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ビジネス・エンタープライズ

富士フイルム株式会社 デザインセンター 様

富士フイルム株式会社

洗練された空間にノイズレスなEIZOモニターがマッチ
大画面4Kモニターが業務効率化とデザイナーのコミュニケーションを促進

富士フイルム株式会社 デザインセンター

 富士フイルム株式会社 デザインセンターは、富士フイルムグループの製品・サービスに関するデザイン開発をインハウスで担っている組織です。2023年5月、デザインセンターの新拠点「CLAY(クレイ)スタジオ」と、IT開発部門の新拠点「ITs(イッツ)スタジオ」の2拠点から成る「FUJIFILM Creative Village」が新設されました。本拠点は、同社デザインセンターがコンセプト作りから建築、空間デザイン、什器までを手掛けており、2023年度の「グッドデザイン賞」を受賞されました。
 今回、デザインセンターの新拠点「CLAY」に、31.5型4KモニターFlexScan EV3285を86台導入いただきました。選定理由や導入の効果をご担当者に伺いました。

舌 慎介 氏
デザインセンター ソリューションデザイングループ
デザインマネージャー
舌 慎介 氏

 

モニターの選定には洗練されたスタジオ空間にマッチするデザイン性を重視し、機能的かつノイズレスな造形のEIZOモニターを採用

モニターの選定には洗練されたスタジオ空間にマッチするデザイン性を重視し、 機能的かつノイズレスな造形のEIZOモニターを採用

 デザインセンターでは、富士フイルムグループの幅広い事業分野の製品・サービスに関するデザインを行っています。一口にデザインと言っても、カメラや医療機器のプロダクトデザイン、UIデザイン、パッケージやロゴなどのグラフィックデザインのみならず、顧客のワークフローを観察し、業務改善の課題を見つけてデザインに反映するCX(カスタマーエクスペリエンス)デザインや、富士フイルムが保有する技術の新規用途・未来シナリオのデザインまで、多岐に渡ります。

 デザインセンターの新拠点「CLAY(クレイ)」は、コンセプトや空間デザインだけでなく、そこに調和する什器や機器のデザイン性にもこだわっています。新しいモニターの選定にあたっても、スペックはもちろん、デザインセンターの掲げる「誠実なデザイン」のフィロソフィーに沿う、奇をてらわないシンプルかつ機能的なデザインであることを重視しました。選定時はさまざまなメーカーのモニターを取り寄せて実物を確認し、最終的に、機能的かつベゼル幅がスリムでノイズレスな造形のEIZOモニターに行きつきました。
 機種は、「CLAY」の広い空間に対して大きさのバランスが取れ、かつ大画面高解像度で作業効率をアップできるように31.5型4KのEV3285を選定しました。また、モニターの筐体色はブラックで統一し、黒を基調とした空間のデザイン性にマッチすることにもこだわりました。

 EV3285はUSB Type-C端子を搭載しているので、ノートPCとモニターをUSB Type-Cケーブル1本で接続するだけで、映像表示とUSB信号の伝送、ノートPCの電源供給まで行えます。デスク周りがケーブルで煩雑になるという問題も解消され、すっきりとしたデスク周りが実現できました。デザインセンターはスタジオのデザイン性も大事にしていますので、シンプルなケーブル配線で机上を綺麗にできたことは大変好評です。
 

31.5型の大画面がデザイナー間のコミュニケーションを促進

31.5型の大画面がデザイナー間のコミュニケーションを促進

 デザイン業務は現物や画面を見ながらディスカッションする状況も多く、そのやり取りがデザインを決定するまでの過程でとても重要です。そこで、「CLAY」は「社員間でコミュニケーションをしっかりとる」というコンセプトを大事にして設計しています。例えば、デザイナー同士が一緒に座りながらディスカッションできるように幅が1.5mある広いデスクを採用しています。以前はEIZOの27型モニターを使用していましたが、今回さらに大きい31.5型のEV3285を選定したことで、2~3人のデザイナーが個人席に集まって同じ画面を見ながら、気軽にディスカッションができるようになりました。またあえて別分野のデザイナーと隣同士となるような座席にして、分野の枠を超えたアドバイスやコミュニケーションを自然発生させる工夫をしており、今までの自分にない新しい視点を与えてくれます。
 

大画面4Kモニターに複数の制作ソフトウェアや情報を同時表示
デザイン制作業務の効率が大幅にアップ

大画面4Kモニターに複数の制作ソフトウェアや情報を同時表示

 デザイン設計は基本的にモニター上で行います。そのため、モニターはどのデザイン分野でも多くの情報を表示できるものが好まれます。例えばUIデザイナーはUI設計時に仕様書や設計ツールなどのさまざまな情報に関連するウインドウを同時に見ながら作業します。また、プロダクトデザイナーは使用する3Dモデリング用ソフトウェアのツール操作が複雑ですし、アイコンも多数あります。今回導入したEV3285は、31.5型の大画面に4K高解像度を表示できる、まさにデザイナーが求めていたモニターでした。
 EV3285を使用してまず驚いたことは、作業領域がとても広くなったことです。私はグラフィックデザインを主に担当していますが、今までは複数の制作ソフトウェアを使用する際に、ウインドウを切替えながら作業していたところを、同じ画面に表示しながら作業できるようになったことが画期的でした。そして、画質も高精細で非常に綺麗です。

 また、モニターの昇降幅も広いので、画面位置を高く調整してノートPCをその下に配置することで、省スペースにマルチモニター環境を構築できます。EV3285をメイン画面にして作業し、ノートPCにはスケジュール等を表示してサブ画面として使うことができます。表示できる情報量が増えたことで、作業がとてもスムーズになりました。デザイナー以外の管理部門の社員からも、スプレッドシートの表示や請求書処理などの業務において作業がしやすくなり、喜びの声があがっています。
 

数々のプロクリエイターが愛用する安心のEIZOブランド

 以前からEIZOモニターを使っていますが、目や身体の疲労を感じることはほとんどなく、安心して使い続けています。画面のちらつきを抑える調光方式や、ブルーライトカット、周囲の明るさに応じて画面の明るさを変える機能など、目にやさしい設計のおかげで知らず知らずのうちに疲労が軽減されているのだと感じています。気づかないほどの自然さというのはいいことで、デザインの観点からもベストな形だと思います。

 また、グラフィック系デザイン事務所や、フォトスタジオの多くはEIZOモニターを使用しているイメージがあり、プロフェッショナルが愛用するモニターといえばEIZOという認識があります。個体差として生じる品質のばらつきが小さい、色の再現性が高い、といった技術的な裏付けがあり愛用されているのだと思います。今回、良い環境を整えるために良いものを使いたいとも考えてEIZOモニターを選定し、安心して導入することができました。納期に関しても柔軟にご対応いただき大変助かりました。
 

デザインセンターの今後の展望

 デザインセンターが担うデザイン領域はさらに広がっており、富士フイルム製品・技術の新しい用途やビジネスを考えることや、今まで誰も体感したことのない価値をゼロから作り上げることも仕事になってきています。
 今後も「CLAY」が社内の事業部や研究所、社外のパートナー・お客様とのハブとなってコミュニケーションを活発にさせ、さらに新しい価値や体験をデザインし、世の中のステークホルダーの皆様に貢献することを目指していきます。EIZOには高品質なプロダクトの提供を続けていただき、デザインセンターが目指す理想像の実現を手助けいただければと思います。

富士フイルム株式会社 デザインセンター

 

■ご協力
富士フイルム株式会社 デザインセンター
ホームページ:https://design.fujifilm.com/ja/#!/top/


 

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