手術・内視鏡用モニター事業を強化～EIZOブランド新ラインナップ第1弾、3Dモデル発売～

ニュースリリース

手術・内視鏡用モニター事業を強化～EIZOブランド新ラインナップ第1弾、3Dモデル発売～

2017年6月15日

　EIZO株式会社（本社：石川県白山市、代表取締役社長：実盛祥隆）は、同社ブランドでは初の手術用3Dモニター2機種、26型「CuratOR EX2620-3D」を2017年8月21日に、31.5型「CuratOR EX3220-3D」を2017年11月15日に発売^※。これを皮切りに、手術室及び内視鏡用モニター事業の一層の強化を図ります。

※価格は共にオープン価格（オープン価格の製品は標準価格を定めていません）

1．概要

　当社は2016年7月に、パナソニックヘルスケア株式会社の手術・内視鏡用モニター事業を買収。同社製の手術・内視鏡用モニターの販売を行うとともに、両社の技術を融合し、更に進化した手術用モニターの開発に取り組んできました。

　今回発売の「EX2620-3D」と「EX3220-3D」は、この取り組みを通じて開発された、EIZOブランド初の手術用3Dモニターです。高輝度、高コントラストな3D映像表示が可能であり、さらに、手術室の安全性、衛生面に配慮したフルフラットデザインを採用しています。

　なお現在、4K（3840×2160）解像度の3Dモニターを初めとした、異なる解像度やサイズの手術用モニターの開発も進めております。今回の自社開発製品の発売を皮切りに、今後とも手術用及び内視鏡用モニターの新たな製品ラインナップを拡充し、当市場におけるユーザーの多様化するニーズにより柔軟に応え、事業の一層の強化を図ります。

2．詳細

奥行き感・立体感が求められる高精細な3D手術映像を忠実に再現

　発光効率の優れたLEDバックライト搭載パネルを使用し、「EX2620-3D」は高輝度580 cd/m²、高コントラスト比1400:1、「EX3220-3D」は高輝度650 cd/m²、高コントラスト比1400:1を実現しました。さらにフルHD（1920×1080）解像度対応で、内視鏡や手術顕微鏡など奥行き感、立体感が求められる高精細な3D手術映像を忠実に再現します。

製品品番	パネルサイズ	輝度	コントラスト比	解像度
EX2620-3D	26.0型	580 cd/m²	1400:1	フルHD（1920×1080）
EX3220-3D	31.5型	650 cd/m²	1400:1	フルHD（1920×1080）

映り込みを和らげ、高い視認性を確保

　液晶モニターの画面の映り込みは、画面を照らす外光が屈折率の異なる空気層やガラスを透過する際に発生する光の反射です。

　「EX2620-3D」と「EX3220-3D」は、液晶パネルと表面の保護ガラスを貼り合せるオプティカルボンディング加工を施しており、光の屈折率を最小限に抑え、目障りになる画面の映り込みを和らげています。

　これにより、医師の手元が見やすいように照明が明るい手術室で使用する場合でも、コントラスト比の低下を防ぎ、視認性の高い映像を再現します。

安全性、衛生面に配慮したフルフラットデザイン

　手術室に設置された多くの医療機器や装置は、手術内容に応じて並び替えが行われます。その際の医療スタッフの安全性を考慮し、EIZOの手術用モニターは角のない丸みを帯びたデザインを採用しています。

　また当製品は前面が保護ガラスに覆われたフルフラットデザインで、防塵・防水等級はモニター前面：IP45、全体：IP32を実現。さらに、ファンレス設計で通風孔のないデザインのため、清掃や消毒が簡単に行えます。ケーブルカバー装備でケーブル類もすっきり収納できるなど、手術室の安全性、衛生面に配慮しています。

CuratOR EX3220-3Dの製品情報