ネットワンシステムズ株式会社の概要
ネットワンシステムズ株式会社は、お客様の情報インフラを最適化することで戦略的な情報活用を促進し、ご導入頂くお客様の先のお客様への貢献も見据えて支援する企業です。そのために、常に世界の最先端技術動向を見極め、その組み合わせを検証して具現化するとともに、実際に自社内で実践することで利活用のノウハウも併せてお届けしています。 |
ネットワンシステムズ株式会社
経営企画本部
プラットフォーム部
清水 穂高 氏
ネットワンシステムズ社内の情報インフラシステムの構築・導入の中心人物である清水氏に、EIZOの液晶モニター「FlexScan EV2436W-PS」の導入経緯や使用感についてお伺いしました。
導入製品:FlexScan EV2436W × 580台
EIZOモニターの導入経緯
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ネットワンシステムズは2013年5月に本社を丸の内へと移転し、「ICTを利活用した、人を中心とする新しいワークスタイル」の実現のため、現状の働き方の改善を目的とした「5-Style Office」を定義しています。従来のオフィスでは、社員が、1人ひとりに割り当てられた自席を占有して業務を実施していましたが、新しいオフィスでは、シンクライアントとグループアドレスを活用して、フレキシブルに働く環境を構築しました。この環境において
①思考・検討する、②考えを形にする、③振り返る、検証する、④見直す、修正する、⑤集約する、といった5つのシーン毎に特化した座席を配置し、その一部にEIZOのモニターを採用しました。
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選定理由① シンクライアント端末の取付による省スペース化

HPのゼロクライアント端末が背面に取付できるモニターを採用。シンクライアント化によるセキュリティの向上に加えデスクスペースの有効活用につながっている。
本社移転では、限られたスペースを有効活用するためにグループアドレス制を採用するとともに、1席あたりのデスクをダウンサイズすることにしました。そのため、限られたデスクスペースをどのように有効活用するかが課題でした。そうした中、EIZOのシンクライアントを取り付けることのできるモニターを評価する機会があり、弊社で採用したシンクライアント端末を背面に取り付けてみたところ、思いのほか収まりもよく、結果としてモニターとシンクライアント端末が一体となり、デスクの占有スペース削減による省スペース化を実現することができました。
選定理由② 信頼性
社内で大量のモニターを一斉導入するとなると、トラブル発生時の機器交換などの際には、ダウンタイムはもちろん、人的コストも発生してしまいます。こうした点から導入機種の選定には故障率の低いモニターを選定する必要がありました。EIZOのモニターは、社内の技術部門でも評判が高く、IT部門としても、保証期間の長いEIZO製品は安心して選定できるものでした。
選定理由③ 設定メニューの豊富さ
モニター表示に関わる様々な設定が豊富なことも選定理由の一つでした。画面の明るさだけでなく、目にやさしい色温度設定、外部入力信号に合わせたオート切替、画面サイズの拡大設定、ロゴ表示設定など、当社内環境にあわせた柔軟なカスタマイズが可能というのもポイントでした。
選定理由④ 人感センサーなどの省エネ機能の豊富さ
当社では使用電力量や、CO2排出量を削減する省エネルギーを推進しています。モニターに搭載された人感センサーにより、離席時に電源を自動オフできる機能は大変魅力的でした。当社ではデフォルトのセンサー設定を5分にして、無駄な電力を削減する運用にしています。
選定理由⑤ 共通備品としての使いやすさ
当社でのモニターの利用は、ネットワーク設計、プログラム作成、CAD利用など、多岐にわたります。時には、BYODとして社員個人のPCを接続することもあります。EIZOモニターはこれら用途に対し、全ての要件を満たすことができるモニターであり、日々さまざまな社員が着席するグループアドレス席の「共有備品」としての利用しやすさという点でも評価しました。
こうした項目を一つ一つクリアにし、機種の統一は資産管理上のメリットがあることから、今回、EIZOモニターを採用するに至りました。工場出荷時にあらかじめ設定値の変更が可能なカスタマイズ体制も、スムーズな導入展開の一助となりました。
導入後の効果について
事業部門では業務で取り扱う情報量も増加の一途を辿っていますが、今回導入したモニターが従来のモニターよりも大型化したことで、画面上で資料比較が可能となり、作業効率の向上、ペーパーレス化推進の一翼を担っています。IT部門としては、従来多種多様なPCやモニターが使用されていたオフィスをシンプルに標準化することができ、どの席でも同じ作業環境を提供できるようになると共に、今回のEIZOモニターの導入で、選定理由①~⑤に挙げた問題を解決することができました。
現在、ネットワンシステムズは、約3,000名分のシンクライアント環境を構築しており、ICTを利活用した、人を中心とする新しいワークスタイルを順次拠点へと展開する計画を進めています。EIZOは、これらの計画を共に推進するとともに、ネットワンシステムズが目指すICT基盤の構築に協力していきます。