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クリエイティブワーク

レタッチを丁寧で速く!満足度高く!

写真・文:今井しのぶ

今井 しのぶ氏

◆レタッチが苦手ではありませんか?

この仕事をしていると「撮影は楽しいのだけど、レタッチが苦手・・・」という声をよく聞きます。

レタッチが苦手な方に当てはまることはいくつか考えられます。

☑レタッチをしても不安で、次の日に再度レタッチを見直している
☑スマホ・パソコン・カメラ・プリントの色が全然違って困っている
☑レタッチにとにかく時間がかかるから作業が面倒
☑自分の出す色に自信がない
☑作業をしていると目が疲れやすい、肩が凝る

もしかすると、PCやモニターなど、見ている画面が原因かもしれません。
カメラ・レンズ・レタッチ技術はもちろん大切ですが、
実は現像するモニターも重要なのです!

・小さな画面で作業をすると…
 → 姿勢が悪くなる、細かなミスに気が付かない

・正しい色を出せないモニターだと…
 → プリントやスマホで見たときに色が異なり、自分の写真に自信が持てなくなる

さらに、明るすぎる画面だと、目が疲れやすく、作業効率が低下してしまうことにもつながります。


◆理想的なモニターとは

私がモニターを選ぶ上で大切にしていることは、以下の5つです。
①大きい画面
②明るさを調整できてちらつきが少ない
③階調のつぶれがなく、グラデーションが綺麗
④正しい色を表示できる
⑤キャリブレーションができる

ノートパソコンで作業をする方も多いと思いますが、ノートパソコンは、画面が小さく、目線が下になるので肩こりの原因にもなりやすいです。
目線の高さにモニターがあるのが理想です。

目に負担が少ないのは、現像作業において大きなメリットとなります。

カメラ背面の液晶モニターは、簡易的なチェック機能と考えてください。
私がカメラの液晶モニターでチェックすることは3つ。

・ピントが合っているか
・ブレていないか(ブレを活かした写真であればOK)
・白飛び、黒つぶれしていないか

最終的にパソコン等で現像をして、作品を作ります。

モニターは使い続けて時間が経つと、色と明るさが変化します。
そこで、正しい表示に戻すための「キャリブレーション」を行うことが重要です。
 

◇キャリブレーションとは?

キャリブレーションとは、モニターをキャリブレーションセンサーで測定し、決められた目標値に沿ってモニターの表示を調整することです。ColorEdge専用のカラーマネージメントソフトウェアColorNavigator 7でのキャリブレーションは、PCの出力信号を変化させずに、直接モニターの表示を調整する高精度な「ハードウェア・キャリブレーション」です。市販のセンサーに付属するソフトウェアを用いた「ソフトウェア・キャリブレーション」に比べて、短時間で手間なく、高精度な調整ができます。

ColorEdge CS2400R


自信を持ってレタッチ作業を進めるためにも、定期的にモニターの表示を調整することが必要です。


◆納品物の色の基準を作る

フォトグラファーの悩みの一つとして、自分の環境を調整したとしても納品先となるお客様のモニターは同じ色で表現できるとは限らないということがあります。お客様のパソコンやスマートフォンのモニターはそれぞれの色特性で写真データを表示しますので、当然正しい色を出すことができない可能性もあります。

ですが、正しい色で表示できるモニターを使うことによって自身の不安要素を取り除くことができ、ストレスが軽減します。自分が見ている“色“に自信を持つことが大切です。

正しい色を見るという観点では、室内に光が強く入る場所は避けることも大切です。光がモニターに入る環境では遮光フードを付けるのもおすすめです。



◆初めてのカラーマネージメントモニターに『ColorEdge CS2400R』

ColorEdge CS2400R

私は現在、EIZOモニターを3台持っていて、それぞれ異なる用途で使用しています。
初めてのモニターとして購入するなら?と聞かれたら迷わず『ColorEdge CS2400R』をおすすめします。

CS2400RはUSB Type-C端子を搭載しているので、MacBookとケーブル1本で接続できます。配線がスッキリシンプルになります!

さらに、70Wの給電にも対応するので、MacBookに電源ケーブルをつながなくてよくなるのも嬉しいことの1つです。もちろん、USB Type-Cの他にHDMI端子も付いているので、カメラと接続して撮影データをすぐにお客様に見ていただくこともできて便利です。

モニターの向きを縦に変えることもできるので、写真を縦表示にして作業したいときや、ケーブル差替え時も簡単にできるのが嬉しいポイントです。

画面サイズは1920×1200解像度でフルHDよりも大きく、A3の実寸表示ができるのでプリント時のイメージがつきやすいです。

アルバムや写真印刷においてAdobe RGB 色域のデータを取扱わない場合は、sRGB色域100%カバーしているCS2400R で十分!
リーズナブルに購入できるので、最初の一台におすすめのモニターです。

今井 しのぶ氏 × ColorEdge CS2400R


今回お使いいただいた製品

ColorEdge CS2400R

 

筆者

今井 しのぶ

株式会社こどもとかめら 代表取締役
三重県出身 神奈川県川崎市在住
田園都市線宮崎台駅徒歩6分
フォトスタジオ「こどもとかめら」を運営

ベビー、キッズ、ファミリー撮影、商品撮影
子ども写真を得意とするフォトグラファー
企業コンサル等幅広く活動

女性向け初心者向けのフォトレッスン
フォトグラファー養成スクール(現在300名以上)

書籍 「はじめてのママカメラ」他多数。
テレビ出演「ヒルナンデス」他多数。

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