ハートライフ病院では、2005年8月にフイルムレス化が始まり、2012年7月にはマンモグラフィのフイルムレス環境が整備されました。読影室、外科、医局、撮影室、生理検査、人間ドックの各部署に、EIZOの5メガピクセルモニターRadiForce GX540とGX530が合計15台配置されています。放射線科部長の高良先生と仲座技師長にモニターの導入効果について伺いました。 |
![]() 高良 誠 氏 放射線科 部長 |
![]() 仲座 義富 氏 放射線科 技師長 |
導入効果
読影効率の飛躍的な向上
フイルム運用時は、読影の際に石灰化の検出などで拡大鏡を使用していました。フイルムレス運用開始後は、モニターの使用と画像表示アプリケーションの等倍表示機能で、拡大鏡を使用する機会が激減しました。 |
各部署で画像表示を均一化でき、円滑なワークフローを実現
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読影室の室内照明は調光方式にして、読影時の照度が約30ルクスになるよう設定しています。撮影室、診療科、人間ドックでは、窓からの直射日光や室内照明、シャウカステンなどの光がモニター画面に映り込んで、医用画像の読影、観察に影響が及ばないように、モニター使用時には暗幕を活用しています。 このモニター画面の映り込み防止対応により、撮影室、読影室、診療科の各部署で、モニターの性能を最大限に活かした、画像表示の均一化が実現でき、スムーズなワークフロー運営となっています。 |
導入後
読影医と放射線技師が連携して品質を管理
当院は、2005年11月にマンモグラフィ検診施設画像認定を受けました。読影医2人は検診マンモグラフィ読影認定を、女性放射線技師8人は全員撮影認定を取得しています。従って、読影医と放射線技師が共に、モニターの品質維持の重要性を理解しています。 読影室では、読影医が毎日、モニターを清掃後、EIZOのモニター品質管理ソフトウェアRadiCSでテストパターンをモニター画面上に表示させ、目視評価を実施しています。 |
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同様に撮影室では、放射線技師が当番制で、ファントム撮影を行い、モニター清掃後に、モニター品質管理ソフトウェアRadiCSでテストパターンを表示させ、毎日、目視評価を実施しています。 |
社会医療法人かりゆし会 ハートライフ病院 〒901-2492 沖縄県中頭郡中城村伊集208番地 http://www.heartlife.or.jp/hospital/ 沖縄県中南部東海岸の基幹病院として、急性期医療・救急医療・がんの予防と治療の中心的役割を果たしています。 |
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導入製品
- RadiForce GX540
- RadiForce GX530
- RadiCS