産業用途

KDDI株式会社 様

KDDIの新ネットワーク・サービス運用拠点に
EIZOのIPデコーディングボックスと486台のモニターを導入

IPデコーディングボックスと486台のモニターを導入


 KDDIは、大規模自然災害時などにも安定した通信サービスを提供する新たなネットワーク・サービス運用拠点を2021年7月に開設しました。新たな運用拠点は、さまざまなサービスを統合的に運用・監視できるシステムを構築しており、不具合の検知から復旧までワンストップで迅速に対応することが可能です。

 この度、コントロールセンターの監視カメラ映像表示にIPデコーディングボックス「DuraVision DX0211-IP」を6台、監視室のオペレータ用モニターとして、大画面4Kモニター「FlexScan EV3285、EV2785」を177台導入いただきました。また、オフィススペースには23.8型ビジネスモニター「FlexScan EV2460」を309台導入いただきました。それぞれの選定理由や導入効果をご担当者に伺いました。   三垣 修一 氏
エンジニアリング推進本部
運用管理部 ネットワーク強靭化推進室
マネージャー 三垣 修一 氏
  佐々木 史織 氏
エンジニアリング推進本部
運用管理部 運用企画部
課長補佐 佐々木 史織 氏

 

遠隔拠点間のモニタリングに
IPデコーディングボックス
監視室のオペレータ用に
4Kモニター
新しい働き方を推進する
オフィス用モニター


 

決め手は4K入出力対応とPCレスによるメンテナンス性の良さ

遠隔拠点間のモニタリングにIPデコーディングボックス「DuraVision DX0211-IP」を採用

三垣氏:オペレータの現場状況を把握するためには、複数のカメラで撮影された高解像度の映像を長時間連続して表示する必要がありました。カメラで撮影した高解像度の映像をモニターにデコード表示するには、高性能PCを利用することが一般的ですが、パスワード管理、定期アップデート、ウィルス対策、ログ管理等のセキュリティ管理コストもかかります。

 EIZOのIPデコーディングボックスであればPCレスかつシンプルな構成で他拠点とのカメラ映像を複数同時表示ができることを知り、セキュリティ基準を準拠できるシステムの簡素化および管理コストの削減に繋がることから導入を決めました。
  採用されたDX0211-IP
採用されたDX0211-IP


 各拠点にある複数のIPカメラとDX0211-IPを接続、DX0211-IPから前面のビデオウォールへ4K解像度で出力しています。DX0211-IPは高解像度の映像でも遅延などの弊害なく表示できている点を評価しています。また、カメラ映像は国内複数のデータセンター(本社、新宿、多摩、大阪)をネットワークで接続し表示できるようにしました。DX0211-IPは簡単な設定で他拠点のカメラ映像を取得することができました。

ビデオウォール表示用にDX0211-IPを設置
ビデオウォール表示用にDX0211-IPを設置
  ネットワーク・サービス運用拠点の監視室
ネットワーク・サービス運用拠点の監視室


 今回導入用途が防犯目的というよりも状況把握用途に近く、DX0211-IPが医療機関や公共施設での導入実績があるということも採用にあたって心強かったです。また、他社の類似ソリューションと比較して、4Kの入出力に対応していること、筐体サイズがコンパクトかつファンレス設計であること、リモコンやマウスで操作でき、操作の自由度が高いことも採用の決め手となりました。

 

多くの情報を快適に同時表示することが可能

監視室のオペレータ用に大画面4Kモニター「FlexScan EV3285、EV2785」を採用

三垣氏:新ネットワーク・サービス運用拠点の中核となる監視室では、オペレータが多くの変化する情報を同時に表示しながらオペレーションする必要があります。情報を表示するモニターは多くの情報を同時に表示でき、なおかつ画素密度が高く、表示が見やすいことが第一条件でした。

佐々木氏:EIZOの4K解像度モニター「FlexScan EV3285、EV2785」は、小さな文字や画像をシャープにかつ見やすく表示できます。複数のPCからの映像入力を1画面に同時表示できる「Picture by Picture(PbyP)」機能を備えており、重宝しています。さらにEV3285は画面を4分割表示し、複数のソースからの情報を照らし合わせることで、オペレータが適切な判断をするのに役立っています。

三垣氏:フレームレス・フルフラットなデザインは圧迫感がなく、机上を広々と使うことができ、空間の有効活用にもつながっており、快適な運用環境を構築することができました。

オペレータ用のEV2785
オペレータ用のEV3285

  オペレータ用のEV2785
オペレータ用のEV2785


 

KDDIが目指す多様な働き方の推進や環境配慮理念にEIZOモニターが合致

オフィス用モニターに「FlexScan EV3285、EV2460」を採用

佐々木氏:KDDIでは、ニューノーマル時代に社員一人ひとりが時間や場所にとらわれず成果を出す働き方を実現することを軸とする「新働き方宣言」を2020年7月に策定しています。多様な働き方を実現するため、オフィスやIT環境を整備する社内DXを推進。その取組みの一つとしてオフィススペースの最適化を行ってきました。

新働き方宣言についてのニュースリリース
 (KDDI株式会社Webサイトへ)


 全社的に在宅勤務と出社のハイブリット型を採用するにあたり、新オフィスでは、従来オフィスから座席数を約5割削減しつつ、開発者とオペレータが一体となった共創オフィス空間の構築を目指しました。例えば、開発者とオペレータ双方が同一モニター画面を見て会話をする場面を想定し、自由にモニター位置を調整できるようにフリーマウント仕様のモニターを選択し、アームに取付けました。結果的に使用者の快適さに加え、美観と統一感をもたせることもできたので、とても良かったです。
  EV2460がアームで設置された昇降デスク
EV2460を昇降デスクにアームで設置


 オフィス用モニターとしての当社の一つ目の要件は目が疲れにくく、壊れにくいという点でした。開発業務や災害時に長時間使用することもあるため、目が疲れにくく、故障率が少ないことが要求されます。EIZOのモニターはブルーライトカットなどの目に優しい機能がついており、100%国内生産で5年間保証ということもあり、理想的なモニターでした。また、万が一の故障時のアフターサポートも、とても安心できます。

 二つ目の要件は環境負荷を低く抑えられるという点でした。KDDIでは、SDGsの取り組みの一環として、ICT(情報通信技術)の活用によって環境負荷を下げることで世の中に貢献しています。もちろん、IT機器導入においても同様で、今回導入した「EV2460」の標準消費電力はたったの10Wと、一般的な他社のモニターと比べ約50~70%程度の低消費電力を実現していました。

  SDGs
 
オフィススペースのEV2460   オフィススペースのEV2460
オフィススペースのEV2460

 

三垣氏:社内でモニターを展開するときに、ケーブルなどの不要な付属品が余り、その多くが廃棄処分となることが課題でした。今回の導入ではEIZO様に環境に配慮した導入をご相談し、環境にやさしい納品パッケージ仕様(スタンドレス、同梱ケーブルレス、集合梱包仕様)をご提案いただき、採用に至りました。梱包箱が従来の容積比で40%も削減されたことで、運送コストを20%以上抑制、開梱・取付け作業時間の大幅な短縮、廃棄ゴミの削減にもつながりました。
 

EIZOでは法人のお客様のご要望に合わせて、大量導入時の環境負荷を軽減する特別仕様をご提案可能です。複数のモニターを一つの箱にまとめる集合梱包や、不要なスタンドやケーブル等を除いた仕様など、国内生産を生かしたフレキシブルな対応が可能です。
  環境負荷を軽減する特別仕様で納品
環境負荷を軽減する特別仕様で納品


 

今後の展望、当社への要望について

佐々木氏:KDDIは、災害時の生命線となる通信コミュニケーションを支えてきました。今後もより安定した通信サービスを提供すべく、運用・監視手法の改善を進め、災害対策・通信基盤の強靭化に取り組んでいくと同時に、時間や場所にとらわれず成果を出す新しい働き方を推進していきます。

三垣氏:EIZOには数少ない国内生産の老舗メーカーとして、「Made in JAPAN」の高い信頼性を有した製品・ソリューションを国内・海外へ提供し続けてほしいですね。

KDDI株式会社   KDDI株式会社

 

■ご協力
KDDI株式会社
ホームページ:https://www.kddi.com/

KDDIは日本の国際通信のパイオニアとして、前身である国際電信電話 (KDD) 設立以来、60年以上にわたり、日本と世界190カ国以上を通信でつないできました。無線・衛星・海底ケーブルなどで構築されたKDDIの高品質で高信頼度の国際通信ネットワークは、ビジネスや暮らしにおいて快適なコミュニケーション社会を支えています。
 

 

導入製品

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