クリエイターを目指す学生にプロと同じ制作環境を
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開志専門職大学は、2020年4月に誕生した総合専門職大学です。専門職大学は、従来の学術分野に加え、産業界と連携し職業に必要な実践的かつ専門的な能力を身につけた人材の輩出を目的としています。開志専門職大学は「事業創造学部」、「情報学部」、「アニメ・マンガ学部」の3学部を擁しており、実践的な教育を通して、それぞれの成長産業をリードするプロフェッショナルを育成しています。 |
今回ご導入いただいたColorEdge CS2420-Zの用途について教えてください。
主にアニメ・マンガ学部のフルデジタル実習室での制作実習用途として使用しています。導入した全208台のうち、教員用含め190台を現在使用しており、うちフルデジタル実習室に150台使用しています。実習室内のモニターはすべてCS2420-Zに統一している他、PCはマウスコンピューター社のDAIVシリーズ、タブレットはWacom社のCintiq Pro 16ですべて統一しています。 |
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フルデジタル実習室全体の様子
制作実習は印刷物からアニメ・マンガ、映像制作の他、3DCGまで多岐に渡ります。フルデジタル実習室は全4部屋あり、部屋によってPCスペックやインストールされているソフトウェアが異なります。アニメ・マンガ制作にCLIP STUDIO PAINTを、映像制作にAdobe PremiereやDaVinci Resolve、3DCG制作にMayaを使用しており、専攻によって使い分けています。Adobe CCとCLIP STUDIO PAINTは全台数のPCにインストールされています。
「アニメ・マンガ学部」という学部名ですが、それ以外のクリエイティブ分野も幅広く専攻できる環境を用意しています。また、学生は授業がない時や放課後に自由に設備を使用できます。ハードウェアからソフトウェアまで実際の制作現場を想定し、豊富な導入実績のある機材を選定しました。
ご導入の経緯について教えてください。
プロの現場と同じ環境を学びの場として学生に提供するという意識が学部全体で共有されています。
ColorEdgeはクリエイティブな制作に使用するモニターとして業界標準の地位を確立しており、プロの現場と同じモニターを用意するとなればEIZOのColorEdge一択でした。また、PCにマウスコンピューターのDAIVシリーズを選定しており、ColorEdgeはDAIVシリーズとの互換性情報を公開していることから安心してCS2420-Zを選定することができました。
ご導入後の使用感について教えてください。
Wacomのタブレットをメインに制作実習を行っており、ColorEdgeはその色確認用として使用しています。 |
今後の展望を教えてください。
現在は大学として2年後に完成年度(20年度入学生の卒業)を迎えるにあたり、いろいろな状況を鑑みながら、全教職員の英知を結集してカリキュラムのブラッシュアップを第一に取り組んでいますが、それと同時に10年、20年先の将来も見据えた計画も練っているところです。これにはカリキュラムと連携する企業との協働体制や、充実した実習設備を提案してくれるメーカーの支援も必要です。 |
■ご協力
開志専門職大学
ホームページ:https://kaishi-pu.ac.jp/
使用製品
- ColorEdge CS2420-Z(後継機種はこちら)