国内初、医療機器として3メガピクセル対応の21.3型画像診断用モニターを発売

ニュースリリース

国内初、医療機器として3メガピクセル対応の21.3型画像診断用モニターを発売

2024年10月22日

本ニュースリリースは、当社企業活動を報道関係者や株主・投資家をはじめとするステークホルダーの皆様に伝えることを目的としたものであり、一般の方への医療情報の提供や顧客誘引を目的としたものではありません。

　 EIZO株式会社（本社：石川県白山市、代表取締役社長 COO：恵比寿正樹）は、医療機器として3メガピクセル対応の21.3型画像診断用モニター「RadiForce RX370DD（以下RX370DD）」を2024年11月25日に発売します。価格はオープン価格^※1です。

※1 オープン価格の製品は標準価格を定めていません。

1. 国内初^※2のGSDF^※3キャリブレーション機能付き画像診断用ディスプレイ

　RX370DDは、胸部単純X線写真やCT、MRIなど患者の検査画像を表示して医師が診断を行うためのモニターです。PMDA^※4に医療機器製造販売届出を行い、国内で初めて「GSDFキャリブレーション^※5機能付き画像診断用ディスプレイ」として受理されました。

販売名	画像診断用モニター RadiForce RX370DD
医療機器分類	一般医療機器特定保守管理医療機器
一般的名称	GSDFキャリブレーション機能付き画像診断用ディスプレイ
製造販売届出番号	17B3X00002000010

　厚生労働省告示第240号、241号、242号（令和6年7月8日）により、一般医療機器の分類に「GSDFキャリブレーション機能付き画像診断用ディスプレイ」が新たに設定され、表示性能などの適正な維持管理が義務付けられる「特定保守管理医療機器」に指定されました。

　当社は2002年から、100％自社開発・自社生産の強みを活かし、信頼性の高い医用モニターを提供しています。さらに、導入時・導入後のモニター表示性能を確認・維持管理するためのソフトウェアの提案や、保守・運用に関するサポートも行っています。この医療市場における実績と経験を活かし、「画像診断用モニター」の迅速な製品化を実現しました。

※2 国内初届出受理、2024年10月22日時点、当社調べ。
※3 GSDF（Grayscale Standard Display Function：グレースケール標準表示関数）は、表示を標準化するための輝度階調特性です。
※4 PMDA（Pharmaceuticals and Medical Devices Agency）は、医薬品・医療機器などの承認審査・安全対策・健康被害救済の3つの業務を行う独立行政法人医薬品医療機器総合機構です。
※5 キャリブレーションは、計測システムを用いて、モニターの表示をある決められた目標値に正しく調整することを指します。

2. RX370DDの主な特長

■GSDFキャリブレーション機能搭載

　「特定保守管理医療機器」となる画像診断用モニターは、階調特性をGSDFにキャリブレーションする機能を持つものと定義されています。RX370DDは、工場で1台ずつ階調の測定を行い、GSDFに準拠するよう調整し出荷します。さらにモニター使用開始後は、内蔵キャリブレーションセンサーと同梱する品質管理ソフトウェアで定期的なキャリブレーションを行うことで、経年変化を補正できます。

■解像度3メガピクセルの高輝度表示が可能

　RX370DDは解像度3メガピクセル(300万画素)対応のカラーモニターで、CTやMRIはもちろんのこと、胸部単純X線写真もほぼ全体表示が可能です。さらに、明るい環境で視認性を保つため高輝度が求められることから、RX370DDは輝度500 cd/m²を5年間（使用20,000時間以内）の長期間にわたり維持することを保証します。

その他にも以下のような、医療現場で必要な性能と機能を備えています。