2024年12月19日更新
IPカメラとDuraVision IPデコーダ(IPデコーディングボックス、IPモニター)の互換性についてご案内します。
■対象機種
- システムソフトウェアVer.6搭載IPデコーダ(DX0212-IP、FDF2712W-IP、FDF2312W-IP)
- システムソフトウェアVer.5搭載IPデコーダ(DX0211-IP、FDF2711W-IP)
- システムソフトウェアVer.4搭載IPデコーダ(FDF4627W-IP、FDF2304W-IP)
互換性について
当社IPデコーダはカメラの映像表示、PTZ操作、設定変更に対応していますが、利用可能な機能は接続するカメラによって異なります。購入前に、利用予定の機能が動作するかどうか実機でご確認ください。なお、IPデコーダのシステムソフトウェアバージョン(Ver.4~6)によっても違いがありますので、複数バージョンのIPデコーダを使用する場合は、カメラと各バージョンのIPデコーダを組み合わせての検証をお願いします。
注意事項①
パナソニック社のインテグレーテッドカメラとIPデコーダとの組み合わせにおいて、互換性問題が見つかっています。
こちらのFAQを参照してください。
注意事項②
一部のカメラとシステムソフトウェアVer.4搭載のIPデコーダとの組み合わせにおいて、映像表示に関する致命的な問題が見つかっており、映像の表示位置が入替わる、あるいは映像が他の映像内に重ねて表示されるなど、表示位置が不安定になります。この問題は、カメラに搭載されているデバイスとIPデコーダの相性問題に起因するもので、解決策がありません。実機検証でこの問題が見つかった場合は、Ver.5またはVer.6のIPデコーダでの検証を検討してください。
例)操作していないが、映像の表示位置が入替わり、同じカメラ映像が2面に表示される
■当社が把握している症状が発生するカメラ
・Panasonic:X8570、S4150、WV-S15*0シリーズ、WV-S22*0シリーズ、WV-S25*0シリーズ
・エレコム / DXアンテナ / デルカテック:CNE3CPZ1、CNE3CBF1、CNE3CDZ1、CNE3CDF1、CNE3CBZ1
注意事項③
i-PRO社が取り扱うACTi社のアナログエンコーダとIPデコーダとの組み合わせにおいて、エンコーダを登録できない、また登録しても画像が正しく表示されない問題が見つかっています。
・Ver.6搭載IPデコーダ:IPデコーダにシステムソフトウェアVer.6.20以降を適用し、エンコーダの「RTP B2 Frame」設定を無効にすることで問題を解決できます。当社が検証したエンコーダは互換性評価結果の「ACTi (i-PRO)」を参照してください。
・Ver.4~5搭載IPデコーダ:こちらのFAQを参照してください。
互換性評価結果
当内容は、当社が独自に実施した互換性評価結果です。実際のユーザーの環境での互換性を保証するものではありません。
- H.265の評価を実施したカメラ: i-PRO (Ver.6)、Panasonic i-PRO EXTREME (Ver.5)、AXIS (VAPIX) (Ver.6)、Canon (Ver.6)、JVC (Ver.6)、MITSUBISHI (Ver.6)、TOA (Ver.5、6)
- ジョイスティックモードの評価を実施したPTZカメラ: i-PRO (Ver.6)、Panasonic i-PRO EXTREME (Ver.5)、AXIS (VAPIX) (Ver.5、6)