本ページでは、当社のIPデコーダ製品のシステムソフトウェア「Ver.6.1」で追加になった機能を紹介しています。
本バージョンは2023年9月に公開しました。
- 対応機種:DX0212-IP、FDF2712W-IP、FDF2312W-IP
Ver.6.1での追加機能 (ストリーミングゲートウェイ) |
Ver.6.1での追加機能 (その他) |
Ver.6.2での追加機能 |
Ver.6.1での追加機能(その他)
バーチャルPTZ機能搭載
カスタムスクリーン設定の列数追加
イベントルールにイベントとアクションを追加
カメラ一覧にプロファイル列を追加
ログ表示に基本情報表示を追加
ネットワーク接続状態に通信帯域表示を追加
カメラ情報の保存機能の削除
ONVIFとAXISプロトコルでH.265に対応
圧縮効率の高いH.265の動画圧縮形式に、これまでPanasonic、i-PRO、TOA社カメラのみで対応していましたが、ONVIFとAXISプロトコルで新たに対応しました。事前にカメラ側でビデオ圧縮形式をH.265に設定します。IPデコーダ側の設定は以下を参考にしてください。
- システムソフトウェアVer6.1未満ではPanasonic、i-PRO、TOA社カメラのみで対応
事前にカメラ側でビデオ圧縮形式をH.265に設定します。IPデコーダ側の設定は以下を参考にしてください。
ONVIFの場合
Profile Tに対応したカメラの場合は、該当のカメラの「カメラ情報設定」でメディアタイプを「Media2」に設定することでH.265ストリームを受信可能です。カメラ登録に失敗する場合は、カメラがProfile Tに対応しているか確認してください。
AXISプロトコルの場合
該当カメラの「カメラ情報設定」で、ストリームプロファイルでビデオ圧縮形式がH.265に設定されているプロファイルを選択します。
バーチャルPTZ機能搭載
画像をデジタル処理しPTZ操作ができるバーチャルPTZ機能を搭載。表示されたカメラ映像をズームインすると、画像の一部が拡大表示されます、拡大表示後は、画像の表示領域を上下左右に移動することができます。PTZ機能を搭載していないカメラ映像を確認する場合に活用いただけます。
バーチャルPTZを使用する場合は、カメラ操作メニューのPTZで「バーチャル」を選択します。ジョイスティックモードでは使用できません。
カスタムスクリーン設定の列数追加
カスタムスクリーン設定で設定可能な列数が8から16に増えました。列数が増えたことで、ユーザーの要望に合わせたレイアウト作成により柔軟に対応します。例えば、これまではできなかった以下のようなレイアウト作成が可能になりました。
イベントルールに新たなイベントとアクションを追加
イベントルールのイベントに「スケジュール」と「ストリームエラーの検知」を追加しました。また、アクションに「電源操作」を追加しました。これにより、イベント通知機能の活用方法がより広がります。
イベントルール:スケジュール
指定した曜日、時刻になるとアクションが実行されます。
イベントルール:ストリームエラーの検知
カメラNo.で特定のカメラを設定している場合は、そのカメラの映像がライブ画面に表示されているとき、そのカメラからのストリームの受信がエラーになると、アクションが実行されます。カメラNo.を「指定なし」に設定している場合は、ライブ画面に表示されているいずれかのカメラでエラーが起きるとアクションが実行されます。
アクション:電源操作
設定されたイベントが検知された際に、本体の電源状態を変更します。電源状態は、「オン」または「クイック電源オフ」を選択できます。イベントルールの「スケジュール」と組み合わせることで、決まった時間に電源をオン/オフするといった運用が可能です。
カメラ一覧にプロファイル列を追加
カメラ登録のカメラ一覧に、プロファイルの列を追加しました。プロファイルには以下の文字列が表示されます。
ログ表示に基本情報表示を追加
「トラブルシュート」の「ログ表示」で「基本情報表示」ボタンをクリックするとIPデコーダ製品とカメラの情報が表示されます。カメラ情報で、ストリームの実際のフレームレート、解像度、ビットレート、パケット損失数を確認できます。「保存」ボタンをクリックして、出力内容をCSV形式のファイルで保存することも可能です。
ネットワーク接続状態に通信帯域表示を追加
「トラブルシュート」の「ネットワーク接続状態」の画面に通信帯域が表示されるようになりました。
カメラ情報の保存機能の削除
カメラのパスワードがCSVファイルに出力される「カメラ情報の保存」機能を、セキュリティの観点から削除しました。「カメラ情報の読み込み」機能では、Ver.6.1未満のこの機能で保存されたファイルを読み込むことができます。また、ユーザー自身でカメラ登録用のCSVファイルを作成して読み込ませることもできます。CSVファイルの形式については、Ver.6.1以降の取扱説明書を参照してください。