2014年4月17日
1.概要
EIZO株式会社(本社:石川県白山市、代表取締役社長:実盛 祥隆)は、24.1型カラーマネージメント液晶モニター「ColorEdge(カラーエッジ) CG247」および「ColorEdge CX241」を2014年4月24日に発売します。価格はいずれもオープン価格です※1。
ColorEdge CG247とCX241はそれぞれ従来機種CG246、CX240の後継です。性能が向上した点として、両機種ともAdobe RGBカバー率99%のIPSパネルを採用し、広色域データの忠実な再現が可能です。また、従来機種では1920×1080解像度までに限られていたHDMI入力時も含め、3系統全ての入力端子で1920×1200表示に対応しています。さらに、広色域LEDバックライトを採用することで、消費電力を抑えており、冷却用のファンを使わない内部設計を実現しています。ColorEdge CG247(以下CG247)での標準消費電力はわずか32W 、従来機種に比べ22%削減しています。 |
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CG247は、ワークフローで厳密な色の管理と運用が求められる、映像制作市場、プロフェッショナルフォト、プリプレスをターゲットにしており、キャリブレーション※2を行えるセンサーを内蔵しています。ColorEdge CX241(以下CX241)は、デザインやデジタルフォト、研究開発など、正確な色の表示が求められる市場をターゲットにしており、キャリブレーションした調整結果やプリセットのカラーモードを再調整できる「コレクションセンサー」を内蔵しています。
従来機種同様に、滑らかな階調表現、画面の均一表示、すばやい表示安定など、ColorEdgeの優れた基本性能を搭載。CG247は映像制作に特化した機能を付加し、CX241は用途に合わせて選べる3つのモデルを用意しています。対応したColorEdge専用の調整ソフトウェア(ColorNavigator 6、ColorNavigator NX、ColorNavigator Elements)を使って、正確で適切な画面表示に調整でき、それを保つための再調整を自動実施します。
また、デスクライト「Z-80pro-EIZO」も、2014年5月27日に発売します。印刷物の評価に適した標準光源5000Kを採用した、Ra※397の高演色LEDスタンド(山田照明株式会社と共同開発製品)で、印刷物を見る際に、カラーマッチングに適切な環境を提供します。 当社は、これらの発売を通し、グラフィックスユーザーのさらに幅広いニーズに対応し、カラーマネージメント環境構築をサポートしていきます。 |
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※1 オープン価格の商品は標準価格を定めていません。
【参考価格】EIZOダイレクト販売価格
CG247(ColorNavigator付属モデル):174,800円(税込)、CX241-CNX(ColorNavigator、EX2付属モデル):123,000円(税込)、CX241-CN(ColorNavigator付属モデル):118,000円(税込)、CX241(ColorNavigator Elements付属モデル(ColorNavigator 6有償アクセサリ対応)):113,000円(税込)、Z-80pro-EIZO:38,000円(税込)
※2 キャリブレーションとは・・・モニターをキャリブレーションセンサーで測定し、目標値に沿って画面表示されるよう表示校正すること。
※3 Ra(平均演色評価数)とは・・・基準光 (自然光、太陽光)での見え方を100としたときの、その蛍光管での色の見え方の指数を表したもの。100に近いほど太陽光下での色に近く、演色性に優れる。
2.新製品の主な特長
Adobe RGBカバー率99%、DCIカバー率95%の広色域表示sRGB相当の一般的なモニターでは再現しきれない鮮やかなAdobe RGB色域のデータも正しく表示できます。また、印刷業界の標準色JMPAカラー、Japan Colorも再現し、映像制作で使われるDCI規格も95%カバー。制作段階から仕上がりの色味をモニター上で確認でき、スムーズな作業進行をサポートします。 |
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画面表面のぎらつきが少ないIPSパネルの採用
IPSパネルの採用で、角度によって白浮きや色変化しにくく、同じイメージを共有できます。また、画面表面のぎらつきが少ないパネルを採用しました。
DVI、DisplayPort、HDMIの豊富な3系統入力で1920×1200解像度表示
全入力ポートで1920×1200表示に対応。USBアップストリームも2系統搭載しているので、2台のPCを使用する場合も、ケーブルをつなぎ替えることなくキャリブレーションできます。また、Mini DisplayPort~DisplayPortケーブルを付属し、Thunderbolt/Mini DisplayPort出力付きのMacユーザーもケーブルを追加購入する必要がありません。また、HDMI入力ではI/P変換に対応しているため、デジタルカメラを直接接続し、ちらつきなく撮影画像をプレビューできます。
広色域LEDバックライト搭載で標準消費電力を削減
色再現性能の高いLEDバックライトを搭載。標準消費電力はCG247でわずか32W、従来機種に比べ22%削減し、節電、省コストに貢献します。また、画面の温度上昇も抑えられ、冷却用のファンを使わない内部設計を実現しています。LEDバックライトは水銀の含有がなく、廃棄時の環境負荷を低減します。
用途・ユーザー環境に合わせて選べる豊富なラインナップ
CX241は3モデルを用意。「CX241-CNX」は、標準で専用のカラーマネージメントソフトウェアColorNavigator 6と専用キャリブレーションセンサーEX2を付属。すぐにモニターキャリブレーションを始められます。「CX241-CN」は、ColorNavigator 6のみ付属しており、既にColorNavigator 6に対応したセンサーを所有する方向けです。一方、「CX241」は、ColorNavigator 6はオプション対応となりますが、専用の簡易カラーマッチングソフトウェアColorNavigator Elementsを付属します。
※4 ColorNavigator 6、ColorNavigator NXの利用には、別途ライセンスパックの購入が必要です。
※5 別売りでセンサーを用意しています。
※6 EIZO Webサイトから無償でダウンロードし使用できますが、ColorNavigator 6の使用を推奨します。
内蔵のセンサーが自動で再調整を実施
常に適した表示を保つためには、定期的な再調整が必要です。CG247とCX241は、内蔵のセンサーを使い、あらかじめ設定したタイミングに自動で、調整結果やプリセットのカラーモードを再調整できます。従来機種CX240では、モニター単体でプリセットのカラーモードの補正ができませんでしたが、CX241では内蔵のコレクションセンサーを使って、常に正しいカラーモードを維持できます。
モニター管理者向け調整ソフトウェアも用意
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暗所での表示に強い引き締まった黒色表現
バックライトを常に点灯して画像表示する液晶モニターの特性上、難しかった黒色の表現力を向上。高コントラスト比で白浮きを抑えた引き締まった黒色を表示します。
個別調整で実現する、滑らかな階調表現
工場で1台ごとにRGB各色0~255のすべての階調を調整しています。理想のガンマ値になるよう、最も適した値を16bit-LUT(65281階調)を使って選択し、256階調に再割り当てします。これにより、モニターごとにばらつきのない、極めて滑らかな階調表現を実現しています。
電源を入れてからわずか7分※7で、すばやく表示を安定
モニターの電源を入れてからわずか7分で輝度、色度、階調特性が安定するように設計されています。短時間のうちに信頼できる表示で使用できます。
※7 当社測定条件によります。
環境に影響されずに画面の隅々まで均一に表示できる
映像制作向け専用機能を装備【CG247】
疲れ目の原因になりうる表示のちらつきが気になりにくい調光方式を採用
液晶パネルも含めたフル5年間保証(使用時間は30,000 時間以内)
- 画面はハメコミ合成です。
- 資料内の画像・説明図はイメージです。
お問合せ先
【お客様からのお問合せ】
EIZOコンタクトセンター
TEL:0570-200-557 FAX:076-275-4128
【報道関係各位のお問合せ】
EIZO株式会社 企画部 販売促進課
TEL:076-277-6795 FAX:076-277-6796
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