2014年1月8日
1.概要
EIZO株式会社(本社:石川県白山市、代表取締役社長:実盛 祥隆)は、各国の船級の要件を満たす信頼性や耐久性を備えた、電子海図表示装置(ECDIS)向けの65cm(25.5)型カラー液晶モニター「DuraVision FDU2602W」及びタッチパネル装着カラー液晶モニターの「DuraVision FDU2602WT」を2月14日に発売します。(価格はオープン※)
- オープン価格の商品は標準価格を定めていません。
DuraVision FDU2602W及びFDU2602WTは、船舶搭載用途として求められる耐熱、耐振、防塵・防滴(IP65準拠)性能を備えた高信頼性の液晶モニターです。各国の舶用機器の規格である船級の要件を満たしており、NK(日本)はじめ、LR(イギリス)、ABS(アメリカ)、DNV(ノルウェー)、BV(フランス)、GL(ドイツ)、RINA(イタリア)、CCS(中国)、KR(韓国)と主要な船級を順次取得する予定です。 |
また、当社では今年2月に液晶モニターの表示視認性や画面の耐久性を向上するオプティカルボンディング加工の設備導入を予定しており、将来的にDuraVision FDU2602W及びFDU2602WTにおいてもオプティカルボンディング加工のオプションを用意します。オプティカルボンディング加工によって、船舶での使用に適した、より高い表示視認性と製品耐久性を実現します。
オプティカルボンディングとは
液晶モニターの映像表示部分である「液晶モジュール」と、画面表面に装着されるクリアパネルやタッチパネルとの間にできる隙間(空気層)を光学弾性樹脂で埋めて貼り合せる技術です。光の屈折率が大きく異なる空気層が無くなるため、透過光の反射を抑制できます。
反射の抑制により、モニター表示はよりクリアになり、画面への外光の映り込みは低減されるため、表示の視認性が向上します。また、液晶面を樹脂で密閉するため、衝撃や摩耗、異物の侵入などへの耐性も向上できます。
■透過性(表示のクリアさ)を向上 |
■外光反射(映り込み)を抑制 |
2.その他の特長
- 24時間連続使用が可能で、3年間の長期保証を実現
- デジタル入力(DVI-D)とアナログ入出力(D-Sub 15ピン各1系統)を搭載
- AC電源入力(コネクタ、端子台各1系統)とDC電源入力(端子台)に対応
- 製品前面からねじ留めだけで取付けできる組込用途に適した設計
- 1台ごとに輝度、ガンマ、色度を調整した個体差の少ない均一表示
- 駆動部のファンは簡単に取り替え修理が行える長寿命設計
- 埃や水滴による誤反応が少ない投影型静電容量方式を採用(FDU2602WT)
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5点のマルチタッチに対応(FDU2602WT)
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