EIZOのクリエイター向けモニターColorEdgeを実際に使用していただきました。
原田ちあき
9/1生まれ、24歳、大阪在住。フリーランスの絵かき・漫画家。
職業は自称「よいこのための悪口メーカー」。
絵を描いたり寝たりして生きています。たまにうどんを食べたり病気になったりもします。独特の世界観で、漫画以外にも幅広く活躍中。
https://twitter.com/cchhiiaakkii
↑原田さんが販売しているグッズの一部
・記載内容は掲載した2015年12月時点の情報です。
私の仕事は大きく分けて2つあります。まず1つはオリジナル漫画配信サービス「GANMA!」で毎週執筆しています。それ以外にはイラストレーターでもあるので、東京や大阪で定期的に個展を開催したり、ヴィレッジヴァンガードでオリジナルグッズを販売したりしています。
それらの作品を作る際のデジタルとアナログの割合は、もちろん作品の種類によっても異なりますが、最近ではデジタルで作ることが主流になりましたね。
今、毎週GANMA!で執筆しているマンガはアプリ配信になるのでもちろんデジタルですが、数年前までは手書きのアナログで作品作りをすることがほとんどだったので、今思うとけっこう大変でした。
個展は1点ものが多いので、今でも直接手書きをするアナログでの作業が多いんですよ。ただその作品をグッズ化するためのデザイン起こしは、やはりデジタルになります。
制作手順としては「手書き→スキャン→補正→色付け(psd)」で、私は数年前に買ったノートPCで作業しているので、画面も狭いし、結構大変なんです。
その中でも色付けには以前から苦労していました。思うように色が出せない...、理想の色と違う...、なんてことが当たり前でした。
でも今回ColorEdgeを使ってみて感動したんです!
まずは設定がとにかく簡単!「デスクの上に設置→コード接続→色設定」のたった3ステップで私でも楽にできちゃいました。「キャリブレーションセンサー」も初めて使いましたがこんな便利なものがあることさえ知らなかったので、衝撃でした。
初めからセンサーもセットになっているなんて、いいですね。また、Web用の色合わせと、印刷物用の色合わせが、ボタンクリックですぐできるのに感激しました。どうして今までこの存在を知らなかったんだろう...って後悔しました。
今まで「色」に関しては諦めていたというか、余り意識してこなかったんですけど、印刷物やWeb、それぞれで思い通りの色が出る
ColorEdgeを今回使ってみて、制作物の色に関する意識が高まったし、理想の色が出せることが本当に嬉しかったです。
色の出方に関して今まで苦労してきた人、知らずに諦めていた人、まだ若い漫画家やイラストレーターにはぜひ教えてあげたいです。
あと、EIZOのWebサイトにも紹介があったプロのカメラマンやクリエイターにも使ってもらいたいですね。自分の中でイメージしている色がきちんと出てくれたときの感動は病みつきになりますよ。
正直なところ私はスマホが得意であっても、パソコンなどのデジタル機器は苦手でずっと避けてきたんです。でもこんなに手軽に設定ができて、いい作品を生み出すことができるなら、これからはもっと道具にこだわっていきたいなと思いました。もっともっと自分にしか作り出せないいい作品を生み出すためにも!
今回のインタビュー記念に、GANMA!で連載中の「原田ちあきの挙動不審日記」の番外編を描いていただきました。