産業向け

EIZOのイベント通知機能<病院編>

EIZO Alert-to-Action

 

EIZOのIPソリューション製品のイベント通知機能 現在世界中で流行しているCOVID-19は病院の在り方に大きな影響を与えています。COVID-19の治療やそれに関連した対応業務の増加により、世界中の病院で大きな混乱が生じました。COVID-19における入院患者の増加、来院数や診断数の増加は、病院の物資や財源、スタッフの負担となっており、以前の医療体制のままでは、これらの負担、特に病院で働くスタッフへの負担は増大する一方であると考えられます。現在の医療体制を見直し新たなシステムを導入することで、スタッフへの負担を軽減する必要があることは明らかです。

 COVID-19と付き合いながら、より効率のよい病院運営を行うためには、医療従事者のみならず例えば警備員なども含む病院で働く全スタッフがそれぞれに必要な情報をいち早く正確に入手し、さまざまな状況において迅速な対応ができるかどうかが重要となります。EIZOは、院内監視において、人々の安全・安心を守りながら、業務効率化につながるソリューションを提案できます。以下に、EIZOのイベント通知機能を使った院内での実例を紹介していきます。


EIZOのIPソリューションが、院内に安全・安心と業務効率化を提供
 

 

Case 1

ナースステーション
「看護師の負担を軽減し、患者に最適な看護を」
 

<ナースステーション> ~看護師の負担を軽減し、患者に最適な看護を~ 病院において看護師は、入院患者に最適なケアを施すための重要な役割を担っています。 それだけではなく、来院者の問合せ対応、患者のデータ管理、薬の準備など多岐にわたる仕事を担当しています。看護する患者の増加で看護師への負担が増えると、救急や患者の急変時などの緊急を要する対応が遅れるリスクにつながります。

 このリスクを回避するために、IPソリューションを利用してリアルタイムに院内監視を行う必要性が高まっています。IPソリューションの導入は、看護師の業務効率化を実現し、より質の高い看護につながります。
 

 

 


 EIZOのIPモニター/IPデコーディングボックスは、さまざまなネットワーク機器から送信されたアラートに応じて、あらかじめ設定したアクションを行います。これにより、看護師にさまざまな方法で通知ができます。例えば、人感センサーやサーマルカメラが、転倒リスクのある患者やベッドからの移動を制限されている患者の動きを検出すると、ネットワークを介してナースステーションに設置されているモニターに異変を知らせます。アラートを受信したモニターはモニターの画面レイアウトを拡大化させたり、アラートメッセージを表示したりといったあらかじめ設定したアクションを実施します。このようにして、遠隔からいち早く看護師に患者の対応が必要であることを伝えることができます。


 ナースステーションは病院の中心に位置することが多いものの、看護師が目視だけですべての病室に常に注意の目を配ることは不可能です。EIZOのIPソリューションを含む検知システムを導入することで、看護師は病室の状況を把握しやすくなり、緊急対応が必要な状況に素早く対応できるようになります。このソリューションは、徘徊の傾向がある患者や、ICUの患者のような注意して観察する必要がある患者に対しても有効です。看護師の業務負担の軽減は、患者へのより質の高い看護につながります。
 

Case 2

警備室
「院内のセキュリティをより堅牢に」
 

<警備室> ~院内のセキュリティをより堅牢に~ 病院は誰もが訪れることができ、毎日多くの人が出入りします。一方、さまざまな疾患を持つ患者を抱え、多くの薬品を保管するため、セキュリティの堅牢さが求められます。病院においては、緊急事態に迅速に対応できること、立ち入り禁止エリアへの不審者の侵入を未然に防ぐこと、事件や事故が発生したときの事後調査をより簡単にすることなどが必要となります。

 

 

 

 

 

 

 病院には監視カメラを使ったリアルタイム監視が必要不可欠ですが、さらに入退室管理システムや監視カメラとEIZOのIPソリューションを連携させることで、より高度に病院の安全を守ることができます。例えば、隔離エリアや無菌エリアといったIDカードやアクセスコードを必要とする関係者以外立ち入り禁止エリアにアクセス権のない人が侵入した場合や、ドアや窓のロックが不正に解除された場合、不審者が施設内に侵入したことを監視カメラが検知した場合などに、監視室の監視カメラ映像を表示するモニター上に、アラート表示をしたり、レイアウトを変更したりして注視を促すことができます。

 

Case 3

緊急事態
「緊急事態の迅速な見極めをサポート、時間・リソースのロス削減」
 

<緊急事態> ~緊急事態の迅速な見極めをサポート、時間・リソースのロス削減~ 火災報知器や煙感知器は、スプレーなどの気体や蒸気、粉塵、また機器の誤った操作などにより、誤作動することがあります。病院内での誤報は大きな混乱をもたらすことになります。不必要な避難で患者の安全を脅かさないためにも、避難の必要性を早急に確認する必要があります。さらに、病院で警報が作動すると、自動的に消防署に通報が届くシステムになっていることが多いため、誤作動の結果、本当に緊急事態が発生している別の現場への出動が遅れるということも起こりえます。

 

 

 

 

 

 

 EIZOのIPソリューションが煙感知器や火災警報知器とネットワークを介して連携できれば、病院内の状況を迅速かつ確実に確認することができます。煙感知器や火災報知機が作動すると、作動した機器からEIZOのIPモニターやIPデコーディングボックスにアラートが送信されます。モニターの画面上にアラートメッセージが表示されるようにあらかじめ設定しておくことで、警備員が迅速に警報が作動している場所の調査に向かうことができます。アラームが誤って作動した場合、それをすぐに確認できれば、患者を不必要に避難させることによる危険はなくなり、避難によってスタッフが時間を無駄にすることもありません。さらに、緊急対応に向かう消防隊や救助隊にも迅速に誤作動を知らせることができ、不必要な出動を防ぐことができます。

 

まとめ

EIZOが提供する「イベント通知機能」

 EIZO の IPソリューションは、病院で導入されるセキュリティシステムなどのネットワーク機器と連携してさまざまな通知が可能です。入退室管理システムやIPカメラ、VMS(ビデオマネジメントシステム)、火災報知器などの検知システムからアラートが送信されると、EIZOのIPモニターまたはIPデコーディングボックスは、利用者のニーズに応じてあらかじめ設定したアクション(画面の表示レイアウト変更、画面での警告表示、カメラのパン・チルト・ズーム調整、他のネットワーク機器での警告表示など)を行います。IPソリューションによるイベント通知機能の導入は、気を抜けない命に関わる現場で働く看護師や警備員などの病院スタッフの業務負荷を軽減します。
2

EIZOのIPソリューションは、病院において、患者・スタッフ・施設の安全を守り、最適な治療・看護ができる環境の維持をサポートします。

 

対応製品

DX0212-IP

IPデコーディングボックス
DX0212-IP

FDF2712W-IP

27型IPモニター
FDF2712W-IP
27.0型 / 1920 x 1080

FDF2312W-IP

23型IPモニター
FDF2312W-IP
23.0型 / 1920 x 1080