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産業用途

下水処理施設 Urban Drainage and Environmental Analysis 様(ドイツ)

導入製品

DuraVision FDF2711W-IP

 

 ドイツ、ニュルンベルクの市営下水処理施設である 「Urban Drainage and Environmental Analysis (SUN)」は、水質監視システムの更新を機にEIZOのIPモニター『DuraVision FDF2711W-IP』を導入しました。モニターは専用の防水ハウジングに設置しています。リアルタイムでのデコード表示が可能なEIZOのIPモニターを導入したことで、オペレーターや施設の見学客が下水処理現場のライブ映像をリアルタイムで確認できるようになりました。

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 この施設の流入部に設置されている水質監視システムは警告機能を備え、施設への大型の異物の流入を防ぎ処理場を守る役割を果たしています。システムにはカメラが導入されており、その映像は中央制御室に送信されます。水質監視の対象となる現場は密閉空間なので実際に立ち入って検査することは不可能であるため、カメラ映像での確認作業が重要になります。そのため、中央制御室に伝送されたカメラ映像を適切にデコード、表示するソリューションが必要でした。

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 ニュルンベルク市で下水処理制御技術を担当する専門職員のLars Fenner氏は、数年前から下水処理施設の映像システムを担当しており、調査の過程でEIZOのIPモニターに出会いました。「私は既存のデコーダの代替品を探していました。TCP/IPネットワークを介した映像伝送が条件の一つでしたが、その調査の過程で、伝送される映像が同じではないことやONVIFの規格はメーカーにごとに解釈や定義が異なるため、互換性において懸念点があることが分かりました。新しいソリューションは複数の異なるメーカーのカメラで撮影したH.264形式の映像を24時間伝送・表示できることが求められました。これらの条件を見事に満たしたのがEIZOでした。」

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 「EIZOのIPモニターの優れた画質は言うまでもありませんが、私が特に気に入ったのはモニター1台で完結する点です。モニターにデコード機能が内蔵されているため、電源とネットワーク環境さえあれば他に何もいりません。また、EIZOからサンプルモニターを取り寄せた際、他の機器との接続の手間がなく、すぐに使用を開始できたことが『これだ!』と思う決定打となり、EIZOのIPモニターの導入を決めました。」とLars氏は話します。

 また、個人的にEIZOのカラーマネージメントモニターColorEdgeを所有し、写真編集を行うLars氏の同僚も、EIZOのIPモニターを高く評価しています。「EIZOモニターについて言えることは、その品質の高さにつきます。求めている条件を確実に満たしてくれるモニターです。」


■ご協力
Urban Drainage and Environmental Analysis

 ニュルンベルク市は2つの下水処理施設を運営、その管理は市営企業であるUrban Drainage and Environmental Analysis(SUN)が行っており、年間6,500万~7,000万m3の排水を処理しています。従業員は都市排水部、環境分析部と商業部を合わせて約400名が所属しています。環境分析部は年間約3万6000件のサンプル検査、約40万件のパラメータ分析を行っています。分析には約400もの方法が使い分けられています。先進的な環境関連企業である同社では、外気測定ステーションを3か所、流水測定ステーションを3か所管理しているほか、下水処理施設におけるオンライン分析の全般業務も担っています。

 


 

導入製品

DuraVision FDF2711W-IP

本事例の内容は取材当時のものであり、閲覧時点で変更されている可能性があります。ご了承ください。


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