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お客様のために取引システムからデザイン制作まですべてを内製化
GMOクリックホールディングス株式会社では、「金融サービスをもっとリーズナブルに、もっと楽しく自由に」との想いから、個人の投資家のお客様に対して、インターネットを通じた金融商品取引サービスを提供する、インターネット金融関連事業を展開されています。
当社は、2005年にGMOインターネット証券として、インターネットの証券会社としては最後発でスタートしました。お客様の変化する多様なニーズにスピード感を持って対応することと、無駄なコスト削減を両立するため、エンジニア中心の会社を作って、金融取引システムはもちろん、ホームページや広告、雑誌、映像制作もすべて内製化しています。 |
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GMOクリックホールディングス株式会社 原 好史 執行役 マーケティング部長 |
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マーケティング部のデザイン用では、すべてColorEdgeを使用。CG248-4Kでは4K動画を制作。モニター部の下に水平器を取付。 |
ColorEdge導入の背景
当社のマーケティング部では、PCアプリ、スマホアプリなどの取引ツール類の制作、Web、印刷、映像など幅広いメディアの広告出稿やデザイン制作といった、一つの広告会社のような業務を行っております。 マーケティング部では、EIZOのColorEdgeを2009年から採用していますが、それまで採用していた他社のキャリブレーション対応モニターは、正確な色で表示できないため、部門内外で正しいカラーコミュニケーションができないこと、また故障が多かったことが、問題でした。 具体的には、マーケティング部のデザイナーが作成した色データ・画面デザインを、システム部がシステムに組み込むのですが、マーケティング部で作った「赤」が、システム部では「オレンジ」に見えるなど、「色がおかしい」と指摘され、お互いの色合わせに非常に時間がかかってしまうことが問題でした。 |
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導入理由1:モニターの色を自動的に基準値に合わせるキャリブレーション機能
マーケティング部がEIZOを採用する理由は「モニターの色を基準値に合わせるモニターキャリブレーション機能」が内蔵され、正確な色調整を自動化できるからです。
人の目は環境光に白色の基準を自動的に合わせるオートホワイトバランス機能が備わっていますが、時間経過とともに変化する太陽光やモニターの置かれた環境に左右されやすく、色の基準を判断できません。正確に、短時間でモニターの色を合わせるには、客観的・定量的に測れるセンサーが必要です。
最近のColorEdge CGシリーズに、キャリブレーションセンサーが内蔵されたことで、定期的に自動でキャリブレーションによる色調整が行えるようになり、非常に便利になりました。以前は、その都度、手動でキャリブレーションしていると、「画面になぜマウス(実際にはキャリブレーションセンサー)つけているの?」とキャリブレーションの認知度も低かったのですが(笑)、最近は、「夜中に自動で色調整してくれるんだよね?」と、ColorEdgeのキャリブレーションも社内ですっかり定着しています。
導入理由2:離れた拠点間で、正しいカラーコミュニケーションができる
複数のデザイナーで作業する場合も、モニターの色合わせは必須です。当社では、デザイナーが別の階や別のビルで作業しているのですが、その際にもEIZOモニターが1台あれば、基準値データを元に効率良く色合わせができます。
もちろん取引先に対しても有効で、今までは入稿時に色が飛んでしまっていて、印刷会社から色について指摘されることも多かったのですが、ColorEdgeを採用してからは、ほとんど問題がなくなりました。
システム部でもFlexScanを使っていますが、出荷時設定のままでもColorEdgeに近い、正しい色で表示されるので、エンジニアとも正しいカラーコミュニケーションができるようになりました。
導入理由3:故障率が低く、信頼性が高い
以前使っていたデザインモニターは、初期不良や故障も多かったのですが、7年前に購入したColorEdge 2台も、その後購入した5台も、一度も故障がなく、また正しい色で表示できています。
ColorEdgeの色を信頼して、制作に集中できて、満足しています。
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4辺フルフラット・フレームレスデザインのEV2750 × 2面のマルチモニターで5,120 × 1,440の広い作業領域を確保。 |
27型モニターFlexScan EV2736W-ZとEV2750 × 250台を、2015年から採用
2015年からは、マーケティング部だけではなく、GMOクリックホールディングス、GMOクリック証券で、他社の24.1型モニターをEIZOの27型FlexScanモニターに買替えしています。
特にエンジニアはIDE(統合開発環境)などでソースコードを多く表示するため、2560 × 1440ピクセルの表示領域の広さが作業効率の向上に繋がると期待して、採用しました。採用後は、長時間使用しても目が疲れにくい、EV2750はマルチモニターで使用時にベゼルが邪魔にならず没入感が高いといった声を聞きます。モニターの追加が必要な時にEIZOダイレクトに注文してすぐに製品が届くことや、故障がないことも助かっています。
さらに先述のカラーコミュニケーションという点で、FlexScan EV2736W-ZやEV2750と ColorEdgeの、sRGBの表示がほぼ同じであるため、ColorEdgeを使うデザイナーと、FlexScanを使うシステムエンジニアまたは意思決定者が、色についてある程度の共通認識が取れることが、同じメーカーを採用するメリットだと感じています。
最後に製品への要望としては、モニターの画面を水平な位置に固定できるよう、水平器が内蔵されているとうれしいですね。
■ご協力
GMOクリックホールディングス株式会社
ホームページ:https://www.gmo-click.com/
今回、取材にご対応いただいたGMOクリックホールディングスのマーケティング部では、デザイナーの人材を募集中です。同社では制作会社並みの充実した機材があり、今回ご紹介した4Kのサイネージ映像などをすべて社内で制作されています。
GMOクリックホールディングス 人材募集のご案内
https://www.gmo-click.com/recruit/