ポストプロダクションスタジオ「アトリエ・アルテ」に
|
アトリエ・アルテ内 ポストプロダクションルーム「Flame Premium」 |
ADKクリエイティブ・ワン 導入ご担当者様 |
CG3146導入の経緯や選定理由を教えてください。
(感染症予防対策として、取材時はマスクを着用してお答えいただいています。)
アカウントプロデュース本部 ポストプロダクション局 ポストプロダクショングループ エディター 山本 剛史氏 プロフェッショナル向けのVFX・カラーグレーディングソフト「Flame」を装備した部屋が更新時期を迎えたので、このタイミングで3つあるFlame装備の部屋の1つを4K対応させようということで検討をはじめました。 一般的な4K対応のテレビは所有していましたが、4K HDR対応のリファレンスモニターは今回の導入が初めてです。 |
アカウントプロデュース本部 |
■システム導入のご担当者 ビジュアル・グラフィックス株式会社 テクニカルソリューションセンター部 シニアマネージャー 田村 茂男氏 当社でお客様にシステムを導入する際、FlameのGUI用モニターにはColorEdgeを採用していますが、マスターモニターはお客様のニーズにあったものを提案しています。 アトリエ・アルテでは最初はもう少し小さいサイズのモニターを検討していましたが、検討したモニターのサイズや文字が小さかったため、CG3146の導入に至りました。12G-SDIもあるので、こちらにして正解でしたね。 |
ご導入後の使用感をお教えください。
山本氏:もともとは常設せずに、4Kの作業があったときに必要な場所に移動させて使う予定でしたが、置いてみると31.1型のサイズが思っていたよりも大きくないということで、常設することにしました。現状はHDの作業で使用していますが、問題なく使用できています。 導入にあたり、以前マスターモニターとして使用していた他社製のモニターと並べて比較しましたが、最終確認用としての表示に満足しています。 山田氏:フィールド用の小型の液晶モニターと比べると若干視野角による見え方の違いが気になりますが、部屋で使うサイズのモニターとしては使用上十分です。通常の作業ではCG279Xでも十分な確認ができますが、しっかり確認したい場合にCG3146を使用しています。 |
今回導入されたシステムについてお聞かせください。
山本氏:予算の関係もあり、全室ではなく1部屋だけ4K HDR環境を整備しました。
山田氏:メインのビデオルーターは今回更新していません。4K対応のルーターに入替えるという選択肢もあったのですが、予算や全室の配線をやり直さなければならないという事情もあり、見送りました。
田村氏:従来からある収録機やVTR素材がなくなると、ワークフローも変わっていくため、ルーターの設置位置やシステム構成も変わっていきます。現状のHDでの作業を問題なく行いながら、すぐに4K作業にスイッチできるというのが今回のコンセプトです。Flame装備の3部屋は同じような構成になっていますので、CG3146を移動すれば、どの部屋でも4K作業ができるような形になっています。
今後の展望や、当社に対する要望がありましたらお教えください。
山本氏:今は機材の更新を終え、ひと段落していますが、4K HDRのプロジェクトが来た際にきちんと対応できるよう、準備を進めていきたいと思います。 山田氏:フィールド・持ち運び用に使える、小型でSDIを搭載したColorEdgeがあると嬉しいです。国内メーカーのフィールドモニターにあまり選択肢がなく、色味が安定して表示できるものを使用したいと思っていますので、ぜひお願いしたいです。 |
■ご協力
株式会社ADKクリエイティブ・ワン
ホームぺージ:https://www.adkco.jp/
ビジュアル・グラフィックス株式会社
ホームぺージ:http://www.vgi.co.jp/
使用製品
- ColorEdge PROMINENCE CG3146 ×1(後継機種:ColorEdge PROMINENCE CG1)