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クリエイティブ

写真家 秦 達夫 氏

導入製品

  • ColorEdge CG2700S
     
tatsuohata_img001   秦 達夫

長野県飯田市遠山郷出身(1970/4/20 生)。自動車販売会社・バイクショップに勤務。後に家業を継ぐために写真の勉強を始め、自分に可能性を感じ写真家を志す。写真家竹内敏信氏の助手を経て独立。故郷の湯立神楽「霜月祭」を取材した『あらびるでな』で第八回藤本四八写真賞受賞。同タイトルの写真集を信濃毎日新聞社から出版。写真集『山岳島_屋久島』『RainyDays 屋久島』『Traces of Yakushima』『風光の峰 雲上の渓 黒部源流の山々』エッセイ『雨のち雨ところによっても雨_屋久島物語』他多数。小説家・新田次郎氏『孤高の人』の加藤文太郎に共感し、『アラスカ物語』のフランク安田を尊敬している。

日本写真家協会会員・日本写真協会会員・日本風景写真家協会会員・Foxfire フィールドスタッフ・日本写真芸術専門学講師・Intel® Blue Carpet Project Member

ホームページ:https://aboutme.style/photohata
 

秦 達夫氏の作品

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写真集「風光の峰 雲上の渓」黒部源流の山々 掲載作品
 

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写真集「山岳島 屋久島」掲載作品
 

日頃、どのようなお仕事に携わっていらっしゃいますか。

仕事内容は雑誌、Web、カタログ案件が多いですかね。具体的な話はできませんが発表前のカメラを使って撮影したりもしています。その他にも、カメラ、プリンタ、PC、アプリ、アウトドアなどのメーカー様のイベント登壇も行っています。変わったところではアウトドアメーカー様の商品開発時のアドバイザーも行っています。最後に、最も重要なことですが個展&写真集活動を積極的に行っています。
 

作品づくりにおいて大切にしていることを教えてください。

僕の作品を観る人がフレームの外を想像してくれたらと思って撮影しています。僕の作品に触れたときに起こる心の変化。写真からの情報だけではなく観て考えて自分の経験値と照らし合わせて想像を膨らませて行く。違う言い方をすると「作品」とは作り手だけでは成立せずオーディエンスがいるから成り立つと考えています。だから作品づくりで大切な事は想像力を刺激する作品力と観てもらえる環境作りですね。
 

作品づくりにおいて喜びを感じるのはどんな瞬間ですか。

写真が作品になる時ですかね。オーディエンスが僕の作品を観て涙ぐむ、もしくは笑顔になる。これが僕の写真が作品になる瞬間であり喜びを感じる瞬間です。
 

ワークフローの中で最も丁寧に行うところを教えてください。

ColorEdge CG2700Sを導入する前はモニターキャリブレーションが最も重要な事だったのですが、CG2700Sはセンサーを内蔵していて自動でキャリブレーションをしてくれるのでキャリブレーションを丁寧に行うという概念がなくなりましたね。だから今は忠実に再現することに重きを置いています。撮影データが持っている情報を正確に引き出すことができているかというところに注力しています。
 

ColorEdge CG2700Sを導入されたきっかけを教えてください。

PC環境が自宅と事務所の2拠点になったことが、CG2700Sを導入した理由です。そもそもデジタル創作が始まった時からのEIZOユーザーですから他のメーカーのモニターという選択肢はなく、モニターサイズを決定した後に「CG2700S」と「CG2700X」、どちらにするか?を迷ったくらいです。最後までとても迷いましたが、最終的にはエンドユーザーの環境を考慮してCG2700Sを選択しました。現在はスマホやタブレットで写真を観るユーザーが多く、4Kの情報は今のところ不要かな?とジャッジしました。
 

ColorEdge CG2700Sの使用感、導入後の効果を教えてください。

ここで言うまでもないですが、モニターキャリブレーションがオートでできるようになったことで色管理が楽になりました。また、EIZOの色評価用のライトスタンドも新しく導入しました。個人的にお気に入りのポイントはモニターのフラットな操作スイッチですね。モニター下部のスイッチに触れるだけで操作ができ、メニュー等が表示されるんです。それにスリープ中は電源ボタンがオレンジに優しく発光して教えてくれるので、モニターの電源OFFも忘れずに行えます。作り手の気遣いを感じます。
 

長年ColorEdgeをご愛用いただいている秦様ですが、ColorEdgeの性能でフォトグラファーの要求を満たすと感じられる点を教えてください。逆に、「今後このように進化してほしい」というご要望はありますか?

表示に関する性能は申し分ないと思います。希望としてはモニターの軽量化ですね。というのも、PCチェアが進化しさまざまな姿勢で作業ができるようになっているので、自由度の高いモニターアームを使用して好みの角度でモニターを見たいと思うようになりました。ColorEdgeが軽量化することでより多くのモニターアームに対応できると思うので、そうなると嬉しく思います。そうすることでもっとリラックスして仕事ができ、よりクリエイティブな発想が生まれるのではないかと。軽量化や消費電力の軽減が進めば野外に持ち出すことも可能になって場所を選ばない仕事もできるようになりますよね。そうなると、環境光によって色転びする現象にも対応する仕組みが欲しくなりますね。今後が楽しみです。

それから、これはモニターの性能とは関係ありませんが、僕が創り出す世界とオーディエンスが観る環境が同じになるインフラやルールが整って欲しいですね。良いものを創ってもエンドユーザーが視聴する環境が整っていなければ本当の僕の思想を届けることができませんから。
 

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導入製品

ColorEdge CG2700S

本事例の内容は取材当時のものであり、閲覧時点で変更されている可能性があります。ご了承ください。


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