで簡単にマルチモニター環境を構築できたので、この悩みがすっきり解消されました。
デイジーチェーン機能搭載の多機能モニター「FlexScan EV2495」を採用
EIZOの環境に配慮した製品づくりが、新オフィスに求められるサステナビリティに合致
本社移転プロジェクトは、導入するあらゆる製品において、製品自体とその企業の環境への取組みが、当社のサステナビリティ活動に沿うことも重視していました。EIZOモニターは消費電力が低いだけでなく、筐体に再生プラスチックを多く採用しているサステナブルな製品です。さらにモニターだけでなく、梱包材の脱プラスチック推進や集合梱包による廃棄ごみの削減、不必要なスタンドやケーブルを省く仕様など、フレキシブルな環境対応が可能なことも複数社の比較検討時に高評価を得たポイントになりました。EIZOは事業活動全体で環境に配慮した製品づくりに取組んでおり、当社の求めるサステナビリティと合致していました。
さらに健康経営の観点では、目にやさしい設計が魅力的でした。Paperモードによるブルーライトカットや画面の明るさをユーザーの好みに合わせて簡単に設定できる点も高評価でした。
モニターの搬入・開梱から廃棄物の回収、アームへの取付けまですべてEIZOにお任せ
今回の導入では、モニターの搬入・設置、空箱やゴミの廃棄作業まで一気通貫でEIZOに依頼しました。また、新オフィスは机上をすっきりさせたく、モニターはアームに取付ける運用にし、取付け作業もEIZOに依頼しました。この作業は、大量のモニターを多種多様なアームに取付ける必要があったのですが、臨機応変にご対応いただきました。 モニターの導入作業は正確かつ迅速で、安心してお任せすることができました。さらには資産管理に活用できるモニターの配置場所がわかる一覧表の提供まで、手厚くサポートいただきました。本社移転時、私たち総務部は移転に関する業務量がとにかく膨大でしたので、モニター導入時のほぼすべての調整をEIZOに依頼できたことは大変助かりました。 |
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モニターの搬入・設置からアームへの取付けや |
モニターはすべてアームに取付けられ、机上がすっきり
EIZOモニターの導入後は社員から好評の声が続出
EIZOモニターの評判は非常に良く、モニターのある席から埋まっていきます。モニターを置いていない席でもモニターを利用したいという声も社員からあがっており、予備機として保管しているモニターを貸出用として運用することも検討しています。また、大画面・高解像度のEV3895は特に評判が良く、早くも追加導入の要望があります。さまざまな場所に応じたモニターの選定から導入作業まで一貫してご提案いただけるEIZOには、今後の導入サポートにも期待しています。
■ご協力
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