USBハブ、有線LAN端子内蔵のプレミアムモニターで、ノートPCを持ち運ぶ社員に快適なオフィス環境を実現
伊藤電機株式会社は、電子デバイス供給サービス、設計受託サービス、製造受託サービスの三つを柱に、さまざまなサービスを展開しているエレクトロニクス専門商社です。
このたび、同社営業部の業務効率向上のため、USBハブ、有線LAN端子を搭載した24.1型モニター「FlexScan EV2495」を54台導入いただきました。導入までの経緯や導入後の使用感についてお聞きしました。
全社的なノートPCの導入をきっかけに、外付けモニターの検討を開始
当社では、時代とともに変化する働き方に対応するため、フリーアドレスや、在宅勤務とオフィス勤務を組み合わせたハイブリッドワークを採用しています。こうした新しい働き方の採用にあたり、従来営業社員のみに支給していたノートPCを、事務社員などを含め全社員に支給することにしました。
その際、ノートPCの小さい画面だけでは業務効率が落ちるので、外付けモニターも必要という声が社員から多く寄せられ、同時に外付けモニターの導入も検討することにしました。
ノートPCを持ち運ぶ新しい働き方と相性の良い、USBハブと有線LANポートを内蔵したEIZOのプレミアムモニターを選定
当社はセキュリティの観点から、無線LANではなく有線LANでインターネットに接続しています。しかし、導入するノートPCには、有線LAN端子が搭載されていないため、ドッキングステーションを使用してインターネットに接続する必要がありました。
在宅勤務とオフィス勤務を組み合わせた働き方は、ノートPCとドッキングステーションを持ち運ぶ必要があるうえ、出社時にさまざまなケーブルとドッキングステーションを接続しないと業務が始められないことを懸念していました。
そんな中、EIZOのプレミアムモニターEV2495をご提案いただきました。EV2495にはLAN端子やUSB Type-C 、USBハブが搭載されており、高い利便性があります。LANケーブルやマウス、キーボードなどのデバイスをモニター側に接続しておけば、USB Type-Cケーブル1本をノートPCにつなぐだけですぐに業務を開始できます。
USB Type-CケーブルでモニターとノートPCを接続するだけで、有線ネットワーク環境を構築
モニターがドッキングステーションの代わりになりますので、出社時に毎回ケーブルを接続する煩わしさから解放され、デスク周りの配線もすっきりできるという期待からEV2495の検討を開始しました。
さらに、モニターの画質のきれいさ・見やすさといった点に魅力を感じたことと、オフィスを明るい雰囲気にするホワイトの筐体を選べることからEIZOモニターがベストと考え、最終的に社長の快諾も得てEV2495の導入を決定しました。
ケーブル1本の接続で充実のマルチ画面環境をすぐに構築
フリーアドレスを導入している営業部では、集中してPC作業を行いたい人が、モニターが設置されているデスクを優先的に使用することにしています。営業部はノートPCを持ち運ぶ頻度が高いので、EV2495の導入後は、USB Type-C接続ですぐに業務を開始でき、ドッキングステーション不要でデスク上をすっきりとさせられたことが期待通りで大変良かったです。
また、営業資料の作成や細かな図面の確認、複数の伝票作成・確認といった受発注業務など、ノートPCの小さな画面だけでは苦労していた作業の効率が、外付けモニターの導入で大きく改善されていると感じています。
さらに、EV2495のホワイトモデルは、筐体だけでなくケーブルも白色になっており、製品としての統一感が出ている点にEIZOのこだわりを感じました。きれいなホワイトのモニターが並んだことで、オフィスの雰囲気がぐっと明るくなった印象です。
快適な画面位置に調整しやすいスタンドなど、使う人にやさしい設計
スタンドの可動範囲の広さは、導入して感じたメリットの一つです。EIZOモニターはスタンド高さ調整の自由度が高く、使用者にちょうど合った高さに無段階で調整ができます。モニターを高く上げている社員もいれば、一番下まで下げて使用している社員もいて、使いやすい高さは人によって違うということは新たな発見でした。モニター部を縦回転することもできるので、設置の際は端子部分が非常に見やすくなり、大変重宝しました。
また、営業事務担当者は各自使い慣れたキーボードを使用しています。EV2495はUSBハブがモニター側面にあることで、USBケーブルの抜き差しがしやすく、モニター使用時は自身のキーボードをすぐに接続することができる点もメリットだと感じています。
よりよいフリーアドレス環境の構築を進めていくうえで、今後EIZOに期待すること
EIZOモニターには、今後デスクスペースの有効活用のために、スタンドの台座がさらに小型化されることを期待しています。スタンドの可動範囲の広さや調整のしやすさを維持しつつ、台座を小型化することは難しいかもしれませんが、デスクの奥行きを有効活用する上では大きなメリットになると思います。
また、フリーアドレスの場合は、好みのカラー設定が使用者によって異なるため、カラー設定を毎回調整しなければならないのが煩わしいという声が社員からあがっています。
EIZOモニターは、モニター前面のボタンを操作することで、簡単に画面の明るさや色温度を調整することができますが、EIZOの無償ソフトウェア「Screen InStyle」と合わせて活用することで、PCとモニターをUSBケーブルで接続すると、好みのカラー設定が自動で反映できることをご紹介いただきました。さまざまな社員がモニターを共用するフリーアドレス環境において、一人ひとりに最適な表示設定を手間なく適用できますので、導入を検討しています。
Screen InStyleもうまく活用しながらよりよいフリーアドレス環境の構築を進めていきたいと考えています。そのためにもEIZOには、今後も新たに導入するモニターやScreen InStyleの活用等サポートをお願いできればと思います。
■ご協力
伊藤電機株式会社
ホームページ:https://ito-elec.jp/
導入製品
- FlexScan EV2495 ×54台