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ビジネス・エンタープライズ

金沢大学 様

USB Type-C、LAN端子、USBハブ搭載の多機能モニターを800台導入!
モニター管理ソフトウェアで全学のモニターを効率的に運用

金沢大学 導入事例

 金沢大学のキャンパスは石川県金沢市に位置し、豊かな自然・伝統文化と現代的な街並みが共存する立地にあります。1862年に創設された加賀藩彦三種痘所を源流とし、旧制第四高等学校等の前身校から受け継いだ160年余の歴史と伝統を有し、地域とともに学都・金沢を築き上げてきました。

 同大学では長年学習や研究用途でEIZOモニターをご愛用いただいており、このたび、大学職員の事務用途で、2023年に23.8型の多機能モニター「FlexScan EV2490」を800台導入いただきました。導入の経緯や、導入後の使用感をご担当者にお聞きしました。

 

  金沢大学 総合技術部 情報部門 部門長 浜 貴幸 氏
金沢大学 総合技術部 情報部門
部門長 浜 貴幸 氏
  金沢大学 総合技術部 情報部門 技術専門職員 松本 好美 氏
金沢大学 総合技術部 情報部門
技術専門職員 松本 好美 氏
 

 

新しいワークスタイルの採用に合わせたノートPCの導入をきっかけに、USB Type-Cとドッキングステーション機能を搭載したEV2490を選定

 従来、本学の職員はデスクトップPCと外付けのEIZOモニターを活用して、自席で業務を行っていましたが、近年テレワークやサテライトオフィスなどの新しいワークスタイルを採用したことをきっかけに、持ち運びが可能なノートPCを導入しました。一方で、ノートPCの画面だけでは表示領域が狭く、業務効率が落ちるので、自席の外付けモニターはこれまで通り必要という結論に至りました。

 そこで、新しいモニターの選定にはノートPCを持ち運ぶ職員が席についてすぐに業務を開始できるように、ケーブル1本で画面表示、USB信号の伝送、ノートPCの給電を実現するUSB Type-Cに対応していることを重視しました。また、これまで職員はデスクトップPCに有線LANケーブルやマウスキーボード等の周辺機器を接続していたので、ノートPCに変更してもケーブルをつなぎ直す手間を省くことも重要です。その結果、USB Type-C、LAN端子、USBハブを搭載した多機能モデルEV2490を採用することになりました。

 EV2490は有線LANを接続しておけば、USB Type-CをノートPCに接続するだけで有線インターネット環境を構築できます。また、モニター側にマウスやキーボードを直接接続しておけるUSBハブ機能も非常に便利です。EV2490の導入後は、USB Type-Cケーブル1本の接続というワンアクションで快適に業務を開始できる利便性が、会議や外出の多い職員に特に好評です。ドッキングステーションを別途購入する必要もありませんし、机上もケーブルが少ないのですっきりしています。

 また、本学ではセキュリティ対策として、MACアドレスによりネットワークへのアクセスを制限するMACアドレス認証を採用しています。無償の専用ソフトウェア「EIZO MAC Address Clone Utility」を利用し、モニターを介した安心の有線LAN環境を構築しています。

EIZOでは、オフィスの共有スペースでモニターを安心して使うため、LANアダプタ機能を持つモニターのMACアドレスを、PCの認証済みMACアドレスに一時的に置換するソフトウェア「EIZO MAC Address Clone Utility」を提供しています。

「EIZO MAC Address Clone Utility」の詳細はこちら

 

金沢大学 導入事例

 

デイジーチェーン機能で、ノートPCからケーブル1本で2台のモニターを表示。既設のEIZOモニターを有効活用

 EIZOモニターは高品質で長く使えますので、5年前から活用している既設のEIZOモニターの多くがまだ問題なく使用できます。そこで、EV2490と既設モニターを並べてマルチモニター環境にしている職員が多いです。EV2490のデイジーチェーン機能を活用することで、ノートPCから1台目のEV2490とUSB Type-Cで接続し、さらにそのEV2490から2台目の既設モニターに別のUSB Type-Cケーブルで接続するだけで、簡単にマルチモニター環境を実現できます。非常にシンプルな配線で机上がスッキリしますし、外出や会議から席に戻った際も、都度ノートPCにケーブルをたくさんつなぐ必要がありません。

※既設のEIZOモニターはUSB Type-C非対応のため、デイジーチェーン接続にはUSB Type-CをDisplayPortに変換するケーブルを活用しています。

デイジーチェーン機能

 

 また、EIZOモニターはスタンドの可動範囲が広く、職員一人ひとりの体格や業務に合わせて調整が可能です。モニターの並べ方は職員によってさまざまで、スタンドを一番上まで上げてノートPCをモニターの下に配置している職員もいれば、書類が見やすいようにモニターを回転して縦にしている職員もいます。

金沢大学 導入事例
ノートPCからはUSBType-Cケーブル1本の出力で2台のモニターにつながる様子
左:EV2490 右:既設のEIZOモニター

 

EIZOの無償ソフトウェアScreen InStyle Serverで、モニターの稼働状況の確認や一括設定がリモートで可能に

 全学のモニターの管理に、EIZOが提供している、多数のモニターの機器情報をリアルタイムに自動取得し、一括設定が可能な無償ソフトウェア「Screen InStyle Server」を使用しています。

 例えば、モニターに画面が表示されないなどの連絡があった際に、Screen InStyle Serverからモニターの電源はONなのか、入力信号は間違っていないか、まずリモートで確認できます。また、各部署で実際に何台のモニターやPCが使用されているのか、正確な情報をリアルタイムに得られるので、次回の機器更新の参考にすることもできます。

 システム担当は、2つあるキャンパスに加えて、サテライトオフィス、附属病院の事務用モニターまで、全学の機器を少ない人数で管理しています。メインキャンパスの角間キャンパスは国立大学の単一のキャンパスとしては全国屈指の広さがあるので、設置場所に行き、確認・設定変更する手間が削減できると非常に助かります。

 

 

Screen InStyle Server

  Screen InStyle Server  

EIZOでは、大量のモニターを管理する機器管理者に便利な専用の無償ソフトウェアを提供しています。ネットワーク経由で、モニターの資産管理、一括設定ができ、管理の手間を大幅に軽減します。

Screen InStyle Serverの詳細はこちら

 

今後の展望と、EIZOに期待すること

 EIZOのモニターを10年ほど採用していますが、他社品と比較して色ムラがなく画質が安定しており、品質が高いという信頼感があります。また、バックライトのちらつきが少なく目にやさしい点や、白色の筐体をラインナップし、空間が明るくコーディネートできるところもユーザー想いで素晴らしいと感じています。

 これからも大学にはよい製品を導入してゆきたいと考えており、EIZOにはこれからも学生の学習環境や職員のワークスタイルに柔軟に対応できる、充実したモニターラインナップを提供いただければと思います。また、Screen InStyle Serverをより活用していくために、リモートで設定可能な項目の拡充や、部署単位での一括の設定変更など機能の追加を期待しています。

金沢大学 導入事例

■ご協力
金沢大学
ホームページ:https://www.kanazawa-u.ac.jp/

導入製品

本事例の内容は取材当時のものであり、閲覧時点で変更されている可能性があります。ご了承ください。


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