global icon

ヘルスケア

豊橋市民病院 様

豊橋市民病院_ロゴ
 

診療現場から手術部門まで、EIZOグループで支える表示・映像環境


image01


 豊橋市民病院は、愛知県東三河地域において約800床を有し、高度急性期及び急性期医療を担う地域中核病院です。2007年に放射線診断用の高精細モニターを導入して以降、用途や部門に応じた表示・映像環境の整備を継続してきました。現在では、放射線科にとどまらず、他診療科や総合受付、手術センターなど院内各所において、EIZOグループの表示・映像ソリューションを活用しています。導入の背景や運用の考え方について、ご担当者にお聞きしました。

 

image02

放射線科部長 高田 章 先生

 

image03

事務局 医療情報課主幹 原瀬 正敏 氏

 

 

医療情報課

モニターを病院全体の「資産」として管理する

 当院では、放射線科をはじめとする各診療科で使用するモニターや映像環境について、医療情報課が中心となって調達・管理・運用を行っています。

 2007年に放射線診断用の高精細モニターを導入した当時は、複数のメーカーから選択可能な状況にありました。その中で当院では、国産メーカーであることによる安心感に加え、故障時における保守対応の迅速さを重視し、EIZOのモニターを選定しました。特に放射線科では、診断に必要な性能を安定して確保できる点が重要であり、医用モニターRadiForceが読影環境の構築に適していると判断しました。医療現場において、機器トラブルへの迅速な対応は、業務継続の観点から重要な要素です。

 こうした導入を進める中で、放射線領域を中心に品質管理の重要性が高まり、当院ではモニターの状態を一括で把握できる仕組みを取り入れてきました。現在は、RadiNET Pro Guardianを用いてモニターの品質管理および使用時間の把握を行い、EIZOサポートネットワークによる定期的なモニター点検対応も組み合わせながら運用しています。

 その後、放射線科に限らず、院内の各部門においても表示用途が広がっていきました。外来におけるPACS端末には RadiForceを、電子カルテ端末には FlexScanを、総合受付や事務局の医療事務システム端末には FlexScanを用いるなど、用途に応じて配置しています。診療用途とそれ以外の用途で求められる性能が異なることから、使用目的に応じたモニター配置としています。

image04
診察室
平松 和洋 院長 
PACS端末にはRadiForce、電子カルテ端末にはFlexScanを使用

 

image05
総合受付
医療事務システム端末にFlexScanを使用

 

 また、診療用途に限らず、病院運営を支える基盤として、医療情報課事務局内では情報セキュリティ強化のため、サーバー室監視用としてIPカメラと直接接続できる DuraVisionのIPモニターを使用しています。

image06
サーバー室の監視カメラ
image07
サーバー前室

 

image08
医療情報課

 

 現在では、ハードウェアの進化により、故障や急激な輝度劣化は減少しています。こうした背景を踏まえ、当院では品質管理に加えて「資産管理」という視点を重視しています。使用時間を把握することでローテーションや更新時期の判断が可能となり、全数を一斉に更新するのではなく、状態に応じた更新を行える体制を整えています。
 

放射線科

診断の前提としての「当たり前に見える」環境

 当院放射線科では日常業務の約8割を画像診断が占めています。CTやMRI、PET検査(核医学検査)を中心に、IVR(画像下治療)や外来業務も担っていますが、業務の多くは読影です。

 以前は読影室の照度を落とした環境で読影を行っていたこともありますが、現在では暗くしなくても、濃淡やコントラストが分かりにくいと感じることはありません。モニターの輝度やコントラスト性能が向上したことで、淡いコントラストの病変についても認識しやすくなっており、以前はノイズに紛れて分かりにくかった所見にも気づきやすくなっていると感じています。天井照明や周囲のモニターの映り込みも少なく、違和感なく業務を行えています。

 2007年の RadiForce 導入当初はモノクロモニターが中心でしたが、その後カラーモニターへと移行してきました。現在ではカラーでも階調再現が滑らかで診断に支障はなく、3D画像や核医学画像、AI解析結果などカラー表示を前提とする情報が増える中で、カラーモニターの利便性を感じる場面も増えています。

image09

放射線科 読影室
読影用端末にカラーRadiForceを使用


手術センター

手術映像を「記録し、活用する」ための環境整備

 当院では、放射線科に限らず、手術室、麻酔科控室、透視操作室、内視鏡室など、さまざまな場所で映像を扱う機会が増えています。そうした背景から、手術センターにおいても、映像の記録や管理のあり方について検討を進めてきました。

 近年は、手術映像や処置映像について、「記録として残したい」「後から確認や活用ができるようにしたい」といった要望が現場から寄せられています。手技の振り返りや教育、研究など、映像の活用範囲は広がっています。

 こうした要望に対応するため、2018年からカリーナシステムの手術映像記録・配信システム「ADMENIC」を導入しています。2025年にはネットワークエンコーダ「ADMENIC NEX‑LE」を追加。手術室、透視室、内視鏡室といった複数の映像情報をADMENICサーバーに集約し、一元管理できるようになりました。

image10手術室
ADMENICをタッチモニターで操作

  image11
麻酔科控室
手術室の映像をリアルタイム確認

 

image12
透視操作室

  image13サーバー室
ADMENICサーバー


 特に内視鏡室については、従来は別系統で映像を管理していましたが、今回の更新により、手術センターと統合した形での管理が可能となり、管理および運用にかかる負担は軽減されています。

 手術映像は、単なる記録にとどまらず、診療の質を高めるとともに、病院全体の知見を蓄積していくための重要な医療データになりつつあります。こうした位置づけのもと、記録された映像データはすべて医療情報課で管理しており、学会発表、研究、教育などの二次利用については申請制としています。映像についても診療情報の一部として位置づけ、適切な管理体制を整えています。

image14

  image15

医療情報課で映像情報を管理

 

安心して使い続けられる表示・映像環境であること

 医療情報課、放射線科、手術センターと領域は異なりますが、共通しているのは、現場が特別に意識することなく利用し続けられている点です。大きな不満や要望が生じていないこと自体が、表示・映像環境の安定性を示していると考えています。

 当院では今後も、診療を支える基盤として、安心して使い続けられる表示・映像環境の整備を継続していきます。

 

ご協力

豊橋市民病院
https://www.municipal-hospital.toyohashi.aichi.jp/

 

導入製品

 

本事例をPDFでもダウンロードいただけます。
豊橋市民病院様 導入事例 [PDF]

豊橋市民病院

 

本事例の内容は取材当時のものであり、閲覧時点で変更されている可能性があります。ご了承ください。


導入事例
  • facebookアイコン
  • Xアイコン
  • youtubeアイコン
  • Instagramアイコン
  • rssアイコン