global icon

クリエイティブ

フォトグラファー 南雲 暁彦 氏


 南雲 暁彦氏は、4Kフラッグシップモデル「ColorEdge CG318-4K」を、映像ディレクションを含むフォトワークフローにご愛用いただいています。南雲氏のColorEdgeご愛用歴は長く、初めて導入されたColorEdgeは2004年に発売したCG19でした。機種を更新しながら10数年に渡り使用いただいている理由を、ご自身のワークフローの中で大切にしていることとともにお聞きしました。

日頃、どのようなお仕事に携わっていらっしゃいますか?

 新型カメラのパフォーマンスを最大に引き出し、世界中に配信するためのオフィシャルフォトやムービーの製作といった、メーカーのプロモーションがいちばん多い仕事ですね。またカレンダー用の高精細画像を撮影することもあります。

写真家 南雲 暁彦氏 作品
© Akihiko Nagumo
玄光社コマーシャルフォト特集記事 Canon EOS 5Dsプロモーション用作例「spice」

 

写真家 南雲 暁彦氏 作品
© Akihiko Nagumo
凸版印刷株式会社 「idea note」10周年記念特別コンテンツ「匠」プロモーションムービー

 

写真家 南雲 暁彦氏 作品
© Akihiko Nagumo
GRAPHIC TRIAL2014出品作品 「 BREATH OF EARTH 」

ワークフローの中でとにかく丁寧に行うところを教えてください。

 撮影の設計です。データを確認する機材の選択もその中に含まれます。もちろんそれを使いこなすスキルを常に磨くこと、そういうチームを作ることです。審美眼を常に発揮して判断する、その為には安定したアウトプットを示せるものが必要で、モニター選びは重要ですね、逆にそれがどういうものなのか判断できる目が必要です。

これからフォトグラファーを目指す方に必要と思われることを教えてください。

 今はフォトグラファー、という枠組みが壊れている時代です。壁を作らず、映像制作、さらにはクリエイティブ全般に目を向け、色々なことに興味を持つことが必要です。つまらない拘りは捨てて、謙虚に吸収する気持ちが大事です…自分に言っているような事でもありますが……

では、ColorEdge CG318-4Kを導入されたきっかけを教えてください。

 まずは元器としてのクオリティーがあることが前提でした。
デジタルカメラは超高画素時代がきていて5000万画素オーバーの静止画、4Kの動画を早々に扱う必要がありました。撮影の現場では、その場でしっかりとフォーカスなどの細かい部分の確認までできないと、取り返しが付かないことがあります。必死になって調整したちょっとした違いなどは、質の悪いモニターでは表現できませんし、データをしっかり再現する高解像度なモニターが必要になります。そこで白羽の矢が立ったのがCG318-4Kでした。
写真家 南雲 暁彦氏

CG318-4Kの使用感、導入後の効果を教えてください。

 大きくて、細かくて気持ちいいですね。一回使うと他のモニターに戻るのは辛いです。一度キャリブレーションをとって使い始めたら、モニターの中の画像や映像にのめり込むのでモニターの存在は忘れるのですが、それができるモニターはいいモニターです。オーディオのスピーカーでもそうなのですが、優れたスピーカーはその存在は消えて音楽だけが浮き出てきます。CG318-4Kはそういうモニターですね、クリエイティブにのめり込めます。

 導入効果としては、創った作品のクオリティーに自信が持てることと感じています。正しいデータ(数字上の)は作れますが、それをしっかりアウトプットできるモニターは安心につながります。

これから、フォトグラファーのワークフローには4Kモニターが必要と思いますか?

 入力機器の解像度がこれだけ上がっていますから、当たり前になっていくでしょう。
今の時点でもあった方が断然いいですよ。ただ質が伴わないと…

 4Kの映像は明らかに今までのフルHDの映像と比べるとコミニュケーションのレベルが違います。「見る」から「感じる」というレベルに変わってきていて、それを創造するクリエイターはそれをわかってものを作る必要がある。そういう意味では写真は最も高解像度だし、今の時代のコミュニケーションレベルに合わせたハードは必要だと思います。

長年ColorEdgeをご愛用いただいている南雲様ですが、ColorEdgeの性能でフォトグラファーの要求を満たすと感じられる点を教えてください。逆に、「今後このように進化してほしい」というご要望はありますか?

 「ダイナミックレンジの再現性」「存在を消せる本物の性能」この2点においてフォトグラファーの要求を満たすと思います。
今後の進化に期待する点は、ColorNavigator 6には「メディアエミュレーション」という機能がありますが、もっと簡単にiPhoneやTVなどのアウトプットメディアの表示をシミュレーションできるといいですね。

南雲 暁彦氏 略歴

フォトグラファー 映像ディレクター。
1970年神奈川県生まれ。幼少期をブラジルで育つ。1993年日本大学芸術学部写真学科卒業後、凸版印刷株式会社トッパンアイデアセンター映像企画部所属チーフフォトグラファー / 映像ディレクター

主な仕事にキヤノンEOSプロモーション日産カレンダーなど、コマーシャルフォトを中心に映像制作、セミナー講師を行う。世界150都市を超えるロケーションでの撮影実績。APA広告年鑑、全国カタログ・ポスター展など国内外で受賞歴多数。
APA会員 知的財産管理技能士
 

導入製品

本事例の内容は取材当時のものであり、閲覧時点で変更されている可能性があります。ご了承ください。


導入事例
  • facebookアイコン
  • Xアイコン
  • youtubeアイコン
  • Instagramアイコン
  • rssアイコン