ニュースリリース
5メガピクセル対応の医療機器として国内初となる画像診断用モニターを発売
2024年11月28日
EIZO株式会社(本社:石川県白山市、代表取締役社長 COO:恵比寿 正樹)は、医療機器として5メガピクセル対応の21.3型画像診断用モニター 「RadiForce RX570DD(以下RX570DD)」を2024年12月19日に発売します。価格はオープン価格※1です。 ※1 オープン価格の製品は標準価格を定めていません。 |
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1. 概要
RX570DDは、マンモグラフィ(乳房X線)やブレストトモシンセシス(乳房3Dマンモグラフィ)、乳房MRI、CTなどの検査画像を表示して医師が診断を行うためのモニターです。PMDA※2に医療機器製造販売届出を行い、国内で初めて※35メガピクセル対応の「GSDF※4キャリブレーション※5機能付き画像診断用ディスプレイ」として受理されました。
※2 PMDA(Pharmaceuticals and Medical Devices Agency)は、医薬品・医療機器などの承認審査・安全対策・健康被害救済の3つの業務を行う独立行政法人 医薬品医療機器総合機構です。
※3 2024年11月28日時点、当社調べ。
※4 GSDF(Grayscale Standard Display Function:グレースケール標準表示関数)は、表示を標準化するための輝度階調特性です。
※5 キャリブレーションは、計測システムを用いて、モニターの表示をある決められた目標値に正しく調整することを指します。
2. 背景
厚生労働省告示第240号、241号、242号(令和6年7月8日)により、『GSDFキャリブレーション機能付き画像診断用ディスプレイ』が一般医療機器に新たに分類され、特定保守管理医療機器に指定されました。
当社は2002年から、100%自社開発・生産の強みを活かし、信頼性の高い医用モニターを提供しています。また、導入時・導入後のモニター表示性能の確認・維持管理のためのソフトウェア提案や、保守・運用サポートも行っています。この医療現場における実績と経験を活かし、医療機器として「画像診断用モニター」の迅速な製品化を進めています。10月16日に受理されたRX370DDに続き、今回発表のRX570DDは2機種目の「画像診断用モニター」になります。
3. RX570DDの主な特長
■GSDFキャリブレーション機能搭載
「特定保守管理医療機器」となる画像診断用モニターは、階調特性をGSDFにキャリブレーションする機能を持つものと定義されています。RX570DDは、工場で1台ずつGSDFに準拠するよう調整、出荷します。モニター使用開始後は、内蔵キャリブレーションセンサーと同梱の品質管理ソフトウェアで定期的なキャリブレーションを行うことで、経年変化を補正できます。
■5メガピクセルの高解像度、高輝度、高精細表示が可能
RX570DDはカラーモニターでありながら1200cd/m²の高輝度化を実現。高い表示性能が求められるマンモグラフィやブレストトモシンセシスのモノクロ画像を鮮明に表示します。解像度5メガピクセル(横2048×縦2560ピクセル、約524万画素)、画素ピッチ(画素一つひとつのサイズ)0.165mmにより、マンモグラフィの高解像度、高精細表示が可能です。
その他にも以下のような、医療現場で必要な性能と機能を備えています。
- 10bit(1,024階調)の多階調表示により、医用画像の微妙な陰影や濃淡を再現
- 表示画面上の輝度均一性を向上
- 同一画面内のモノクロとカラーをピクセルごとに自動判別し、それぞれ最適な階調で表示
医療関係者向け製品情報ページ
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