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慶應義塾大学メディアセンター 様

 

導入製品


 

慶應義塾大学メディアセンター外観
慶應義塾大学メディアセンター外観

 

 貴重書・古書・美術品の内容を画像データとして保存し、正確に後世へ残す手段として近年注目が集まっているデジタルアーカイブ。慶應義塾大学メディアセンターは、そのデジタルアーカイブ推進の一翼を担っています。

 デジタルアーカイブにおいては、文書の内容だけでなく、書物の色合いや表面の状態などの情報も重要な要素となるため、資料に忠実なデータを保存するには、 適切な環境で画像を評価する必要があります。そういった繊細な作業の現場で、当社のColorEdgeは活躍しています。

 慶應義塾大学メディアセンターで、デジタルアーカイブ作業にColorEdgeを使用されている方にお話を伺いました。

左から村松氏、岸氏、入江氏
左から村松氏、岸氏、入江氏

現在のColorEdgeの使用状況を教えてください。

入江氏:現在、撮影スタジオと編集室にColorEdgeを導入しており、スタジオでは撮影データ参照、編集室ではデータ保存前の校正を行っています。   入江氏
慶應義塾大学
メディアセンター本部 電子情報環境担当
課長 入江 伸 氏

 

ColorEdgeを導入いただいた経緯を教えてください。

入江氏:初めてColorEdgeを導入したのは、CRTモニターから液晶モニターへ移行している時期でした。リプレイスに際し、黒の締り具合など性能面で不安に思うことも多くありましたので、複数社の液晶モニターで検証を行い、最も色表現能力に優れていたColorEdgeを選びました。当初はスクエアモニターを採用していましたが、現在はワイドモニターに変更し、使用を続けています。

実際にColorEdgeを使ってみて、どのような点が優れていると感じますか?

岸氏:モニターを複数台並べて使うため、モニター間の色のマッチングも重要となります。ColorEdgeは、キャリブレーションをきちんと行っていれば、個体差をある一定の範囲内に収めることができるため、機器間の違いを意識することなく作業することができます。
また、色温度や輝度が低い設定でも色ムラや色カブリなどがほとんど見られない点でも、一般的なモニターとColorEdgeの違いを顕著に感じられます。階調表現の点でも、階調飛びなどの破綻が生じる事が無く再現されているので、撮影の際に使用するストロボの光の具合、照明ムラのチェックもしやすくなりました。少しの違いでも画面でしっかり判別できます。全体的に作業効率が向上しているように感じますね。
 
  岸氏
株式会社カロワークス 岸 氏

 

村松氏:印刷の色域への対応が必須となるため、Adobe RGBの広色域で表示できることは重要です。色が最もシビアに評価される保存時の作業においては、特に大きなメリットだと考えています。また、私は内蔵センサーによる自動再調整機能も活用しています。モニター管理の手間を削減できるので、助かっています。
 
  村松氏
株式会社カロワークス 村松 氏

 

撮影スタジオの様子 書物とモニター画面がマッチングした様子
撮影スタジオの様子 書物とモニター画面がマッチングした様子

デジタルアーカイブのワークフロー以外で、ColorEdgeが展開できるところはありますか?

村松氏:私たちがColorEdgeを使って、マッチングされた環境で撮影・保存のワークフローを終えても、最終的に閲覧に使われるモニターが未調整の場合には、それまでの作業の意味が薄れてしまいます。そのため、博物館・図書館などに配備されているデジタルアーカイブの閲覧スペースにも、ColorEdgeが普及してほしいと思います。特に、研究資料としてアーカイブ画像を扱う研究機関には、率先して導入を進めてほしいと思っています。少しずつでよいので、しっかりと色が評価できる環境が整備されていってほしいと思います。

デジタルアーカイブに関わらず色評価の環境について、今後どのように変わっていくべきと考えますか?

入江氏:デジタル画像のアウトプット環境の統一が望まれます。現状ですと、モニターによって色や階調の特性が違っており閲覧するモニターによって見える色が違っています。Adobe RGBが必要ない状況であれば、sRGBでも構わないので、必要な色域で、統一されることが望ましいです。単純に色評価に適したモニターを使うことを推薦するだけでなく、環境光等の設定なども含めた「モニターで色を見る環境を作成する」という提案を全国的に進めることができればよいですね。

 

■ご協力

慶應義塾大学メディアセンター
ホームページ : http://www.lib.keio.ac.jp/jp/

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