EIZOのプレミアムモデルが業務効率化と開放的な空間を実現し、コミュニケーション促進とイノベーション創出に貢献!
TD SYNNEX株式会社は、世界100か国以上に展開しているTD SYNNEX Corporationの日本法人として、日本市場への深い造詣とグローバルネットワークを活かし、最新テクノロジーを他社に先駆けて展開する外資系IT商社です。
2024年5月、同社は「コラボレーションを促進し、イノベーションを起こす職場づくり」をコンセプトにオフィス移転を行いました。同社には移転前からEIZOモニターを活用いただいていますが、このたびオフィス移転に合わせてEIZOモニターを204台導入いただきました。導入までの経緯や選定理由、導入後の使用感について代表取締役社長とご担当者にお聞きしました。
導入製品
FlexScan EV2495(24.1型1920×1200)134台
FlexScan EV2740X(27.0型 3840×2160)70台
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グループ会社で調達品として指定されていた他社モニターではなく、新オフィスのコンセプトに最適なEIZOモニターを選定
ハイブリッドワークの最適化を目指す中で、従来のオフィスの構造や什器では不足している部分があると感じていました。そして、一昨年の合併で事業やカルチャーを変えていく必要があったこともきっかけとなり、「コラボレーションを促進し、イノベーションを生む職場づくり」をコンセプトに、大規模な変革を伴うオフィス移転を行いました。
新オフィスは、明るく開放的で思考が整理しやすく、コミュニケーションが促進されるようなワークスペースを目指しました。当初はTD SYNNEXグループ会社と共通の調達品であった他社モニターを検討していましたが、新オフィスのコンセプトに最もマッチするモニターを選定し、最終的に旧オフィスでも使用していたEIZOモニターの継続採用を決めました。
TD SYNNEXはお客様を迎えるエントランスから洗練された明るく開放的な空間を作り出している
<EIZOモニター継続導入の5つの決め手>
①ノートPCからの接続はUSB Type-Cケーブル1本のみ。デイジーチェーン機能でデュアルモニターもすっきりと配線
機器選定の際には使用するケーブルを減らし、配線をシンプルにする事を重視しました。机上がすっきりすると空間が明るく開放的になるため、これは、新オフィスのコンセプトに直結する重要な要素でした。
採用したEIZOのプレミアムモデル「FlexScan EV2495」と、「FlexScan EV2740X」はUSB Type-C端子搭載で、ノートPCとモニターをUSB Type-Cケーブル一本で接続するだけで、映像表示、USB信号の伝送、ノートPCへの電源供給が行えます。さらに、USBハブ、有線LAN端子を搭載しているので、モニターに周辺機器やLANケーブルを接続可能です。ACアダプタやドッキングステーションの持ち運びが不要になり、オフィス内のフットワークが軽くなりました。
それだけではなく、EV2495はデイジーチェーン機能を備えており、シンプルな配線でデュアルモニター環境を実現します。ノートPCから1台目のEV2495にUSB Type-Cケーブルで接続し、さらにそのEV2495から2台目のEV2495に別のUSB Type-Cケーブルで接続するだけで、簡単にデュアルモニター環境を構築できます。この機能により、使用ケーブルが減り机上がすっきりしますし、外出や会議から席に戻った際に、ノートPCに多くのケーブルを接続する手間も省けます。これほどの多機能を持つモニターは、他社製品にありませんでした。
グループ会社からは「ケーブルを減らすことにこだわる必要があるのか?」という意見もありましたが、会議や外出から戻った際のケーブルの抜き差しの手間や、充電アダプタやドッキングステーションを持ち運ぶ手間が削減されることは、業務効率向上に直結すると考えました。ハイブリッドワークの環境下では、自由なワークスタイルの促進にもつながります。実際に、空間がすっきりして職場の雰囲気にも影響を与え、社員同士のコミュニケーションが促進されている実感があります。
デイジーチェーン機能により、ノートPCから1本のケーブルでデュアルモニター環境を実現
②美しい白色の筐体が、明るく開放的な空間づくりに貢献
モニターはすべて白色に統一しようと決め、従来使用していた黒色のEIZOモニターから全数入替えを実施しました。黒色のモニターを並べると、親しみやすく高級感が出るものの、空間を遮蔽されている印象や圧迫感が出てしまい、活発なコミュニケーションを阻害してしまう懸念があったためです。美しい白色の筐体を導入した結果、職場の明るく開放的な空間づくりに大きく貢献し、社員からもとても好評です。
また、ケーブルまで白色に統一されているため、机の上がすっきりして感じられます。空間に統一感が出て美しくなることで、社員も意識的にデスクの上を整頓するようになりましたし、見通しが良くなり、人を探しやすくなるという効果までありました。
先述したUSB Type-C、USBハブ、有線LAN端子、デイジーチェーン機能などの多機能を実現しつつ、白色の筐体を豊富にラインナップしているのはEIZOだけでした。
③豊富なラインナップから作業内容に応じて最適な画面サイズ・解像度を選定
社員一人ひとりの業務内容や希望に応じて最適な作業環境を提供するために、EIZOの豊富なラインナップの中から以下2種類の席を用意しました。フリーアドレスのスペースでは、2種類から好みの席を選べます。
●デュアルモニター環境 (24.1型モニター EV2495 × 2台)
●4Kモニター環境 (27型4Kモニター EV2740X × 1台)
デュアルモニター環境は主にバックオフィス部門で使用しています。異なるアプリケーションやタスクをそれぞれのモニターに分けて表示することができ、思考が整理しやすいと社員から好評です。
モニター1台の環境は、表示情報量が多い4Kモニターを選びました。高精細でくっきりした表示が見やすいと社員から好評です。複数ウィンドウを並べて広々と画面を活用でき、一覧性に優れているので、ウィンドウの切替えや画面のスクロールを頻繁に行う必要がなくなりました。
1画面環境でも快適に作業できる4KモニターEV2740X
④集合梱包によりサステナビリティ推進と、設置作業の効率化に貢献
スタンドを除いたモニター部4台を1つの箱にまとめて梱包する集合梱包で導入することで、サステナビリティ推進に貢献できました。1台ずつ梱包する単体梱包を導入する場合と比較して、廃棄する梱包材を削減でき、積載容積が減ることで、ピストン輸送が必要だったところ、1回の輸送で済みました。 |
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⑤世界中のプロフェッショナル市場での採用実績が、高い信頼性に直結
当初は他社製品のモニターがグループ会社で調達品として指定されており、EIZOモニターの導入にはグローバル本社からの承認が必要でした。EIZOの品質や信頼性を不安視する声が本社のIT管理部門からありましたので、事前にEIZOの貸出機をお借りして検証を行いましたが、ドック機能、デイジーチェーン機能、有線LANなどがまったく問題なく動作する事が確認できました。
また、世界中の幅広いプロフェッショナル市場で採用実績があることも高い信頼性を裏付け、最終的に採用が決まりました。
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当社に対する要望
白色のモバイルモニターを希望しています。新たに移転したオフィスにはオープンスペースなど、モニターを設置していない座席があり、そうした座席向けには必要な時だけ持ち込む他社製のモバイルモニターを貸出ししています。市場には白色のモバイルモニターがないため、EIZOにラインナップをさらに拡充していただけるとありがたいです。
今後の展望
近年、空間をすっきりと開放的に広々と使うことが重視されるようになったと考えています。当社では、従来の有線ネットワーク接続を無線に置き換えたり、コンセントから電源供給を行っていたところをモバイルバッテリーに置き換えたりして、オフィス内のどこでも自由に業務ができるようにしています。
一方で、情報のデジタル化・バーチャル化に伴い、IT機器は複雑化しています。そういった状況を踏まえ、最新のトレンドに即した機器をシンプルな構成で提案していくことが、今後のミッションであると考えています。
■ご協力
TD SYNNEX株式会社
ホームページ: https://jp.tdsynnex.com/