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ヘルスケア

広島大学病院 様

I V R検査室内にコンパクトな操作スペースを構築し、 検査室と操作室にまたがっていた業務を一元化。

 

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 広島大学病院では、循環器疾患、脳血管障害、各種血管病変、悪性腫瘍、救急医療などを対象にしたIVR(Interventional Radiology)診療を行っています。IVR検査室と操作室に導入されたEIZOの手術室向けソリューションCuratOR について、約8ヶ月間使用していただいた感想をうかがいました。

 

導入背景

検査室・操作室間の往復業務を改善したい。

 IVRにおける放射線技師の業務は多岐にわたります。各種検査機器の操作を行うだけでなく、カテーテルなどのデバイス出し、造影剤の調整、そして患者さんのケアも重要な業務です。さまざまな医用画像を見ながらこれらマルチタスクを行うことは、非常に集中力を要します。

 当院では従来、画像処理用のモニターは操作室にしか設置しておらず、技師は検査室と操作室を何度も行き来して業務を行っていました。X線防護服を着た上での作業は、体力的に負担が大きいものです。急患の際には、医師の指示に即応することが難しい場面もありました。検査中に「ちょっと待ってください」と言わざるをえない場面があり、悔しい思いをしたこともあります。こうしたことから、効率的かつ的確に業務を行う方法はないかと模索していました。

非効率性を改善できる映像ソリューションに出会えた。

 そんな中、海外では各検査機器の映像を1台のモニターに統合し、操作も1つのキーボードとマウスで一元管理できるシステムがあることを知り、国内でも導入できないかと調べたところ、EIZOのCuratORソリューションに出会いました。操作室で多様な医用画像を1台の画面に同時表示し、その操作も統合するというコンセプトで提案を受けましたが、EIZOの担当者と相談する中で、同様の映像環境を検査室内でも構築でき、検査室・操作室間の往復という非効率な動線を改善できる運用が可能だと分かり、導入を決めました。

 

導入効果

検査室だけで検査中の業務を完遂できる。

 CuratORソリューションの導入により検査室内にコンパクトな操作スペー スを構築し、ここで検査中の操作を完結できるようになりました。時間のロス、動線の悩み、対応遅れなどの課題が解決でき、医師からの指示に焦ることは今ではほとんどありません。しかも各装置の操作を一つのモニター、キーボード、マウスで管理できるようになり、席を移動することなく自分の手元で全ての装置を操作できます。例えばOCTの画像を見ながら撮影画像の処理を行うこともできますし、これまで撮影後に操作室に戻って行っていた画像処理や計測、3次元画像作成も、検査中の画像を確認しながら並行して手掛けることができます。1日の業務を終えた後の疲労感も軽減されています。

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 透視画像を確認しながら並行してOCTを操作


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検査室のカート上にRX440を設置。自分の手元であらゆる操作を行うことができ、
検査中の業務は、装置の操作やデバイス出し、撮影画像の処理も全てこのポジションで対応できる

 

患者さんのケアに注力できる。

 導入から8カ月が経過し、技師が常に検査室内で作業を行うという環境が定着したことで、スタッフ間の連携がよりスムーズでスピーディになっています。こうしたことから、より多くの時間を患者さんのケアに費やせるようになったというメリットも生まれています。

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広島大学病院 構成イメージ

img_07.jpg 操作室にはRX440を2台、医師用(左)と放射線技師用(右)として運用


 

 

広島大学病院
〒734-8551広島市南区霞1-2-3
https://www.hiroshima-u.ac.jp/hosp/
 

導入製品

LMM0802 RadiForce RX440 TDL3600-DL

信号配信マネージャー。複数の映像入力を集約し、大画面上に自由に映像を配置できる。
 

  • LMM0802

4メガピクセル医用画像表示カラーモニター。400万画素の情報量を1台のワイド大画面にベゼルレスで表示。

  • RadiForce RX440 ×3台

DVI Transmission Link。長距離伝送が難しい高解像度のDVI映像信号を、品質を低下させることなく最大36mまで伝送可能。

 

本事例の内容は取材当時のものであり、閲覧時点で変更されている可能性があります。ご了承ください。


導入事例
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