12メガピクセルで実現する真のマルチモダリティビューイング
宇都宮セントラルクリニックでは、これまで、高解像度8メガピクセル対応、31.1型カラーモニターRadiForce RX850等をお使いいただいておりましたが、この度12メガピクセル対応、30.9型カラーモニターRadiForce RX1270を導入されました。同クリニックの理事で放射線科医の佐藤 俊彦先生に導入後の違いや効果などをお伺いしました。 宇都宮セントラルクリニックは1997年の開院以来、常に最先端の画像診断を提供しています。3T-MRIやPET-CT等の最先端のモダリティをいち早く導入し、がんの臨床および予防医療に応用しています。そして、2007年からは、3T-MRIを栃木県内で初めて導入し、高精度なMR診療を提供してまいりました。 2013年12月にはブレストセンターをオープンしました。3D超音波装置と3Dトモシンセシスタイプのマンモグラフィ装置を導入し、精度が高く痛みの少ない乳がん検診と乳腺外来診療を行っています。 |
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医療法人DIC 宇都宮セントラルクリニック 理事 佐藤俊彦 氏 |
12メガピクセルモニターの導入理由
これまでは8メガピクセルモニターのRX840-MG、RX850を使用していました。当院ではCT、PET-CT、マンモグラフィ、超音波装置など、カラー画像を含む、多くのモダリティの画像を読影し、診断しています。さまざまな種類の画像を見るために、特定用途のビューワーではなく、マルチモダリティ画像に対応したユニバーサルなビューワーを活用しています。これまでもRX850でこれらの画像を読影してきましたが、縦の解像度が小さいのが悩みでした。マンモグラフィを表示する際に拡大表示をさせないと全体が見えないこと、またRX850では日本乳がん検診精度管理中央機構の認定が得られていない点が不足点と感じていました。
この度、RX1270の紹介を受け、12メガピクセルの大きな解像度、RX850に比べて縦方向に拡大した画面を見て、このモニターこそ、すべての種類の画像を一度に診ることができる、ユニバーサルなビューワーのためのモニターだと思いました。
導入した効果
これまでもRX850でマンモグラフィと超音波やPET-CTとCT画像など、モノクロとカラー、複数モダリティが混在する構成で読影していましたが、RX1270になり、マンモグラフィ等の縦長の画像を拡大することなく表示することができ、非常に効率的に表示できるようになりました。 また、RX1270を用いて患者様への説明を行うと、画像を大きく表示できるため、説明もしやすくなりました。 RX1270は画面の輝度も高く、明るい読影環境でも十分に読影することができます。また最近は換気のために読影室や診察室のドアを閉め切ることが難しい状況ですが、RX1270は輝度が充分あり、反射を抑えた表面処理になっているため、外からの光が画面に映り込むことも無く、快適に読影ができています。 |
私はさまざまなモダリティの画像を一度に見るためにはユニバーサルなビューワーと1画面のワイドモニターが重要と考え、EIZOがワイドモニターRX840-MGをリリースした当初からワイドモニターを使用していますが、RX1270は今まで使用してきたモニターより枠が非常に細くなり、読影しやすくなりましたね。 RX1270はさまざまな画像を診るためのユニバーサルなビューワーには無くてはならない、マルチモダリティモニターといえるでしょう。 |
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